昨日、地元の安房郡鋸南町で、灯篭流しを見に行ってきました。
灯篭流しは、テレビで観たことはあったけれど、実際観るのは初めてで、楽しみにしていました。
灯篭流しは、鋸南町の勝山地区で昔から行われているそうで、お盆の行事のひとつで、ご先祖様の名前を書いた灯篭を流すのだそうです。
実際行ってみると、いつもの街と違い、人で溢れていました。


会場は、幻想的な雰囲気につつまれ、どこか懐かしいような曲が流れ、大きな灯篭の炎がたくさんあり、、海岸に道を作っていました。その間を通り、灯篭を流す場所まで行きました。
私は見物に行ったので、もちろん灯篭は流さなかったのですが、地元の方々の思いが詰まった何百もの灯篭が、列を成し、流れていました。なんとも言い表せない雰囲気で会場は包まれていました。
ギャラリーたちは、思い思いに灯篭を眺め、カメラマンたちは、シャッターを押していました。
実は、私の気持ちはというと、とても複雑でした。
なぜなら、主人が商工会の一員として、この行事に参加していたのですが、歩いてきた道筋のどこにも見当たらないのです。どこにいるのだろう……?と探していたら、
海の中で発見!!!
なぜなら、主人は満潮と台風の影響のせいか、少し荒れて時折渦を巻く波で沈みかけた、昔の船着場らしき細く長い場所に立ち、観るに危ない堤防の最前線で灯篭を流していたのです。と言っても、ヒザ下くらいの波でしたが、暗くて両手に灯篭を持って歩くのには、危険に見えました。
というのも、持ってきた灯篭を流すのは、地元の方々ひとりひとりではなく、びしょぬれになった商工会の方々だったのです。
私は、あぶなーーーーーーーい!!!と、かわいそうで、観るに耐えませんでした。誰かかわってーーー!!!
と、心の中で叫び続けました。
が、頑張っている主人を見て、感動しました
誰かがやらなくてはいけないことを、そっせんしてやっているだろう姿、素敵でした
と、のろけてみたりして
それにしても、灯篭流しに見入りました。幻想的な雰囲気、私は嫌いではありません
少し離れた島で、灯篭の炎が揺れています

灯篭が群れをなし、流れていくところです
