サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

小規模美容店が高利益を挙げる経営法

2018-08-15 12:29:47 | 日記
◆経営の思想。
私は理容室・美容室・ブテックを経営して参りましたが、そこで追求したのは「繁盛させる経営」ではなく、『利益を高める経営』でした。

つまり、これから皆様に提言して参りますことは、私が実践した経営戦略の全てでございます。その実現のためには戦略・戦術が必要となります。

例えば「集客」一つにしても戦略・戦術が不可欠です。サロンの「永続的繁栄」を「集客活動」といったマメジメントの一部で達成できることではありません。

生涯顧客化の対象となり得る顧客層の「心理」を軽んじてはならないのです。そこにはサロン経営に取組む経営者としての「思想の確立」が求められます。
つまり、何のために創業したのか。「経営理念の確立」が不可欠となります。この経営理念こそが、自店の経営活動を方向付けする究極的な価値観となります。
現在はITの普及によって、あらゆる情報が簡単に入手できる時代です。しかし、その情報は自店の経営にとって価値があるのか、その軽重判断を的確に予測することは極めて重要です。
老舗の経営を研究していると必ず気付くことがあります。それは「職分に徹した思想」を営々と受け継いでいるところです。
その経営思想の土台を成しているのが論語に裏打ちされた商人道です。
商人道に次の箴言があります。
「富の主は天下の人々なり、決して粗末にするな」。
この精神が「おもてなし」を徹底する経営姿勢となっています。ここに老舗が繁栄を続ける精髄があると確信できます。
論語は2400年以上も経つ書物でありながら、現在に至っても多くの成功者が愛読していますが、その根拠は「時代を経ても変わらない普遍の法則」であるからです。
私が経営の支柱としたのも論語を基軸とした商人道の思想ですが、ここでは商人道を基にして述べて参ります。商人道とは、商人に必要な倫理を教え、実践を教化する思想です。
つまり、実践をもって真の知的認識を得るとされるもので、言わば実学です。そこには「職分の追及」といった経営姿勢によって営々と繁栄を続けています。
長い歴史を通して繁栄を続ける「老舗の経営」に学ぶことは、成功のコツを得る上で非常に役立ちます。
明日に続きます。

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