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我的愉快的日日

我的愉快的日日

楽しみな季節

2007-10-04 01:36:54 | 映画/ドラマ
えー、私は切り替えは早いのです。
10月は東京で大きな映画祭があるので、今はそのチケ取りで必死。とりあえず先行予約に申し込んでいるので、これで首尾よく希望の映画のチケットが取れればよいけど、ダメなら一般発売開始日に頑張らなくてはならない。

「映画祭期間中は忙しいので、お誘いにものれない」とあらかじめランチ友達にも宣言。「熱中できることがあって、いいねぇ」と言われたけど、これは素直に受け取っていいのかな?呆れられているのかな?でも他人にどう思われようと「そんなの関係ねぇ!!」なのである。

とにかくチケットさえ取れれば、あとはワクワクと楽しみに待つばかりなんだけどなー。もうしばらくはドキドキだな。

かもめ食堂

2007-06-11 18:33:00 | 映画/ドラマ
主婦友であり映画友達でもあるMちゃん1号からの情報で、近所の映画館で「かもめ食堂」がリバイバル上映されていると聞き、さっそく二人で行ってきた。
原作の雰囲気そのままの映画で、とってもよかった。何か事件が起こるわけでもなく、淡々と過ぎていく日々。芸達者な役者さん揃いだからこその面白さなのかな。
舞台はフィンランドのヘルシンキにある日本食を出す食堂。お店や厨房の北欧風の内装がとても素敵で、インテリア雑誌を眺めてうっとりするような気分をずっと味わっていた。特に厨房が素敵でねぇ。機能的で清潔で広々としたキッチンで、次々と手際よく作り出されるお料理、アップになったお鍋やフライパンからはなんだかいい匂いまでしてきそう。

今、インテリアへの興味がめちゃくちゃ高まっている時期だけに、あの厨房にはやられた。うちの狭い台所で、スペース的にも時間的にも限られた中で毎日ご飯を作るストレスを感じている自分を振り返り、「私だって、あんなに快適なキッチンがあれば、もう少し料理の意欲もわくかもしれん」などと考えていたら、映画を観終わってからMちゃんも「あんな風にゆーたりした気分でお料理できたらいいわよねぇ」とつぶやいていた。

原作といい映画といい、この「かもめ食堂」ってとっても気分が癒されるのは確かなんだけど、主婦にとってはちょっぴり切ない気分にもさせられる罪なお話でもあるのよねぇ。

WOWOWのイメキャラ

2007-03-09 17:17:38 | 映画/ドラマ
WOWOWのアカデミー賞やグラミー賞関連番組でメインパーソナリティを務めた某タレントが、今度はWOWOWのイメージキャラクターに起用されたそうな。(nikkansport
その理由が上記番組への出演により「映画に興味のない視聴者を開拓した」からだって。私はそのアカデミー賞関連番組は観ていないけど、私の周囲の映画好きの人や映画関係のブログでは、この方のパーソナリティぶりにはブーイングだったけど。「なぜもっと映画のことがわかっている人間にしないのか?」と。
このタレントを全否定するわけではなく、ただ人には得意不得意があるだろうし、「適材適所」という言葉もあるだろうにと思った次第。

映画好きにソッポを向かれてでも、「映画に興味のない視聴者を開拓」することの方が大事なのか?なんだかなぁ。まあイメージキャラクターならいいのかな。

ホテル ビーナス

2007-01-19 19:52:44 | 映画/ドラマ
ホテル ビーナス

ビクターエンタテインメント

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無国籍風映画つながりということで、「スワロウテイル」と一緒に借りてきた「ホテル ビーナス」

なぜ全編韓国語?韓国語である必然性は?というところにツッコミを入れるのは、そもそものこの映画の成り立ちを考えると無意味なんだけどね。それにしても、日本人俳優の韓国語の上手下手は私にはわからないけれど、とにかく抑揚のないしゃべり方に眠気を誘われて仕方なかった。途中で十数分間寝てしまい、巻き戻して観た。(劇場鑑賞ではなくDVDでよかったヨ。)

それじゃなくても、最初というか前半は本当につまらなくて、何度も「観るのやめようか」と思った。観続けるのが苦痛で仕方なかった。ただ中谷美紀と、これが映画初出演だったらしい市村正親がとっても良くて、そこにかすかな希望をつないで観てたんだけど、そうしたら途中から俄然、面白くなってきた。誰にも心を開かなかった少女にだんだん感情が甦ってきて、それとともに周囲の人たちも心の傷を癒し再び前向きに生きようと気持ちが変わってくる。ラストはなんだかホッと心があったまる気がして、「あーよかったな」と思えるんだけど。

それだけに前半の退屈さがなんとも・・・。後半にたどりつくまでが辛すぎる。いわゆるツカミが全くなかったのよね。本当に惜しい。
「王の男」ではちょっと期待はずれでがっかりしたイ・ジュンギ君。「王の男」よりこの「ホテル ビーナス」の「ボウイ」役の方がずっと良かった。

スワロウテイル

2007-01-18 11:45:02 | 映画/ドラマ
スワロウテイル

ポニーキャニオン

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原作も読んでないし、映画についても何の知識も持たずに観た。
映画の主題歌であるYEN TOWN BAND(イェン・タウン・バンド)の「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」が映画公開と同時に大流行して、私もこの曲が大好きだったっけ。でもその当時は簡単に映画を観にいけるような状況ではなくて、そのまま「観たい、観たい」と思いながら10年もたっていた。ふと思い出してレンタルDVDで観てみたら、中国語満載の映画で嬉しくなった。しゃべっているのは北京語なんだけど、映し出される風景は香港風。

最初に書くけど、私はこの映画、好きだった。2時間半近い長い映画だったけど全然飽きずに最後まで面白く観た。音楽もよかったし。(ちなみに日本の音楽で言うと、私はこの1996年前後の音楽が一番好きで、これ以降はどんどんつまらなくなっていったと思っている。)

ただ、他の方のレビューを読むと「岩井俊二監督の世界観」とかよく書いてあるのだけど、それはどうかと。この映画から個性は全く感じられない。岩井俊二監督の「ラブレター」は大好きな映画だけど、それと「スワロウテイル」にはあまり通じるものもないし。
「スワロウテイル」は観ていて香港映画そっくりだと思った。ひとつひとつの細かいディテールが香港映画の手法。最初の方でヤクザが娼婦の部屋の窓から落ちるシーンがあるんだけど、部屋の内部からぴょーんと窓辺に飛んだヤクザがそのまま窓の外に消えていく、あのシーンは香港映画そのものだと思った。中華料理店で運ばれた料理にかぶせてある銀色の蓋をとったら拳銃が出てきたとか、三上博が偽札を使おうとして警官に捕まるシーンがどこか可笑しみがあって笑っちゃうところとか、「アヘン街」の怪しい人達の中をカップルがすり抜けていくシーンとか、どれもこれも香港映画をよく見ている人にとってはお馴染みの雰囲気。だからこそ、私は妙に親しみと懐かしさを感じて、この映画が好きだった。言ってみれば、ただそれだけの映画かもしれない。

この映画はあんまり難しいことは考えずに、あるがままに映像を受け入れればいい映画で、人種差別がどうのとか貧困層がどうのとか、若者の夢がどうのとか語る映画じゃないと思うよ。香港映画の真似っこシーンをつなぎ合わせただけだから。あーなんだか、どんどんけなしているような表現になってきたけど、それでも私はこの映画が好き。

CHARAの新曲がここ最近、よくラジオでかかる。だから、この映画を思い出したのかな。CHARA自体は特に好きでもないんだけど。

今年観た映画

2006-12-17 14:13:24 | 映画/ドラマ
今年はほんとに映画をよく観た。そのわりにここのブログに感想をあまり書いてないのにはワケがある。

まず一番たくさん観た中華系の映画については、別に持ってる“オタク”ブログに書いているので、ここでは敢えて書いていない。東京国際映画祭でも3本観たけど、全部中国か香港の映画だったし。

次に邦画や洋画もレンタルDVDやテレビ放映も含めればそこそこ観ているのだが、感想を書きたくなるほど面白かったものが少ない。つまらない映画については、感想を書く暇ももったいないので書かない。そう決めているわけではないけど、自然と、人におすすめしたくなるほど面白かったか、もしくはあまりの駄作で「観ない方がいいよ」と思ったものしか書かないことになってしまったのだね。

えー、そんな中で今年観た映画の中で、日本でも公開されたものに限って言うと(日本未公開の作品もアチラからDVDやVCDを取り寄せて観ているのだけど)、以下のが特に面白かった。

PROMISE <無極>

ワーナー・ホーム・ビデオ

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エンター・ザ・フェニックス

エスピーオー

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これとまだ日本版DVDが出ていないけど『靴に恋する人魚』。これは香港版VCDを既に購入済み。ひいきスターが出ているわけでもないのにDVD(VCD)を買うのは、よほど面白かった証拠。『エンター~』は日本版は高いので香港に行った時に香港版を買ってきた。『PROMISE』に至っては大陸版と日本版の両方を持っている。香港版はかろうじて買うのを思いとどまった(笑)『PROMISE』という映画の良さというか見所がわからない人が多かったのが残念ではある。

さらに「一番泣いた映画」はコレ。映画館であんなに泣いた映画はたぶん、これまで無かった。
嫌われ松子の一生 通常版

アミューズソフトエンタテインメント

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先日観た『ウィンター・ソング』も良かった。これは映画館で観るべき。
邦画は宣伝等を見ると「面白そうだな」と思うものは多いけど、つい「わざわざ映画館に行かなくても」と思ってしまい、結局観ないで終わることが多い。

それでそれで、最後にこっそり書くけれど、昨日テレビで『私の頭の中の消しゴム』を観たんだけど・・・。誰か教えて!最後のファミマのシーンは主人公達の幻想?それともスジンの記憶を取り戻すためにみんなで仕組んだこと?
私はいい感じで観ていたのに(でも泣けはしなかったが)、最後にファミマで親族一同が出てきた瞬間にサーっと冷めてしまった。幻想ならまだ許せるけど、現実にあんな事をやったとしたら、それってアンタ、いかにも「泣かせどころ最後の一発」みたいでやり過ぎ!やっぱり韓国映画は性に合わないのであった。えーえー、どうせ私はくっだらない香港映画が大好きな人間ですよ。

映画のテレビCM

2006-08-28 09:34:22 | 映画/ドラマ
ちょっと思ったこと。
韓流にはあまり興味のない私でも、巷で話題になっている映画のことなら知っている。最近チラホラと聞いていたのが韓国映画『グエムル 漢江の怪物』のこと。なんでも「女の子が怪物にさらわれて・・・」というような話らしいのだけど、先日テレビでこの映画の予告CMを見た。いかにもCGな“怪物”がしっかり映っていて、ものすごくガッカリした。“怪物”がCGだったからじゃない。映画を観る前に早くも“怪物”の姿を観てしまったことにガッカリした。

この映画の話を聞いた時、「怪物ってなんだろう?本当に怪物が出てくるのかな?」とあれこれ考えたのに、あっさりその姿を見せられてしまったのである。しかも映画雑誌とかチラシとかではなく、無防備に見ているテレビで・・・。これでもう映画を観ながら「怪物の正体は?」とドキドキ、ワクワクする気持ちをすっかり奪われてしまった。もうこの映画を観に行く気は100%なくなったな。

最近の映画の宣伝の仕方には首をひねりたくなることばかり。本当に映画を観る人の気持ちを考えているのかな?考えていないんだろうな。

ハイジの白パン

2006-07-16 18:52:12 | 映画/ドラマ
もう過ぎてしまったんだけど。。。昨日15日から公開の「ハイジ」という映画があるんだけど(公式サイト)、この映画の初日プレゼントが、あの「ハイジの白パン」だったらしい!!(映画関係のメルマガに書いてあった。)

今でこそ巷においしいパン屋さんがたくさんあるし、白いふわふわのパンも売ってるし、今の子供にとっては珍しくもなんともないかもしれないが、私が少女時代に「アルプスの少女ハイジ」を読んだ時、この「白いパン」にどれだけ想像を膨らませたことか!クララの家に行ったハイジが、そこで始めて「白パン」を食べて、ふわふわの柔らかさに感激して、「ペーターのおばあさんにも食べさせてあげたい」と引出しの中にため込んでロッテンマイヤー婦人に叱られた、あの「白パン」!
おじいさんの家の、「星が見える天窓のついた藁のベッド」とクララの家で食べた「白いパン」、この2つは想像してもしきれない、素晴らしいものとして、私の心に強烈に刻み込まれているのである。

「ハイジ」といえば、アニメのハイジを思い出す人も多いのかもしれないが、私はテレビアニメの「アルプスの少女ハイジ」を見るよりも前に本を読んだ。なのでわずかな挿絵以外は映像のない世界で、思い存分イマジネーションを広げながら(きっと間違った妄想も多分にあったに違いないが)、ハイジの世界に浸れたことは、今思うと幸せだったかも。

まあ、そんな私の思いがこもった「白パン」を初日プレゼントに選ぶとは、なんとも心憎い宣伝ではないか!ほんと、昨日、用事さえなければ恵比寿ガーデンシネマに駆けつけたかったよ。。。

下妻物語

2006-05-30 07:41:44 | 映画/ドラマ
久々に映画ネタ。
(中華な映画は結構観ているが、中華ネタは別サイトに移したのであしからず)

「下妻物語」は前にもテレビで放送された事があって(ケーブルだったかも?)その時何気なく途中から観たらはまってしまい、「最初から観ればよかった!」と思っていたので、今回は最初からワクワクして観た。

もともと深キョンは好きなの。女優なのにガリガリじゃなくて、もっさりと太め(生で見たらそれでも一般人なんかよりずっと細身でいらっしゃるだろう事は充分承知)なところと、足のサイズが半端なく大きいらしいところが好き。(なんだ、それ!)この映画でも、ぽっちゃりめの深キョンにヒラヒラのロリータファッションがほんと、お似合い。

土屋アンナちゃんはこの映画で始めて見たけど、一目惚れした。かわいい~!なんだかちょっと古風なお顔立ち、70年代のハーフ全盛時代(そうなの?)に雑誌とかでよく見たモデルさんのイメージで、どこかノスタルジックなのだ。もっとも映画の中ではそのお顔立ちがよくわからないくらいの、バリバリの“レディース”メイクなんだけど、それがまた“かゎいぃ”のよ。

なんだろな、全編に自分のスタイルを貫こうとする女の子の気合いがあふれていて、すがすがしい気分になれる。ロリータにもレディースにもなんら興味はないけど、彼女らの精神にはおおいに共感させられたし、愛おしいと思った。他人からどう見られるかとか、世間の常識とかばかり気にしてウジウジしている若い女の子がいたら、ぜひ観せてあげたい映画だ。おばさんが観ても元気になれるよ。
下妻物語 スタンダード・エディション

東宝

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ビー・バップ・ハイスクール DVDBOX

2005-12-29 12:00:08 | 映画/ドラマ
amazonさんよりおすすめ。
ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎BOX

東映

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まだ商品画像が出てないが、発売予定日は2006年2月21日。
「ビー・バップ・ハイスクール」はいろいろ映画化、ドラマ化されているけれど、これは仲村トオル、清水宏次朗主演で80年代に実写映画化されたシリーズ。ひょんなことから、この情報を知ってしまい「どうしよう~欲しい!」と毎日思い悩んでいる(おおげさ!)
実はシリーズ全作のビデオは持っている。テレビ放映を狙って録りためたやつ。でもDVD BOXにはその他特典ディスクがつくんだよね。メイキング映像とか、あの幻の「仲村トオル in スペイン 青春・光と影」とか。。。
それにDVDに買い換えれば、無駄にかさばってるビデオを処分できるしー。なんだかんだと理由をつけて買ってしまいそうなワタシ。あー散財が続く。

追記(1/13)
おおっ!画像が出ている。amazonさんのおすすめリンクを貼っておいたら、自動的に画像が貼られていた。

ハウルの動く城

2005-12-27 18:08:59 | 映画/ドラマ
昨日は「ハウルの動く城」のDVDを借りてきた。今の時期、テレビは特番ばかりで、あれ内輪ウケだらけのバカ騒ぎのようでどうも見る気がしない。だからレンタルDVD。
劇場公開時は「キムタクが声をあててる」ってことばかりが話題になってて、キムタクがニガテな私としては、わざわざ映画館に行く気になれなかった。で、その後、映画の評判もあまり見聞きしないままのDVD鑑賞となったのだが。

とにかくアニメーションの凄さに圧倒された。特に“お城”の描写。技術が進歩しているなぁと、そこは素直に感動した。“お城”が動くところはワクワクしてくる。それからソフィーや荒地の魔女の変化も面白かった。荒地の魔女がしぼんじゃったところとか。子供向けのアニメーションということなら、まあそれだけ楽しめればいいのかもしれない。けど・・・。

子供はあのストーリーを理解できるのかしらん?というか、私は大人なんだけどよくわかりませんでしたが?ストーリーそのものも、細かいディテールもわかりにくい。その上、ソフィーとハウルの心情も理解しがたく共感できない。
冒頭のソフィーが呪いをかけられるところからして「なんで?なんで?」と頭の中に「?」が飛びかい、自分が何か大事なセリフを聞き漏らしたのかと気になってお話に集中できない。しかも呪いをかけられる前と後のソフィーが全く別人(見かけじゃなく性格が)のように違うのも、どうも納得いかない。老婆になったとたんに独り言は多くなるわ、やたらと感情の起伏は激しくなるわ。もっとよくわからないのがハウル。でもこの際ハウルの人物描写などはどうでもよかったのかなぁ。
よく映画の評で「1回見ただけではこの映画はわからない」なんて言うけれど、私は映画は1回でわかるように作って欲しいと思うよ。

あ、それでキムさんの“声”なんだけど、まあ悪くなかったんでは?彼は顔が見えない方がいいと思った。(キムファンの人、ごめんなさい!)マルクルの神木くんが一番、活き活きしててよかったな。

ハリーポッターと炎のゴブレット

2005-12-16 09:14:07 | 映画/ドラマ
これは文句なしに面白かった。
すごーく長い映画で、終わって時計を見た時は見間違いかと思ったほどだけど、見ている間は長さを全然感じさせなかった。むしろ冒頭からとばす、とばす。すごくスピーディーな展開。原作を読んでいない私でも、かなりはしょっているらしいのはわかる。でもちゃんとストーリーに納得がいくのは、シリーズ前3作で登場人物のキャラクターや背景がしっかり作りこまれているからだろう。

ファンサイト等でロケ地やセットの写真を見ていたので、それがCGでこうなるのねーとまず感動。ワールドカップの会場とか圧巻。。。映画の中でハリーが「魔法ってすごい!」とつぶやくシーンがあるが、私は思わず「映画ってすごい!」と思い、一気に引き込まれた。やっぱり映画はこうでなくちゃ。

これまでの3作とは全然違う映画になってしまったんだなぁとは思うが、主役達が成長しているんだし、仕方ないか。というか、私はお子ちゃま向けだった1作目、2作目よりは3,4が好き。(お話し的には3がよかった。)
映画の中のハリーはいい子過ぎて、本当にこんな子がいたらちょっと鼻持ちならないんじゃないかと思うけど(いくら女の子にふられたって、やっぱりカッコ良すぎだし、優等生すぎるのよ)、でも魔法をもってしてもどうにも得られない両親の愛情への渇望と孤独があるからバランスが取れてる気がする。ハリーはヒーローなんだけど、どうしても「かわいそう」感を身にまとっていて、そこに心ひかれるのよね。

ただ!なぜハリーはあんなオバサン風パーマヘアなのか?撮影後に髪を短くしたダニエルの方がよっぽどカッコよかったぞ。原作重視よりビジュアル重視!次回はぜひ短髪のハリーでよろしく!

「ハリーポッターと炎のゴブレット」日本公式サイト
http://harrypotter.warnerbros.co.jp/gobletoffire/index.html

同じ月を見ている

2005-12-16 08:55:57 | 映画/ドラマ
もう随分前に見に行ったのだけど、今ごろ感想をアップ。

考えてみたら、邦画を映画館に見に行ったのは久しぶりだった。香港のエディソン・チャンが出ているので見に行った。で、エジはよかった。窪塚くんもよかった。(メイサちゃんはちょっと・・・だったが)役者さんの演技はまあよかったのに、なんで感動できないのかな?言いたい事はよくわかるし、「あーここが泣かせ所かー」とは思うんだけど、なぜかしらけてしまった。

専門的な事はわからんが、カメラワークとか映像処理が稚拙なんではないか?役者がキメぜりふを言う時にぐーっと寄ってアップで映す、そればっかり。要所、要所で出てくる月が、この映画の大事なテーマであるはずの月が、あまりにチャチは映像。「これはないよ」と少々ゲンナリ気味であった。

でも他の人のレビューを読むと「号泣した」なんて人もいるしね。なんで私は感動できなかったんだろう?映画不感症か?ともかく邦画はレンタルDVDでいいやと思わせられてしまったよ。この程度の映画にエジをわざわざ香港から呼んで使うな、もったいない。

「同じ月を見ている」公式サイト http://www.onatsuki.jp/

NHKスペシャル「高倉健が出会った中国」

2005-11-19 23:31:36 | 映画/ドラマ
以前にこちらでも紹介した(過去記事)NHKスペシャル「高倉健が出会った中国」を見た。

チャン・イーモウ監督の映画『単騎、千里を走る。』に出演した高倉健さんが、2ヶ月間の中国ロケで出会った中国の人たちと交流を深めた様子を取材していた。滅多にインタビュー等に応じない高倉健さんの貴重な素の声も聞けて、興味深い内容だった。

映画の出演者は高倉健さん以外は全員素人の中国人。でもそれぞれ背負っている背景が映画の中の役柄とオーバーラップして、迫真の演技(演技というかもはや本当の感情の吐露)となる場面などが紹介され、ものすごくこの映画を見たくなった。
東京国際映画祭のオープニング上映を見た人の「平凡だった」との感想も見たりしたけど、この映画は波乱万丈のスペクタクルなどはないけれど、人と人との思い合いを淡々と描いた映画なんだろうなと思う。

ガイド役の若い中国人男性は、映画に出演し高倉健さんの暖かい人柄に触れることによって「日本への偏見が減った」と語り、チャン・イーモウ監督は「この映画自体よりも撮影の過程の方が大事であり、それこそが『千里走単騎』だった。撮影を通して、皆で同じ道のりを歩ききった。皆の心に小さな種を蒔くことができた。」と語っていた。

中国での反日デモも現実、でもこうしてコツコツと中国と日本の心の交流を図っている人達がいるのも事実。私の周囲にも「中国」と聞いただけで、反日デモやサッカーの試合での反日感情むき出しの激しい行動をあげて毛嫌いする人は多い。でも、ある一面だけで中国人を判断しないで欲しいと思う。お互いに嫌いあっているだけでは、前に進めないのだから。

中国には縁もゆかりもないのに、なぜか中国にはまってしまった私のひとり言。

『単騎、千里を走る。』公式サイト http://www.tanki-senri.com/

パープル・バタフライ

2005-11-16 19:30:10 | 映画/ドラマ
『パープル・バタフライ』を見に行ってきた。
ガツンと重たい映画だった。名作だと思う。極端にセリフが少なく、また時間を行ったり来たりする構成で最初は戸惑ったが、出演者の圧倒的な演技力で、説明の少なさなど充分に補って余りある。
暗くて悲しいお話だけど、決して目をそむけてはいけない日中の歴史とそれに翻弄される男と女、あるいは日本人と中国人。声高に反日や反戦を叫んでいるわけではなく、ただ人々の心に渦巻く感情を丹念に描いているだけなのに、心にズシリとくるものがあった。

こんなにいい映画なのに、全国でたったの5館でしか上映されないのは非常に残念。

劇場入り口に週刊文春11/17号に載った阿川佐知子と仲村トオルの対談記事のコピーが貼ってあった。かなり読み応えのある内容。それによるとトオルさんは10年前にも中国映画に出ないかというオファーがあって、その話は流れてしまったけど、その頃から中国語の勉強を続けていたそう。「何事も種は蒔いておくもんだ」とトオルさんは言っているけど、そのとおりだなあ。
もう10年以上前になるけど、成人の日の新聞にトオルさんの「新成人に向けた言葉」が載っていた事があり、そこに「やってみて失敗するより、やらないで『やってみればよかった』と後悔する方が嫌」と書いてあり、以来何かにつけてその言葉を思い出すのだけど、ほんとトオルさんっていい事言うよね。

公式サイト→

追記:初日(11/12)上映後に行われた仲村トオルのトークショーのレポがコチラのサイトに載っています。→時新電影倶楽部