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我的愉快的日日

我的愉快的日日

チャーリーとチョコレート工場

2005-09-20 00:15:00 | 映画/ドラマ

別に中華圏の映画しか観ないわけではないのである。
連休中とあって、上映1時間半前に映画館に着いたのに「前から2列目までのお席しかご案内できません」と言われ、仕方なく2列目で鑑賞。満席だった。

おもしろかった。おもしろい要素がいくつかあって、まず非常にわかりやすいこと。それから子供相手に痛烈な皮肉をあびせまくるウォンカの役にジョニー・デップがはまっていること。もちろん映像もきれい。そして音楽がとてもよかった。

ストーリーに関してはネタバレになるので書かないけど、ただ「ラストが陳腐な家族愛でまとまって、メデタシ、メデタシでつまらない」と思う人はたぶん、幸せな親子関係だったのだろうなと。あんなベタな落ちでも、ほろ苦い思いで涙じわっとくる人もいるのよってこと。

ウンパ・ルンパが歌う歌がすごくよかったなー。60年代、70年代の音楽を彷彿とさせて。サントラが品切れらしいけど、そうだろうなと思う。私もサントラ欲しいと思ったから。子供にはあの音楽のおもしろさがわからないだろう、もったいない!などと思った。

それにしてもジョニデの白塗りの顔、甲高く「ひひっ」と笑う声、自分で作った“おとぎの国”ではしゃぎ回る様子を見てると、どうしてもマイケル・ジャクソンが思い浮かんで仕方なかった(笑)

アート オブ スター・ウォーズ エピソード3展

2005-09-04 10:52:47 | 映画/ドラマ

目黒美術館で開催されている「アート オブ スター・ウォーズエピソード3展」に行ってきた。実際の撮影で使われた模型や小道具、衣装が展示され、場内数箇所に設置されたモニターでメイキングビデオらしきものが上映されていた。映画の中の風景をイラストにした物や、武器やキャラクターのデザイン画などもたくさん。そのまま持って帰って部屋に飾りたくなるような、きれいで精密なイラストだった。

見学の人の中にはリュックをしょったいかにもオタク風な人や、彼氏が彼女に得意げに解説をしているカップル、それに親子連れなど色々な人がいて賑わっていた。あんまり期待せずに行ったのだけど、マニアでなくても充分楽しめる内容だった。でも残念ながら開催期間は今日まで。

インファナル・アフェア II 無間序曲

2005-08-31 16:32:04 | 映画/ドラマ
インファナル・アフェア II 無間序曲

ポニーキャニオン

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DVD借りてきてやっと観た。
劇場公開時、「主役の若手二人の顔の見分けがつかない」なんて声も聞かれたが、確かに香港の俳優を全く知らない人が観ると、ちょっと難解かも。登場人物も多いし、それぞれの関係が複雑だし。

「Ⅰ」はプレミア試写会で観たのだけど、あまりの面白さに「絶対観て!」と人に宣伝しまくったっけ。でも正直私は「Ⅰ」よりも「Ⅱ」の方がさらに面白かった。スピーディな展開とストーリーの先が読めないドキドキ感のようなものは確かに「Ⅰ」の方が勝っているが、「Ⅱ」は一人一人の登場人物の心理的背景とか心情が細やかに描かれていて、こっちの方が好き。
若手のエジ(エディソン・チャン)とショーンを初めとして、秋生さん(アンソニー・ウォン)やフランシス・ンなど魅力的な俳優さんがたくさん出ていてワクワク。エジのきれいな顔が映るたびにうっとり。フランシス・ンの知的な風貌もよかったなぁ。あ、いや本題からそれたが、香港版「ゴッドファーザー」の雰囲気を漂わせつつ、「ゴッドファーザー」よりももっとそれぞれの男の友情とそれが交錯する様が濃密に描かれているし、香港返還という時代的背景も巧みにからませてあり、引き込まれるものがあった。
で、これはぜひ「Ⅰ」を観てから「Ⅱ」と順番に観ることをお勧めする。時系列的に言うと「Ⅱ」の方が先なんだけど、「Ⅰ」でウォン警部と黒社会のボス、サムとの攻防とか、主人公のヤンとラウの現在の立場とかを知ってから「Ⅱ」を観ると「そうだったのか、そうだったのか」と思わせられるシーン続出でおもしろい。
最後に他のレビューではあんまり触れられてないのだけど(私が知らないだけかな?)、カリーナ演じる「マリー姐さん」がすごくよかった!毅然としてて一途で、おまけにエジから惚れられるなんて(オイオイ、また脱線)女として憧れる!!

ドラマ版「電車男」

2005-07-08 14:57:51 | 映画/ドラマ
ケロロ軍曹との出会いの場(?)となった「電車男」。
友人から本を借りて読んだので、いわば結末を知っていて読んだようなもの。それでもワクワクして、段々と2ちゃんねらーの人たちと一緒に「電車男」を応援する気持ちになっていた。これをリアルタイムで事の成り行きを見守り、電車男の恋が成就したアカツキには「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」と叫ぶことができていたら、どんなに楽しかっただろうか、なんて考えたりもした。

でも、映画化やドラマ化に関しては激しく疑問に思った。「電車男」の面白さは、いわば文字だけの世界でいかに想像力(というか妄想?)を働かせるか、にあると思うのである。「2ちゃんねる」という何でもアリな掲示板に書かれる現在進行形の恋物語。読んでいる人は常に「全部、作り話なのでは?」と「でも、ホントだったらいいな」の両方の気持ちを行ったり来たりする。「ウソかもしれないけど、それでもいい!」と掲示板の向こうにいる(はずの)、何人もの人たちと妄想を共にする、そんな感覚に惹きつけられるのだと思う。

なのにそれを映像にされちゃったら、妄想のしようがないではないか。「電車男」や「エルメス」の風貌を想像し、その生活背景を少ない文字数から必死で読み解き、果ては2ちゃんでアドバイスを書き込む人たちにまであれこれと思いをめぐらせる、その楽しみを奪われてしまうではないか。。。

「だから見ない」と思っていたのだけど、昨日のドラマは見ちゃった。本の「電車男」とは違う切り口で、テレビドラマとしての面白さを見せてくれるのかな、なんて思ったから。
そして、やっぱりガッカリした。

ドラマは、オタクな人たちをバカにし過ぎているのではないか。オタクへの「愛」が感じられない。オタクへの「愛」なくして「電車男」の物語は成功しないはずなのに。「オタク」と自称する電車男が、皆のアドバイスを受けて髪型や服装を変え秋葉系から脱皮する、エルメスにふさわしい男になろうとする。でも彼はケロロ軍曹のアニメを見るのをやめようとはしない。
本(というか、2ちゃんねるのログですね)を読めば、結局のところ電車男はオタクの本質は何ら変えることなく、それを貫いたままでエルメスの心をつかむことができたとわかるはず。だから最後に爽快な気持ちになれたのだと思う。
「オタク=リアル生活は悲惨」という図式はあまりに単純過ぎるんじゃないのかな。
ま、第一話しか見ないで文句タラタラというのもなんだけどさ。

電車男

新潮社

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