トランプ大統領が、一度は中止を表明した米朝会談。その後「再開もあり」と発表した。
マスコミは「中止を支持」と述べた安倍首相を非難した。世界は「中止を憂う」論調に満ちているのに、何で「一国だけ」アメリカを支持するのか、という論調だ。
「トランプのポチ」とか「アメリカの傀儡」とか、とかくマスコミの論調は1960年代の学生運動のアジ演説のようだ。
「事実はどうか」というよりも「プロパガンダ」で言っている。マスコミの「中立公正」など、どこへ行ってしまったのだろう。
報道ステーションの後藤謙次氏は米朝会談の対応について「日本の外交はアメ車の助手席に座っているだけ」と酷評した。
一方、アメリカのマスコミは、仲介役と自認している韓国に「非核化問題に深入りするな」と警告記事を載せている。
アメリカ政府も「米国の意図を正しく伝えているのか」と疑問を呈している。
ネットでは「無能な味方は最大の敵」などの書き込みが見られる。
マスコミは「時の政権の監視役」であるのは当たり前だが、「安倍潰し」を目的化して論評するのは、単なる「プロパガンダ」であって決して「ジャーナリズム」ではない。
アメリカでもマスコミはリベラル派が多い。しかし日本のマスコミは、なぜそうなったのかリベラルのほかに「日本を貶める」という「厄介な付帯業務」を負っている。
アメリカのマスコミは、「愛国心」の上にリベラルを掲げている。これが本当のリベラルではないだろうか。
こういった記事を前にすると、日本のジャーナリズムは「いびつ」だと言わざるを得ない。