さぽつぴ日記

天然系主人・Sapo(娘)・Tsupi(私)の三人の生活を不定期更新中!

消極的なウソ

2020-06-22 15:02:57 | 俳句

先週、新しい俳句教室に初めて参加した。

前の教室が2月までで、3月から新しい教室に通うはずだったのだけど、

ずーーーっと休校だったので、6月にして初めての参加となった。

前回の失敗に懲りて、今回は「入門クラス」だ。

前回の俳句教室選びの失敗は こちら (笑)

 

うちの教室は、ひとり2句詠んで、無記名で提出するシステム。

それを、全員で鑑賞したり、好きな句を選んだりする。

それから、先生が批評したり、アドバイスしてくれて、

最後に、

「この句を詠んだのは誰ですか?」

と言われて作者が名乗るシステムになっている。

(句会形式・・・と言われるヤツです)

 

今回、私が詠んだ句の一つは、

「でで虫の諭されてなほそこにをり」

 

でで虫=かたつむり

なほ=なお の旧仮名遣い

をり=おり の旧仮名遣い だ。

 

先生の批評は、こうだった。

 

”でで虫の” の ”の” がいいですね。

この ”の” は、 ”の” と書きながら、

”でで虫” と ”諭されており~” を繋ぐ役割をするわけではありません。

”でで虫” と ”諭されており~” との間に ”切れ” を生む働きをしています。

つまり、”かたつむりは諭されてもそこにいる” 

ということを言っているのではないのです。

かたつむりではない誰か、本人なのか、あるいは他の誰か、が、

諭されてもなほそこにいるのです。

お上手な句です。

この句を書かれた方はどなたですか?

 

私は、めっちゃ名乗りにくかった。

そんなに褒められちゃったら、ほんとに名乗りにくい。

 

だって、私は、

”かたつむりが「危ないよ」って言われてもまだそこにいる”

っていう子供の頃の思い出をそのまま詠んだだけなのだから。

 

「はい・・・」

とおずおず手を挙げた私。

もちろん、

「それ、本当にかたつむりの話しです」

とは言えず。

積極的に、じゃないけど、ちょっぴり嘘ついちゃった。

ははは・・・。

 

俳句は、

「詠む人が半分を、読む人が半分を作る」と言った方がいらしたが、

感性豊かな人が読むと、良い句になったりするのだなぁ~。

 

・・・次回、頑張ります(笑)

 

かたつむりの写真でも載せようと思ったのだけど、

手持ちがなかったので(笑)、

先日見た変な形の雲の写真を載せておこうっと。

 

よし!

次回は「夏の雲」で詠もう。

・・・って、夏の雲は、積雲とか積乱雲とかだって!(笑)

 



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