気まぐれアメリカ48州ドライブ旅

自由なバツイチ女、40歳記念にデカイ事やろうと思い、愛車カローラでアメリカ本土48州を一人でドライブした珍道中。

~42. SOUTH DAKOTA(サウスダコタ)マウント・ラシュモア クレイジーホースメモリアル 280Mile ドライブ

2013-07-21 23:53:24 | 海外旅行

はい。

サウスダコタ州ですよ。

この州で有名なものといったら

歴代4人の大統領の巨大彫刻、マウント・ラシュモアなんだけど、

通りすがりにフラっと寄ったのがこちら。

Crazy Horse Memorial(クレイジーホースメモリアル)

何それって思った人。

私も知らんかった。

何だか分からなくても、入場料は$10取られますぜ。

とりあえず中に入るとミュージアムになっていて、

インディアンものが盛り沢山。

クレイジーホースというのは、

米軍や白人入植者の侵略から、ラコタ族の領土や、

聖地ハパ・サバ(ブラックヒルズ)を守るために戦った

勇敢なラコタ族の戦士、タシュンケウィトコという人で、

アメリカ軍第7騎兵連隊を全滅させた、1876年のリトルビッグホーンの戦いなどが有名らしい。

色々と写真が飾ってあるけど、

クレイジーホースは一枚も写真を残さなかったらしいよ。

 

お、カラフルなインディアンハウス。

そういえば、昨日インディアンハウスの中を紹介出来なかったので、

今日お披露目。

こんな感じ。見た目の通り狭い室内。

インディアンの衣装とか小物とか、

例によって沢山展示してあるんだけど、

キリが無いので割愛~。

 

馬もインディアン調。

カウボーイのごっつい革製サドルとは大違い~。

 

空も飛べる筈。イカロスか

 

外に出ると、いきなりインディアンミュージックが聴こえてきた~。

まさか此処でもインディアンダンスが見られるとは。

しかもオジサン白塗りだし。

 

オジサンインディアンが、年季の入ったダンスを披露してくれまっせ。

ショータイムは知ら~ん。

日曜だから、タイミング良くやってたのだ。

 

で、オジサンの横を通り過ぎると、これが見えるんですわ。

あ~、これ~!...って言えないよねぇ。

1948年に制作始めて、まだ頭しか完成してないし。

何百年計画なんだっつの。

それでも観光客が世界中から来るんですわ。

(マウント・ラシュモアのついでね)

双眼鏡があるので、それで眺めている人も多い。

あの顔の前まで行けるツアーがあるんだけど、

まぁ、時間とお金に余裕のある人はどうぞ。

 

完成したらこうなる筈。

あと500年くらいかかるかなぁ。 1/34のサイズ。(分かりづらいわ)

 

模型もありまっせ。

周辺から見たらこんな感じになる筈。

これから、こんな風に削っていく予定なのよ。

しかし何でこんなもん造り始めたかというと、

1947年に、ラコタ族のHenry Standing Bear(ヘンリー・スタンディング・ベア)という人が

「わしらにも偉大な英雄がいることを白人達に知って欲しい。

マウント・ラシュモアよりも大きな、クレイジー・ホースの彫刻を造ってくれないか?」

と、彫刻家Korczak Ziolkowski(コルチャック・ジオルコウスキー)に

依頼した事がキッカケらしい。

 

まぁ、ぶっちゃけ、

偉大なる英雄が、金儲けに使われているだけなんだけどね。

1993年8月。すっげぇ鼻息で周辺吹っ飛ぶ。

 

1995年6月。やっと頭部を間近で見られるとあって、観光客モリモリ。

何でモノクロ写真やねん

 

制作行程の写真。

1982年に製作者のコルチャック・ジオルコウスキーが亡くなり、

家族がその遺志を引き継いで彫り続けているんだけど、

連邦政府からの支援申し出を断り、非営利団体に運営を任せたらしい。

政府に任せると、将来何らかの理由で計画が中断される可能性があるからだって。

全て完成するとクレイジー・ホースが馬に乗り、指を差している姿で、

高さ170m、長さ195m、世界最大の彫像ですわ。

500年後の完成をお楽しみに~。

 

お土産コーナーには、クレイジーホースグッズ盛り沢山。

未完成でもガッツリ儲けまっせ。

 

さて、未完成の彫像を後にして、完成した彫像を見に行くのだ。

17Mileほど北に向かうとあるんですわ。

途中でフラっと立ち寄ったのがこちら。

Profile in Granite(花崗岩の横顔)

これはジョージ・ワシントンの横顔。

って事は、目的地はもうすぐなのよ。

車を停めて歩くよね~。

約500mくらいで目的地なのだ。

どうして歩くのかって

マウント・ラシュモアはパーキングが$11取られるんですわ。

入場料は無料。

って事は、歩いていけば無料で入れるのだ。

10分くらいでMount Rushmoreに到着。

さっきのジョージ・ワシントンに気付いた人だけ得をする。

 

いい感じでっせ。

これこれ~。

これが見たかったのよ。

誰でも知ってるよね~。

アメリカ横断ウルトラクイズの影響が大きい。

左からGeorge Washington (ジョージ・ワシントン 初代アメリカ大統領) 

Thomas Jefferson (トーマス・ジェファーソン 第3代アメリカ大統領) 

Theodore "Teddy" Roosevelt (セオドア・テディ・ルーズベルト 第26代アメリカ大統領)

Abraham Lincoln (エイブラハム・リンカーン 第16代アメリカ大統領)

 

どうしてこの4人が彫刻に選ばれたかって

簡単にいうと、アメリカの進歩と発展に、多大なる功績を残してくれた大統領、って事。

それはミュージアムで説明してくれてるから、是非来てくれたまえ。

モデルがこれ。

 

お馴染み製作工程。

こちらはクレイジーホースと違って、

政府から委託されたGutzon Borglum(ガットスン・ボーグラム)が、

400人の作業員とともに、標高1745mのラシュモア山の白い花崗岩に

1927年から1941年10月31日まで14年間をかけて、

60フィート(18m)の巨大な胸像を彫ったのだ。

やっぱ政府のバックアップがあると早いんだな。

 

またしても模型。

この辺りはゴールドラッシュ期に

白人とインディアンとの激しい抗争が繰り返された地で、

大統領の彫刻が彫られたラシュモア山を含むブラックヒルズという街は、

古くからアメリカ・インディアンの聖地とされていたんですわ。

だからマウント・ラシュモアに対抗して、

クレイジーホースが造られ始めた訳。

政府の力を借りたくない理由も分かるけどね。

 

高さ比べ。

ワシントンモニュメントとか、セントルイスのゲートウェイとか、

アメリカの建造物の高さ自慢にしか見えないんだけど...。

 

さて、お土産コーナーを冷やかし~。

ラシュモアTシャツ。

 

ボールもラシュモアデザイン。

 

ゴルフボールも。

アメリケンカラーで揃ってまっせ。

 

そしてやっぱりラシュモアソックス。

何故かこの辺では靴下が多い。

カワイイかどうかは甚だ疑問。

 

そんなこんなで

今日はサウスダコタの花崗岩巡りの後、

愛車カーリーのオイル交換もして来たのだ。

いつものGOOD YEARが無かったので、

Walmart(ウォルマート)という巨大スーパーマーケット。

オイル交換やタイヤ交換のサービスもある。

待ち時間に買い物が出来て一石二鳥。

 

さてさて、明日はノースダコタですよ。

しか~し、ノースダコタは極端にホテルが少ない!

私、明日は国立公園のキャンプ場に泊まる事に決めたので、

ブログ更新は無しメールも出来ないんだぜ。

もしかしたら携帯も圏外かも~。

ってな訳で明後日お楽しみに~。 

 

コメント (4)
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