咲けば必ず散るのが花の
運命だ。
美しければ美しいいほど、
散るのはさぞ辛いことだろ
う、と思うのが人の心だが、
花の心は、どうやらそうで
もないらしい。
堂々と花ひらく薔薇。散る
ことを前提としていながら、
こんなにもいさぎよく、明
るく、美しい。
これまでの自分の生き方は
散ることを怖れて、咲くこと
をためらっていなかっただろう
か?
散ると決まったわけでは
ないときにも、一歩が踏み
出せないことがあったので
はないだろうか?
花は生きている、これからは
違う生き方を選んでいきたい。
『ためらひもなく花季(はなど
き)となる黄薔薇
何を怖れつつ吾は生き来し』
運命だ。
美しければ美しいいほど、
散るのはさぞ辛いことだろ
う、と思うのが人の心だが、
花の心は、どうやらそうで
もないらしい。
堂々と花ひらく薔薇。散る
ことを前提としていながら、
こんなにもいさぎよく、明
るく、美しい。
これまでの自分の生き方は
散ることを怖れて、咲くこと
をためらっていなかっただろう
か?
散ると決まったわけでは
ないときにも、一歩が踏み
出せないことがあったので
はないだろうか?
花は生きている、これからは
違う生き方を選んでいきたい。
『ためらひもなく花季(はなど
き)となる黄薔薇
何を怖れつつ吾は生き来し』
時は詩人である。皆さまは、
何を言っているのだろうと、と
首を傾げられるかもしれない。
しかし、詩人とは言葉の網で時
を生け捕りにする魚師みたいな
ものなので、多少の脈絡のなさは
お許し頂きたい。
そう、魚師である詩人は、文字を
打ち込むキーボードのキーに、
“今”という魚を、ピカピカ光る
鮮魚のまま封じ込めることにやっ
きとなる。
銀色の刃物のような尾びれや背鰭
と格闘しながら、命懸けにもなる。
また深い海に潜り“過去”という
名の美しい巻貝を盗むのに余地が
ない。
未来は波間に漂う深緑色の藻だ。
それを網で掬い上げ、先取りする
ことに懸命になる。
大海に生きる回遊魚のような人
の一生を見つめて、その生き様
を書き記す。
恋の歌を書いても、人生の喜び
や悲しみを綴ったとしても、そ
れは時を描くことに他ならない。
一瞬たりとも留まることのない
のも、消え去り、流れ去ってゆ
くものを追いかける作業。
今日もどこかで、時の狭間に迷い
込んだ詩人が、難破船で独り言
を呟いている。
所詮、勝目はないのだ。詩人が
どんなに頑張ったて、時の方が
ずっとずっと詩人なのだから。
何を言っているのだろうと、と
首を傾げられるかもしれない。
しかし、詩人とは言葉の網で時
を生け捕りにする魚師みたいな
ものなので、多少の脈絡のなさは
お許し頂きたい。
そう、魚師である詩人は、文字を
打ち込むキーボードのキーに、
“今”という魚を、ピカピカ光る
鮮魚のまま封じ込めることにやっ
きとなる。
銀色の刃物のような尾びれや背鰭
と格闘しながら、命懸けにもなる。
また深い海に潜り“過去”という
名の美しい巻貝を盗むのに余地が
ない。
未来は波間に漂う深緑色の藻だ。
それを網で掬い上げ、先取りする
ことに懸命になる。
大海に生きる回遊魚のような人
の一生を見つめて、その生き様
を書き記す。
恋の歌を書いても、人生の喜び
や悲しみを綴ったとしても、そ
れは時を描くことに他ならない。
一瞬たりとも留まることのない
のも、消え去り、流れ去ってゆ
くものを追いかける作業。
今日もどこかで、時の狭間に迷い
込んだ詩人が、難破船で独り言
を呟いている。
所詮、勝目はないのだ。詩人が
どんなに頑張ったて、時の方が
ずっとずっと詩人なのだから。
考えてみれば、香りはなかなかの
曲者である。何も語らない。その
くせ饒舌である。
私たちの無意識に訴えかけて、そ
の行動をさりげなく支配する。
順番からいえば、花はまず香りから
抜けてゆく。形を保ちながらある日、
香らなくなる。
香りの抜けた花は、すでに美しさの
ピークを過ぎている。
ということは枯れる前に形だけの花
が存在する。昨日と同じように咲き
ながら、もう芳香を放たない花を見
ると、何やら淋しくなる。
文章を書いていると、香らないと思う
ことがある。そんな時、文章としては
形は整っていても、失敗作だと思う。
薫りは作品の色気につながり、生命力
につながる。躍動する生命力が感じ
られない文章なんて、意味がない。
立派な文章を書きたいわけではない。
美しい文章も要らない。ただただ、
匂い立つ文章を一編でも良いから
書けたらと思う。
そういえば最近、季節の香りを感じ
ることが少なくなった。昔ほど木の
芽が匂わなくなった。
柚子も同じだ。匂わない木の芽
や柚子なんて、お吸い物の中で
邪魔なだけだ。
多分、女性も同じだろう。
形だけ美しく飾っても香らなく
なったら・・・・・。
そう考えると、女でいることを
大切にして欲しい、と切に思う。
曲者である。何も語らない。その
くせ饒舌である。
私たちの無意識に訴えかけて、そ
の行動をさりげなく支配する。
順番からいえば、花はまず香りから
抜けてゆく。形を保ちながらある日、
香らなくなる。
香りの抜けた花は、すでに美しさの
ピークを過ぎている。
ということは枯れる前に形だけの花
が存在する。昨日と同じように咲き
ながら、もう芳香を放たない花を見
ると、何やら淋しくなる。
文章を書いていると、香らないと思う
ことがある。そんな時、文章としては
形は整っていても、失敗作だと思う。
薫りは作品の色気につながり、生命力
につながる。躍動する生命力が感じ
られない文章なんて、意味がない。
立派な文章を書きたいわけではない。
美しい文章も要らない。ただただ、
匂い立つ文章を一編でも良いから
書けたらと思う。
そういえば最近、季節の香りを感じ
ることが少なくなった。昔ほど木の
芽が匂わなくなった。
柚子も同じだ。匂わない木の芽
や柚子なんて、お吸い物の中で
邪魔なだけだ。
多分、女性も同じだろう。
形だけ美しく飾っても香らなく
なったら・・・・・。
そう考えると、女でいることを
大切にして欲しい、と切に思う。
ふたりのあいだを、沈黙が流れた。
透明な砂時計の中を、透明な砂が
さらさらと、こぼれ落ちていく
ような、沈黙。
知られてはならぬ恋愛なれど
また少し知られてみたい恋愛
YouTube
青山テルマ feat.SoulJa / そばにいるね
https://www.youtube.com/watch?v=M80XXxMKFWw
透明な砂時計の中を、透明な砂が
さらさらと、こぼれ落ちていく
ような、沈黙。
知られてはならぬ恋愛なれど
また少し知られてみたい恋愛
YouTube
青山テルマ feat.SoulJa / そばにいるね
https://www.youtube.com/watch?v=M80XXxMKFWw
いろんな気持ちを抱いては、
手放す。
まだ三日しかたっていない
新しい私が
鏡に映るまで
あした旅立つ髪とかしており
YouTube
Eva Cassidy - autumn leaves (cover by Angelika Gil) (Studio M Opole)
https://www.youtube.com/watch?v=BhxxvEBYNg0
過ぎ去っていく時間に
人が愛惜(あいせき)の
想いを抱くように、
私は去ろうとしている
この場所、人々のこと
を思うとたまらなく
淋しい。
すべてを体と心に刻み
つけたいのに、今この
瞬間のすみずみの美しさ
にとても追いつかない。
YouTube
ひこうき雲 荒井由実 COVER Uru
https://www.youtube.com/watch?v=gaxhyQWzib0&list=PLA-oTn48AW4A7rfrvy1gKQt3QDQrCgJX6
人が愛惜(あいせき)の
想いを抱くように、
私は去ろうとしている
この場所、人々のこと
を思うとたまらなく
淋しい。
すべてを体と心に刻み
つけたいのに、今この
瞬間のすみずみの美しさ
にとても追いつかない。
YouTube
ひこうき雲 荒井由実 COVER Uru
https://www.youtube.com/watch?v=gaxhyQWzib0&list=PLA-oTn48AW4A7rfrvy1gKQt3QDQrCgJX6