ふぁ~むずの一歩Part2 ~ 見えないものが見えてくる♪

トレラン始めました。練習嫌いのおっさんがもがく日々を綴ります。

奥信濃100 レポ5 A5糠千 ~ ゴール

2024-06-23 07:05:00 | トレラン
いつも見に来てくれてありがとうございます。

奥信濃100 レースレポ その5、
A5糠千エイドに到着したところからレポ再開です。
 

A5糠千エイド(72km)~

18:24、A5糠千エイドに到着。
このエイドでは豚汁の提供があるのですが、割りばしがなくなってしまったとのこと。
なので汁だけ先に飲んで、その後大口を開けて具を口の中に放り込み何とか食べることが出来ました。お腹空いていたのでおかわりも。
ちなみに食べ残しを捨てるザルに、具がたくさん捨てられていました。
食べにくかったからか、はたまた脂身の多い豚肉で食べられなかったのか。ちょっと残念。

日が暮れてきたのでヘッドライトの準備をしてエイドを出発。

前に3名の選手がいたのですが、50㎞部門のようで3名ともゴール方向へ向かっていきました。う、羨ましい。


ここからは里山ラウンドで、走りやすい林道が続くという。
なので正直なところ楽勝!もうゴール出来たも同然!くらいに思っていたんです。
しかしすぐに間違いだと気づきました。

まず登りが3.7㎞。結構な斜面。疲れているから余計にそう思うのだろう。
えっちらおっちら歩いていたのですが全然体が動きません。エイドで補給したばかりなのでエネルギー不足ではないはず。
A4カヤの平~A5糠千の10kmもの林道を走り切ったダメージが大きいと気づくももうどうしようもない。。。

この区間は里山ラウンドを戻ってきた選手たちとすれ違うのですが、
「ファイトー!」「ナイスラン!」とか励ましあいながらすれ違いました。いいね。
ちなみにエイドを出るとすぐに日が暮れて真っ暗闇。景色が素晴らしいそうですが、何も見えませんでした。
なので、あまり記憶もないのですが、耐えて耐えて耐え忍んだ。そんな感じです。



登りが終わると今度は8㎞ほどの下りになります。
下りになったのに、しかも走りやすい林道なのに、走り出せませんでした。
重たい体を引きずるように、歩くのみ。
コース上に設置されていたプラカードに「楽しんだもん勝ち!」というのがあったことを思い出し、
とにかくこの状況を楽しもう!って思ったけど、どう楽しんだらいいのか分からず。。。

あまり周りに選手がいないようで、下りで歩いていてもなかなか抜かれなかったのですが、
それでもやっぱりどこまで進んだか分かりませんが、しっかり走っている選手にサーっと抜かれました。

ここでペースを確認するとキロ12分くらいだったかな。予定より4分遅い。次のエイドまで8㎞あるので、このままだと32分も予定より遅くなる。
A5糠千エイドの時点で1時間の貯金があったのでまだ大丈夫だけど、その後もこの状態が続けば関門時間がやばくなる可能性が出てくる。
ここは頑張りどころだなと思い、一念発起して走り出しました。しかし、体は重いし、着地の衝撃が大きく、体が悲鳴を上げます。
それでも頑張って走り続けていると、そのうち慣れてくるのか下りと言うこともあり走り続けることが出来ました。



A6ケヤキの森エイド(83.4㎞)~

20:33、A6ケヤキの森エイドに到着。


ここには妻が応援に来てくれていました。ありがたや~。



妻が道の駅でゲットしてきたおむすび🍙を差し入れてくれたんだけど、
前日食べたときは美味しかったのに、このときは味がしませんでした。
口の中がむぎゅーっとなってて味覚センサーがバカになっているんでしょうね。
そのほか、エイドで提供されていたなめこ蕎麦も頂きました。


エイドには18分ほど滞在。
また体が動かなくなるんじゃないかと思うと憂鬱でしたが、
もうここまで来たら進むしかありません。

妻に「またゴールでね!」と告げてエイドを出発。
隣に陣取っていた方々にも「頑張って!」と応援してくださり元気をもらいました。


エイドを出たあと、少し街中を走るのですが、段々畑でBBQをしていたグループが応援してくれたり、
21時を過ぎているのに車いすの女性が家の前まで出てきて応援してくれていたり、
トレイルに入る手前の民家では、スポーツドリンクを提供して応援してくれており、
ほんと嬉しかったです。ありがとうございました!

トレイルに入るところでちょうど7,8人の選手が集団になっていたんだけど、
自然と速いグループと遅いグループに分かれます。
当然私は後者なのですが、それでも付いていくのが精いっぱい。
気を抜くと離されてしまうので、なんとか離されまいと必死で食らいついていきました。

行きに選手とスライドしていた林道に出たのですが、もうすれ違う選手はいませんでした。
きっとA5糠千エイドでの関門が20:30だったからそこを通過した選手はすでに通り過ぎた後ということですね。
すれ違いでの声を掛けが出来ないのは何とも寂しかったです。

その後も10mほど前を行くグループに離されまいと歩き続けました。
おかげで気持ちを切らさずに済みました。


次のエイドまで残り3㎞のところで下りに転じるのですが、前のグループは歩き続けています。
後ろから来た選手が1人、追い抜いて行ったのですがそれにも反応せず。みんな疲れているんでしょうね。
私も疲れていましたが走れないことはない。ということで意を決して走り出しグループの前へ。
そうすると2人くらい付いてきました。私もそうだけど、何かきっかけがあると走り出せるんでしょうね。

そこから次のエイドまではなんとか走り続けることが出来ました。
と言ってもペースは遅く、キロ9:30くらいでした。早歩きと変わりませんね。(^▽^;)




A7糠千エイド(94.7km)~

23:11、A7糠千エイドに到着。
ゴールまでは残り5㎞なのでちゃちゃっと補給して出発する計画でしたが、
もう体はボロボロだったのでゆっくりしちゃいました。
味噌汁があり頂きました。具は漬物かな?とても美味しかった。疲れた体に染みてジュンジュワーって感じ。

それから温存していたセブンの豆大福も食べました。
ただ疲れでなかなか喉を通らず、ドリンクで流し込む感じ。
ちなみにトレランにつきものの胃のトラブルはなかったです。
普段からグルメランで鍛えている成果でしょうか。なんちゃって。
(私は遅いので胃の上下動が少ないからだと薄々感づいてます)

結局エイドには15分滞在していました。

エイドを出発。
残り5㎞。

30mくらい前に選手が1人おり、よしその選手に付いていこうと走り出したところ
その選手が急に止まりザックをゴソゴソとし始めました。えっ?付いていこうと思っていたのに…
私が追いつくまでに走り出さないかと期待したけど、それも叶わず追い抜いてしまいました。

仕方がない。1人でも行くべ!
泣いても笑っても残り5㎞。
体力を温存しても仕方がないので出し切る感じで押していきました。

高低グラフを見るとアップダウンの少ない区間なのですが、やはりトレイルにはアップダウンがつきもの。
登りに差し掛かると、「なんでここで登りなん?」「嘘つきー!」と悪態をつきながら進みました。
残り3㎞、残り2kmとゴールが近くなるほど、1㎞が長く感じます。
そして残り1㎞を通過。また長いんだろうなと思っているとすぐにロードに出ました。意外と近いやん。いいぞ!と思ったのですが、
それはラスボスとして立ちはだかる、ゲレンデの登りが長いということを意味するんだよなーと気づき意気消沈。

それでもゴールはもうすぐ。持てる力を出し切ってゲレンデを駆け上がりました。(走れはないので早歩きくらいで)

そして無事にゴール!
予想タイムより1時間短縮できました。やった!


以下は妻の撮ってくれた写真です。
暗闇のゲレンデをポツポツと登ってくる選手達。

懸命にゴールに向かう私。

「やったぞー!」



100㎞級レースの完走は今回が初めてです。
走りやすいコースではありますが、やっぱ完走すると嬉しいもんです。
運営スタッフには感謝しかありません。コース整備をはじめとした事前準備や当日のサポートのお陰で気持ち良く走ることが出来ました。
あと一緒に走った選手にも感謝。レース中に選手同士で会話するのもトレランの魅力の1つですよね。1人じゃ絶対に走れません。

それからそれから地元の方にも感謝です。
他の大会に比べて地元の方の応援が多いと感じました。歓迎されている感があり嬉しさ倍増。
それもこれも運営主体であるALP SKI TEAMと、地元の関係性があるんでしょうね。
これは短期間で構築できるものではないので日々の努力の積み重ねなのだと思います。


木島平、最高です!


移住したいくらい。仕事ないかな。笑




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