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別府から由布院へ

2015年05月21日 12時18分32秒 | 旅行
   
    由布院駅からの風景。遠く由布岳が見える。

旅の二日目は、朝風呂に入り、しっかりと朝食バイキングをいただいて、元気満々の出発をした。この日は、由布院へ泊まる予定だ。

少し時間がとれたので、別府にある大分香りの博物館を訪ねてみた。
大分香りの博物館には、西洋の香水の歴史や日本の香りの変遷など、日頃見ることの出来ない貴重な資料がずらりと展示してあった。
世界の香水ギャラリーでは、多数の著名な香水の現物が展示してあり、細長い和紙に匂いをしみ込ませ、匂ってみることもできた。
展示物だけでなく、希望者には、有料だが調香工房で実際に体験したり、アロマ体験ルームで心と身体の癒し体験もできるとのことだ。

見学のあと、ミュージアムショップで、大分特産のかぼすのオーデコロンや石けん、オリジナルのローズのエッセンスを入れた石けんがあったので、石けんをお土産にした。
これからは、香りを生活に取り入れて楽しむ習慣が増えて来るだろう。自然の中から香りの成分を取り出した先人の発想と工夫は、現代に引き継がれてより発展していくことが素晴らしい。

   
    山なみハイウェーから見える由布岳と草原。

別府から由布院のホテルまでは、タクシーに乗り、山を越え緑の草原の道を走った。緑一色の美しい景色の中を颯爽と車は走る。由布岳は険しく、いくつか登山口があるそうだ。火山灰の影響か、大きな木がなく草原が広がる。
途中、タクシーの運転手が話し慣れた様子でガイドをしてくれた。由布院は、湯布院という二通りの漢字を見かける。どうやら、昭和の大合併の際、由布市となってからは「由布院」が多く使われるようだ。町名としては、湯布院町がある。

まず、荷物をホテルに預かってもらい、歩いて由布院の町を散策した。歩いて五分くらいで金鱗湖という湖がありますよ、とのことなので、三人で歩き始めたのだが・・・狭い町をさっそく迷ってしまった。右へ行くところを、左に曲がってしまい、どうみても町から離れていくようだ。畑の中の家でおじいさんに道を聞いて、ようやく金鱗湖へ着いた。

   
    金鱗湖の静かなたたずまい。
      
金鱗湖は、その昔は、池だったそうだが、魚が多く住んでおり、跳ねた魚の鱗が日を浴びてキラリと光ったところから、金鱗湖と名付けられたらしい。林に囲まれた緑豊かな景色で多くの観光客がゆるりと散歩を楽しんでいた。そこから湯の坪通りが長く続き、いろんな工芸品や食べ物のお土産、飲み物、レストラン、カフェなど観光客向けのお店がたくさんあって、年齢にかかわらず充分楽しめる。
通りには、イベントや美術館などもあり、私たちは「湯布院夢美術館」の山下清原画展を観に行った。貼り絵の実物や本人の筆跡の手紙や作文もあり、その才能や人となりを知り胸を打たれた。

この日泊まったのは、ユウベルホテルで、林の中のきれいなホテルだった。坂を利用した建築設計で、いくつかの廊下がトンネルのように分かれ、続いていた。長い渡り廊下から見えるのは、竹林やもみじの新緑で、どちらを向いても美しい。

   
    手入れの行き届いた庭園。

お風呂は広々として、お湯がたっぷり出る。食事では、和風の一点ずつ趣向をこらした懐石料理で、どのお皿も残さず味わって食べられた。
景色がよくて、サービスもよく、食事とお風呂がいいというのは、うれしいものだ。由布院は、また来てみたいなと思う所である。

     
     お風呂へいく時通る庭園の道。

三日目は、帰りの旅だ。特急電車に揺られて由布院から博多まで、博多から新幹線に乗り換えて広島駅まで、あっという間に帰って来た。新緑の季節を満喫し、晴れ晴れとしたいい旅ができたのは、同行した友人達のおかげだと感謝している。

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