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ものづくりあれこれ

ものづくりで毎日を楽しもう!

組みひもを作った(初めての体験)

2014年06月26日 18時42分10秒 | 手工芸

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昨日、組みひもサークル講習会に参加した。(東京農工大学 科学博物館友の会による)

伝統工芸である「組みひも」を編んだのは、初めてだ。
以前、丸台(組みひもを編むための道具の一つ)で組みひもを編んでいる映像を見たことはある。
細い絹糸を何本にも重ねて編み上げると、美しい模様が出来上がるのだ。
講習会で出来上がった作品は、「メガネホルダー兼ペンダント」(写真参照)で、編み目がとてもきれいだ。

組みひもの歴史は深く、中国から伝来し、様々な形態に発展し、日本の文化を支えて来たようだ。
現代で、組みひもで愛用しているものといえば、着物の帯締め。羽織の紐だ。
市販されている安価なもので、巾着などの紐としても丈夫でよく使われている。

講習会には、20名の参加者があり、それぞれに講師やボランティアの方々のお世話で、
糸の組み方、きれいに編むコツなどを教えてもらい、約3時間必死で編み上げた。
ペンダントにするためには、65センチくらい編まなければならない。
右手と左手を同時に動かして、決められた順序で糸を絡ませていく。
6通りの糸の動かし方でひと模様ができる。
先生のアドバイスで印象的だったのは、
「たとえ、電話が鳴っても、6番目まで終わるまで出てはだめです。
 途中で止めるとどこまで組んだか、分からなくなってしまいます。」

電話なっても6番までやめないで!
お客様が来てもお待ちください!
例えが変かもしれないが、「赤子泣いても蓋とるな!」みたいだ。

延々と長時間熱中して作業したせいで、今朝は肩やら腰やら筋肉痛だ。
それでも、また機会があれば是非習ってみたいと思っている。

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コメント (1)
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かご編み

2014年06月20日 12時02分43秒 | 手工芸

かご編みは、私にはまだ経験が少ないが、楽しめる工芸だ。
昔、父が竹を細く裂いて農業用のかごを編んでいたのを思い出す。
竹という素材は、長年慣れていないと、簡単には扱えない。
自分で作るには難しいが、昔からの生活用品としては、丈夫で耐水性があり
材料が安価という利点がすばらしい。

手芸店で「エコクラフト」という紙製のおびひもが販売されていて、
これは未経験の私でも十分形にすることができた。
色も多種あり、好きな色を組み合わせることができる。
先日、くず入れを編んでみた。
紐の太さを変え、2色で。
部屋に置いてもおしゃれな雰囲気で、毎日、愛用している。

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もう一つの作品は、木おびという木材を薄く細長くそいで作った素材。
多摩源流「小菅の湯(山梨県小菅村)」を訪れた際に、小菅村物産館(おみやげ店)に
木おびで編まれた見事なかごが展示されていたので、ぜひやってみたいと購入してきたもの。
木材のいい香りがする。

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半日がかりで組んでいったが、素材が乾燥していたためか、
扱いにくく、何度もやり直してようやく形になった。
地元の職人さんが編み上げた見事なかごを思い浮かべながら、多少とも近づこうと
試みたが、とうてい無理な話だ。
ため息をつきながら、木工ボンドで固めるのが精一杯だった。
やってみて気付いたのは、四角い形は、長さをそろえたり、角度を決めるのに技術が必要。
私のような初心者には、丸いかごが一番作りやすいようだ。

自然素材を使った工芸は、作ってみても出来上がった作品を眺めても気持ちが安らぐようだ。
さて、四角いかごには何を入れて楽しもうかな。

コメント (2)
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