三蟠鉄道研究会

今はなき岡山の三蟠軽便鉄道の歴史を探り、後世に伝承していくための活動をしています。

沼尻軽便鉄道廃線50周年記念大会に参加して

2018-10-23 09:35:53 | 三蟠鉄道研究会が沼尻軽便鉄道保存会と交流

軽便鉄道廃線50年記念事業盛大に開催

開催日 : 平成30年9月29日(土)~30日(日)

主催  : 沼尻鉱山と軽便鉄道を語り継ぐ会

協力  : 猪苗代町 ・ 猪苗代町商工会青年部 ・ 社団法人猪苗代観光協会 ・ 財団法人猪苗代町振興公社

私達三蟠鉄道研究会では、大会前日の9月28日(金)会長以下5名が参加し、大会をお祝いしました。

沼尻鉄道が運行したのは大正3年から沼尻高山が閉山となった昭和38年までの54年でしたが、沿線住民達からは

大変惜しまれつつ廃線となりましたが、この鉄道を後世に伝えようと、「沼尻鉱山と軽便鉄道を語り継ぐ会」では、

日頃から沼尻鉄道関連施設、資料の保存と伝承活動に取組まれています。

開催前日の交流会

 9月28日猪苗代町に到着した私達三蟠鉄道研究会メンバーを磐越西線・猪苗代駅で迎えていただき、予め

手配して頂いた中ノ沢温泉の「和風旅館・ぼなり」へ案内していただきました。

次の日が記念大会本番で、忙しい日程の中、心のこもった、おもてなしを頂き、感動しました。

 

和風旅館 「ぼなり」 での交流会 

右列奥から  沼尻鉱山と軽便鉄道を語り継ぐ会、会長の出口陽子様と 事務局の長尾景昰(かげつな)様 

左列奥から  沼尻鉱山と軽便鉄道を語り継ぐ会、事務局長安部なか様と 三蟠鉄道研究会会長内田武宏

 

  終着駅だった沼尻駅跡を案内されました。後ろは資料館になっています。

大会当日 初日9月29日

会場となったのは猪苗代町内の、「緑の森」でした。ここには資料館と共に運行当時のディーゼル機関車

そして客車2両の計3両が、レールと共に保管されていました。

記念式典 緑の森広場で開催されました。 参加者 250名

         

 会長 出口陽子様 開会挨拶    来賓 猪苗代町商工観光課長挨拶 渡部彰啓 様 

記念イベント メインイベントはディーゼル機関車が牽引する客車への乗車体験でした。

         

ジーゼル機関車前でポーズ

        

一両の定員は50名です。 一定間隔で交替します。

レールは車両の板のみで走行は出来ませんでしたが、車内の前後にモニターが設置されていて、

約20分間運行当時の動画が流され、各駅の景色や、車窓から見えた景色が流れ、警笛も発せられ

乗車気分満点でした。

資料館「駅舎亭」見学

        

  硫黄の鉱石を積み出す貨物      ディーゼル機関車DC12         記念駅弁カバーデザイン

 

 猪苗代町観光案内

   

最初に案内していただいたのは「天鏡閣」でした。    

 有栖川宮別荘として建造され、昭和に入り、迎賓館として使われ、現在は観光名所でもあります。

裏磐梯の近代美術館も見学しました。 

 

       

会津磐梯山も北側から望むと河口は相当大きいのが分かります。  裏磐梯は秋が深まると、紅葉がとても綺麗です。

裏磐梯には五色沼があります。火山の成分の関係で、湖面の色が、5つの沼それぞれ違っており、観光スポットになっています。

五色沼のの紅葉は綺麗です。

 

大会2日目 9月30日

 大会二日目は鉄道始発駅から終着駅までのウォーキングです。

午後から私達三蟠鉄道研究会のメンバーは帰途になるので、参加できません。

今日も、私達を猪苗代町の名所観光に誘っていただきました。観光したのは安達太良山中腹にある不動滝でした。

 猪苗代の名所 不動滝  年間を通じて、豊富な水量で、美しい景色でした。山道は栗の実がたくさん落ちていて

秋を感じることしきり 滝の音を聴きながら下山しました。

  

猪苗代町を、これでお別れです。 ウォーキングルートの各駅跡には駅名板が立っていました。

途中の駅で、「沼尻鉱山と軽便鉄道を語り継ぐ会」 出口会長、安部事務局長、 長尾さんに挨拶することが出来ました。

今回のおもてなし、感動の連続でした。

 事務局の星恵子さん、浅貝さんにはマイカーで新幹線・郡山駅まで送っていただきました。