三蟠鉄道研究会

今はなき岡山の三蟠軽便鉄道の歴史を探り、後世に伝承していくための活動をしています。

三蟠鉄道の営業収支

2018-01-24 11:10:50 | 三蟠軽便鉄道の営業収支

営業収支と輸送量の推移


開業から廃業に至るまでの収支を見ると、下表の通りです。

鉄道営業収入のピークは昭和元年の61,423円でした。
同じ年、営業収入もピークとなり、31,985円でした。




暦年度営業収支棒グラフ




輸送人員の暦年度推移

輸送人員は大正12年に国清寺駅まで路線延長が実現したことにより、年間10万人超の乗客増加を見ましたが、
それ以降は期待されるほどの乗客増はなく、昭和に入って減少傾向が顕著となりました。 





貨物の運送量暦年度推移

貨物は岡山瓦斯㈱や鐘紡岡山工場への石炭輸送が大半であり、輸送量のピークは大正8年から9年頃でした。