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四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

三にございます (^^)v

2008-07-01 | 鹿児島

皆さま、大河ドラマ「篤姫」をご覧になっていますか?
生憎の雨だった日曜の午後、
夫と「篤姫ごっこ」をして遊びました(^o^)/

                     
「三にございます・・ Ψ(`▽´)Ψ 」
      VS.「四三じゃ~ ヽ(´ー`)ノ 」


鹿児島で過ごした少女時代は
五目並べよりは囲碁、囲碁より将棋が好きでした
小学校高学年の頃は囲碁や将棋にはまっていて
休み時間に男の子を負かすのが何より楽しかったです♪


子供の頃祖父母の家に行くと
祖父が縁側で近所の友達との囲碁打ちに夢中になっていましたし
実家でも父の同僚が遊びにくると
碁でも打つな?(←打とうか!の意の鹿児島弁)」と碁打ちが始まり、ぱちっ、ぱちっ、という音と
あいた、しもた・・!(←あ、しまった・・!という意の鹿児島弁)」が延々と続くのが常でした

そんなわけで「囲碁 = 男の遊び」というイメージでしたが
私も子供の頃からいつの間にか覚えて打てるようになっていました!


囲碁盤も碁石も鹿児島の私の実家にあったものです


私の息子たちが小学校の高学年になり
同じように囲碁や将棋を面白がるようになった頃、譲り受けました

父は白い碁石を特に大切にしていました
「宮崎の蛤貝・・云々」と自慢しつつ一個ずつ丁寧に磨いていたものです
遠く懐かしい思い出になってしまいました

そうそう・・昨日はお稽古に来て下さった生徒さんと
故郷の紬や工芸の話になりました
子供の頃に当たり前のように身近にあったものが
とても懐かしく感じる年齢になったようです・・


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赤いパンツをはいて蓮の葉っぱの傘をさした河童の団扇は
5/28ブログ『扇子を買いに(^^』でご紹介した荒井文扇堂さんの物

私は溜塗りの扇子
夫には団扇
 
お値段の差は秘密です(^^)v


 


悠久の桜島

2008-04-21 | 鹿児島

4/19~4/20鹿児島に帰省してきました

     
「篤姫館」のあるドルフィンポートから眺めた桜島


入院中の父のお見舞いが目的で日帰りで帰ることが多いのですが
忙しい時だからこそ故郷にパワーを貰いたく今回は一泊することに!

空港リムジンバスが市内に入ると
篤姫が斉彬の養女となり2ヶ月を過ごした「鶴丸城」跡の横を通ります
城の名前は私の卒業校の名前でもあるので
大河ドラマの中で登場するたびに時代を超えて身近に感じますね

ちょうど30年前の春に同じ高校の門をくぐり
以来30年のつき合いになる親友2人
今回も鹿児島に住むその2人の優しさと賢さに心を洗われ
故郷のおおらかさと温かさに包まれ
心がしなやかに強くなれるような元気を取り戻して帰ってきました

鹿児島ですごした高校時代までは
桜島のことをいつもそこに在り続ける当たり前のものとして
特別に意識したことはありませんでした
振り返ってみるとやはり「いつも見守ってくれていた」という感じです

大河ドラマ「篤姫」でも
篤姫が桜島に誓ったり話しかけたりするシーンがよく出てきましたね!
鹿児島県の地図をご覧になったことがある方はご存知と思いますが
向かい合う薩摩半島と大隅半島の間に位置する桜島は
県内どこにいてもまるで自分の方を見ているように見えるのです

子供の頃に遊びまわった近所の川や走り回った野原と同様に
桜島は心の原風景として在り続けるのですね

      
私が物心ついた頃からずっと実家の応接間に飾ってあった「桜島の絵」


近くに置いておきたくて結婚するときにもらってきました
たび重なる引越しで木枠にはまっていたガラスが割れて
今では剥き出しのまま(^^ゞ 家の食事をする部屋に飾ってあります
鹿児島の美しい空と海、そこに境界線を作っていた桜島は
私がふと思い描く風景そのものです

      
6年ほど前、実家の荷物を整理したときに出てきた「桜島の版画」


サインを見ると・・私が2年生までを過ごした小学校で
当時図工を教えて下さっていた大好きだった入佐先生の作品でした
もちろん私が大切に持ち帰り日々眺めています
山肌の色は季節や時間によって変わります
眺めていると記憶の中にたたまれている美しく不思議な色が蘇るのです

何でもないことのように思いますが
故郷の景色は私に自然の中の色の美しさを
たっぷりと刷り込んでくれていると確信します
着物と帯や小物を合わせるとき
鹿児島の海の輝きや山の色
自然の中で遭遇した昆虫・鳥・魚・植物に
思いを重ねることが度々あるからです

    
鹿児島で育って良かったなあ・・と心から思います(^^ 

お土産には「かるかん饅頭」と「かすたどん」を買いました(^o^)/

      
お菓子の箱にも桜島


     
「丸に十の字」は薩摩の印 
島津斉彬の羽織の紋も篤姫の籠の紋もそうですね!






鹿児島の夕べ

2008-01-25 | 鹿児島

昨日24日、東京プリンスホテル「鳳凰の間」で開催された
【鹿児島の夕べ】というパーティで着付けを担当させて頂きました
「着物参加者は大島紬で」という暗黙のルールがあり
会場に用意されている飲み物は全て「焼酎」(^^*)/という
郷土色満載のパーティです

鹿児島県知事に袴を着付ける予定は
伊藤知事のスケジュールの関係で無くなったのですが
司会者(近藤久美子アナ:鹿児島読売テレビ)をはじめ
伝統工芸組合の理事の方、来賓の方、県の主催者側の方・・と
次々に着付けをさせていただきました


「深い森」をイメージする大島紬に黒の更紗帯
帯揚げと翡翠の帯留めでパーティらしさを演出してみました
「緑」は私の一番好きな色
何かで身につけていると落ち着きます



私自身もパーティには出席するものの、荷物移動・着付け・片付けも着物を着たまましなくてはならないことや
着付け師としての立場もあり、控えめなコーディネートにしました(^^





出席者は1000人以上かと・・
郷土料理の「薩摩黒豚しゃぶしゃぶ」「鹿児島黒牛ステーキ」「高菜寿司」「鰹のたたき」「きびなごの天ぷら」「鹿児島ラーメン」「薩摩地鶏料理」「焼酎バー」etc・・
どのコーナーのシェフも大忙しのようでした

私も焼酎のグラス片手に懐かしい故郷の味を堪能してきました
・・とはいっても気になりますね・・
自分の着付けた方々が着崩れてないか、何かお困りでないか、等々・・
会場を目で追ってしまうものです・・(^^ゞ

さて、少しイベントが続いていましたが
来週からはじっくりと授業の方だけに本腰を入れてまいります!!
ぐいぐいと教え込んで参りますので、ご予約の方はお楽しみに♪