手術は今日の三件目です。
予定は午後2時スタートとのこと。
朝起きて、まずは浣腸です
生まれて初めての浣腸
軟便、下痢症な私は、本当に経験がありませんでした。
看護師さんがお薬を注入してくれます。
「もしも我慢できたら、ちょっと我慢してからトイレに行ってくださいね」
そう言われ、がんばってみると…意外と数分我慢できてしまいました。
しか~し…このあとが…
もうダメかな?!とトイレにとりあえず座ってみる。
意外と痛くないかなぁ~なんて呑気に座っていました。
すると…だんだん痛くなる。痛くなる
そしてついには、かなりの激痛が!!!!!!!!!!!!!!!
ひゃぁ~~~
そして出てきたものをまた看護婦さんに確認してもらうのですが…
何故か残渣がちょっとあったのです
なんでだ?!昨日のニフレックの後はきれいな液体だったのに…。
鶏のササミも食べなかったのに!!!!
看護師さん「あれ…ちょっと残ってますねぇ。ん~もしかして浣腸もう一回…」
私「ええ、ええぇ…ほんとですか?」
あまりに嫌な顔をしたからか、優しい看護師さんはOKをくれました。
浣腸は一回で済みました。
10時ごろのことです。
主治医の先生がいらっしゃいました。
「おはよう変わりないですか?今日はよろしくね」爽やかなご挨拶です。
「先生、あのぉ…」ここで私は切りだしました。
開腹してみて摘出する部位を決めることが引っかかっていました。
薬剤アレルギーのある私は、できるだけ手術はもうしたくありません。
片方は卵巣を残せるかも、と言われていましたが、残して再発…再手術…これは絶対に嫌でした。
そして子供もいるので、ここでお別れになっても仕方がないと考えていました。
卵巣を残して、またホルモン療法や低用量ピルで経過観察していく→再発のリスクと更年期障害の副作用
卵巣を摘出→再発の可能性はなくなり、内膜症は治まるが、更年期障害の副作用
これを天秤に掛けると、私は同じ更年期と付き合っていくなら、再発のリスクがない方がいいと考えました。
「卵巣を残すと必ず再発しますよね?」
「…ん~」先生は否定してくれません。
「もう機能は求めないので、卵巣を取ってもしまう方がいいのか考えているのですが」
「そうねぇ。確かに取ってしまった患者さんの方が意外とイキイキしていたりしますけどね。
副作用は半年くらいかけて、ゆっくりと出てきます。辛い場合は、ホルモン充填療法もできますからね。
それからガン化のリスクはなくなります」
あーでもないこーでもない…と話した結果、やはりどうしてもホルモン療法(偽閉経)を受けたくない場合や、薬剤アレルギーがある場合などは、やはり摘出するケースがあると話して下さいました。
「では摘出してください」
頭を下げながら、涙がぽろぽろ。
自分で決めたんだけどなぁ。これでいいと思っているのに、涙が出るよ。
こんな患者、きっといないんだろうなぁと思いながら、かなり心揺れながら、結局オペ数時間前にいきなり子宮・卵巣全摘を決断して、お願いしました。
この判断がどうなのか、それは何年かしないと分からないだろうなぁと思います。
この後、点滴を入れに看護師さんが来ました。
これまでに何度も点滴をしているし、慣れっこのはずなのにやたらに痛かった
看護師さんいわく、輸血してもいいように特別に太い針を入れているらしく、通常の点滴とは違うようです。
それから術衣に着替えました。
前開きのパイル地のもの。そして紙でできたブルマみたいなパンツ。
さぁ、点滴も入れたし着替えたし、あとは待つばかり!
ちょっと遅れながら…3時半ごろ、やっとこさっとこ呼ばれました!
行き道は歩いていきます。
点滴の棒を引きながら、エレベーターに乗って、歩いてオペ室まで行きました。
オペ室の入口で、家族はバイバイです。
中に呼ばれ、かなり狭い台の上に上がりました。ここで最後までオペなのかしらん?
今回はやはり硬膜外麻酔を使うようにお願いしたので、まずは背中に麻酔です。
背中に針を刺すこと自体は皮膚の麻酔もするので痛くないのですが、何故かズンと腰が重くなり、腰がとても痛いような感覚に襲われ、それだけは先生に訴え続けました。
「では針を抜きますね~」と言われた後で、何だかその痛みも治まり、終了。
それからとても密着度の高いマスクをかぶせられ、全身麻酔の始まりです。
「はい、吸って~吐いて~」と言われ、スースーとやります。
みんなの話だと、もう2秒くらいで落ちると聞いたのに、何故か私…いつまでも意識があります。
麻酔科の先生方がボソボソと「あれ、おかしいねぇ」的なことを囁いているのが聞こえました。
それからどのくらい経ったか分かりませんが、次に意識が戻った時には、回復室のようなところでした。
無事に手術は終わっていたのです。
隣で横たわっている患者さんが、やたらに元気に看護師さんと話しながら、痰を一生懸命出しているのが聞こえるのに、私は殆ど返事をするのがやっと。痰もでません。
「痰を出さないと、後で気持ち悪くなっちゃうから、痰は出しな」と隣の看護師さんは言っていました。
でも出ないしなぁ…と思いながら、あえて出す努力もせず…。。。
とにかく歯がガチガチなり、やたらに寒くてどうしょうもありません。
看護師さんが電気毛布をかけてくれました。
しばらくするとガチガチ震えるのも治まり、それから病室に戻りました。
内容は覚えていませんが、夫や姉と多少会話をして、「割と元気だよ~」という雰囲気でした。
この時点で夜7時半ごろ。
手術は2時間半~3時間弱だったようです。
夫は摘出したものを見ながら説明を受けました。
卵巣はやはり両側アウトでした。どちらにしても摘出することになったようです。
子宮への癒着もかなりひどかったようです。
直腸へもかなり癒着していたようですが、直腸を傷つけることなく上手くはがせたようです。
心配していた外科的処置や人工肛門もなく、無事に済んだとのことでした。
というわけで、先生は「いい判断をされましたね」とおっしゃって下さったようです。
手術は成功したので、とにかく一安心です。
予定は午後2時スタートとのこと。
朝起きて、まずは浣腸です
生まれて初めての浣腸
軟便、下痢症な私は、本当に経験がありませんでした。
看護師さんがお薬を注入してくれます。
「もしも我慢できたら、ちょっと我慢してからトイレに行ってくださいね」
そう言われ、がんばってみると…意外と数分我慢できてしまいました。
しか~し…このあとが…
もうダメかな?!とトイレにとりあえず座ってみる。
意外と痛くないかなぁ~なんて呑気に座っていました。
すると…だんだん痛くなる。痛くなる
そしてついには、かなりの激痛が!!!!!!!!!!!!!!!
ひゃぁ~~~
そして出てきたものをまた看護婦さんに確認してもらうのですが…
何故か残渣がちょっとあったのです
なんでだ?!昨日のニフレックの後はきれいな液体だったのに…。
鶏のササミも食べなかったのに!!!!
看護師さん「あれ…ちょっと残ってますねぇ。ん~もしかして浣腸もう一回…」
私「ええ、ええぇ…ほんとですか?」
あまりに嫌な顔をしたからか、優しい看護師さんはOKをくれました。
浣腸は一回で済みました。
10時ごろのことです。
主治医の先生がいらっしゃいました。
「おはよう変わりないですか?今日はよろしくね」爽やかなご挨拶です。
「先生、あのぉ…」ここで私は切りだしました。
開腹してみて摘出する部位を決めることが引っかかっていました。
薬剤アレルギーのある私は、できるだけ手術はもうしたくありません。
片方は卵巣を残せるかも、と言われていましたが、残して再発…再手術…これは絶対に嫌でした。
そして子供もいるので、ここでお別れになっても仕方がないと考えていました。
卵巣を残して、またホルモン療法や低用量ピルで経過観察していく→再発のリスクと更年期障害の副作用
卵巣を摘出→再発の可能性はなくなり、内膜症は治まるが、更年期障害の副作用
これを天秤に掛けると、私は同じ更年期と付き合っていくなら、再発のリスクがない方がいいと考えました。
「卵巣を残すと必ず再発しますよね?」
「…ん~」先生は否定してくれません。
「もう機能は求めないので、卵巣を取ってもしまう方がいいのか考えているのですが」
「そうねぇ。確かに取ってしまった患者さんの方が意外とイキイキしていたりしますけどね。
副作用は半年くらいかけて、ゆっくりと出てきます。辛い場合は、ホルモン充填療法もできますからね。
それからガン化のリスクはなくなります」
あーでもないこーでもない…と話した結果、やはりどうしてもホルモン療法(偽閉経)を受けたくない場合や、薬剤アレルギーがある場合などは、やはり摘出するケースがあると話して下さいました。
「では摘出してください」
頭を下げながら、涙がぽろぽろ。
自分で決めたんだけどなぁ。これでいいと思っているのに、涙が出るよ。
こんな患者、きっといないんだろうなぁと思いながら、かなり心揺れながら、結局オペ数時間前にいきなり子宮・卵巣全摘を決断して、お願いしました。
この判断がどうなのか、それは何年かしないと分からないだろうなぁと思います。
この後、点滴を入れに看護師さんが来ました。
これまでに何度も点滴をしているし、慣れっこのはずなのにやたらに痛かった
看護師さんいわく、輸血してもいいように特別に太い針を入れているらしく、通常の点滴とは違うようです。
それから術衣に着替えました。
前開きのパイル地のもの。そして紙でできたブルマみたいなパンツ。
さぁ、点滴も入れたし着替えたし、あとは待つばかり!
ちょっと遅れながら…3時半ごろ、やっとこさっとこ呼ばれました!
行き道は歩いていきます。
点滴の棒を引きながら、エレベーターに乗って、歩いてオペ室まで行きました。
オペ室の入口で、家族はバイバイです。
中に呼ばれ、かなり狭い台の上に上がりました。ここで最後までオペなのかしらん?
今回はやはり硬膜外麻酔を使うようにお願いしたので、まずは背中に麻酔です。
背中に針を刺すこと自体は皮膚の麻酔もするので痛くないのですが、何故かズンと腰が重くなり、腰がとても痛いような感覚に襲われ、それだけは先生に訴え続けました。
「では針を抜きますね~」と言われた後で、何だかその痛みも治まり、終了。
それからとても密着度の高いマスクをかぶせられ、全身麻酔の始まりです。
「はい、吸って~吐いて~」と言われ、スースーとやります。
みんなの話だと、もう2秒くらいで落ちると聞いたのに、何故か私…いつまでも意識があります。
麻酔科の先生方がボソボソと「あれ、おかしいねぇ」的なことを囁いているのが聞こえました。
それからどのくらい経ったか分かりませんが、次に意識が戻った時には、回復室のようなところでした。
無事に手術は終わっていたのです。
隣で横たわっている患者さんが、やたらに元気に看護師さんと話しながら、痰を一生懸命出しているのが聞こえるのに、私は殆ど返事をするのがやっと。痰もでません。
「痰を出さないと、後で気持ち悪くなっちゃうから、痰は出しな」と隣の看護師さんは言っていました。
でも出ないしなぁ…と思いながら、あえて出す努力もせず…。。。
とにかく歯がガチガチなり、やたらに寒くてどうしょうもありません。
看護師さんが電気毛布をかけてくれました。
しばらくするとガチガチ震えるのも治まり、それから病室に戻りました。
内容は覚えていませんが、夫や姉と多少会話をして、「割と元気だよ~」という雰囲気でした。
この時点で夜7時半ごろ。
手術は2時間半~3時間弱だったようです。
夫は摘出したものを見ながら説明を受けました。
卵巣はやはり両側アウトでした。どちらにしても摘出することになったようです。
子宮への癒着もかなりひどかったようです。
直腸へもかなり癒着していたようですが、直腸を傷つけることなく上手くはがせたようです。
心配していた外科的処置や人工肛門もなく、無事に済んだとのことでした。
というわけで、先生は「いい判断をされましたね」とおっしゃって下さったようです。
手術は成功したので、とにかく一安心です。