この先、どういう展開？

安倍首相は、新型コロナウイルスの急な蔓延に迫られて、緊急事態宣言を発した。
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県に対し、外出の制限をはじめ、市民の行動を制約する。
とりあえず、ＧＷ後、5月6日までと、期間を区切っている。

戦争なら相手国との間合いに、人知を駆使して対応する。
シナリオを想定し、作戦を立て、遂行してゆく。

コロナウイルスは、人ではない。
5月6日になったら、どういう展開になっているのか。
想定できない。
ただ、判ることは、感染者の急増カーブが、倍々と跳梁する瀬戸際に差し掛かってきたということ。
ということは、防疫、医療体制が崩壊間近かになってきているという現実に迫られていることなのだ。
それしかないので、5月6日になったら緊急事態が緩和されているかどうか、全く予想がつかないのである。
（日本は、これまでの所、だましだまし、先延ばしを続けて、うまくやってきたと思います。）

このウイルス禍は、中国に発し、日本を含む東アジアから、イタリア、スペイン、アメリカ、イギリスそのあと、中東・イラン・南北アメリカ大陸からアフリカ・オーストラリアへと、時間差攻撃で地球を席捲するのだ。
だから、ウイルスの脅威はどんな形に発展し、そのあと終息に向かうのか、予測がつかないのだ。
世界中を蹂躙して回り、どんな形で終息するのかどうか、2年も3年も尾を引く事態が続くのだけは想像できる。

見えざる収拾までの道のり、世界人口は70億とされるが、こういう判断のつかない展開と結末をめざし、苦闘してゆかなければならないのだ。