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とまとのへや

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しおれて葉の縁が枯れる

2009年07月21日 | 栽培管理
栽培中に葉の縁が枯れる場合、いくつかの原因が考えられます。
まずは環境要因を考えてみます。
しおれを伴って枯れる場合は水分不足を疑います。
ベッドの水分が十分にあるか、潅水チューブが詰まっていないか、
などを確認しましょう。

曇雨天が続いた後、急に暑い晴天になったりすると、
ひどくしおれることがあります。
根張りが地上部の生長に追いついていない場合や、
雨で土壌水分が多くなりすぎた場合にも起こるようです。
ベッドの水分が多すぎる場合はマルチをはがしたり、
通路を中耕したりして、土を空気に触れさせて乾かすようにします。

土壌病害でしおれ、急に暑くなったりしても、
水分の吸収が追いつかずに葉が枯れる場合があります。
その場合は病害診断を行い、
次の作付け前に土壌消毒をしたり、
抵抗性品種・接木苗を導入するなどの対策が必要です。

こういった場合の応急処置としては上述のほか、
晴天時に寒冷紗などを使って日射量を減らしたり、
葉面散布して葉から養水分を補ったりして、
樹への負担を軽くして回復を待ちましょう。
(土壌病害の場合は回復しないこともあります)

肥料を入れすぎてECが高い場合もしおれて枯れることがあります。
化学肥料や液肥の量を間違えていないか確認が必要です。
その場合は、乱暴ですが多量潅水して肥料分を洗い流すしかありません。

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