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土壌環境改善としての微生物資材について

2012年01月20日 | 土壌環境
土壌中にはモグラやミミズといった比較的大きいものから、
カビ、細菌、ウイルスといった肉眼では見入ることのできない微生物まで
様々な生物が住んでいます。

一般に土壌の性質を考えるときに、
物理性、化学性、生物性と分類することも多いのですが、
生物性は、特に土壌微生物の分野は分からないことばかりです。

土壌微生物は、その形や性質から様々な種類に分類されています。
また、土壌中に住んでいる微生物の量は、
数え切れないほど多いと言われています。
そして、微生物の一生は
数時間から数週間とサイクルの短いものが多く、
微生物相は常に変化しているといえるでしょう。

さらに、肉眼でなかなかとらえられないし、
様々な分析方法を駆使しても、
それぞれの微生物について実態や発生消長を
完全に把握することはできないのが実情で、
土壌微生物の研究が難しいのは
こういったことによると考えられます。
土壌微生物の世界は
とても奥が深いと言えるかもしれません。

この土壌の生物的な環境をどう管理するかということは、
一口には言えないものです。
微生物資材を使って連作障害や土壌病害を無くしたり、
生育を良くしたりする技術は、
残念ながら現在のところは確立されていません。

農業現場では、ある微生物資材を使ってみたところ
ある畑では作物の生育が良かったように思えたが、
別の畑では効果がわからなかったとか、
昨年は良かったように思えたが
今年はそうでもなかったなどと言った話はよくあることです。
けれども実は、
生育が良かったのはその微生物資材によるものであると
本当に言えるのかどうかも判断が難しいのです。

微生物資材で土壌環境を改善したいとお考えの方は
こういったことを念頭に置くことが必要だと思います。


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