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温室効果ガスと農業

2010年07月28日 | その他
菜園カテゴリとしては、話が大きくなりすぎますが、
環境省が発表している2008年度温室効果ガス排出量の報告によると、
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg/index.html

2008年の温室効果ガス排出量は、
二酸化炭素に換算した量にして、
12億8200万トンだったそうです。
そのうち、
12億1400万トンは二酸化炭素で、全体の95%、
2130万トンがメタンで、全体の1.7%、
2250万トンが一酸化二窒素で、全体の1.8%を占めていました。
残りはそのほかの温室効果ガス(フロンなど)でした。

二酸化炭素排出量の21%は家計関連(家庭、自家用車など)
79%が企業・公共部門関連とのことです。

さて、二酸化炭素排出量のうち、
産業部門は34%、4億1900万トンでした。 
さらにその内訳は、
製造業で3億9500万トンで、産業部門の94%を占めていました。
農林水産業を含む非製造業は2400万トンで、同部門の6%程度でした。
一方、家庭部門は1億7100トンで、全体の13%を占めていました。

また、メタン排出量全体2130万トンのうち、
家畜由来の消化管内発酵によるものが690万トンで
メタン排出量全体の32%、
家畜排泄物管理によるものが230万トン(同11%)、
稲作によるものが560万トン(同26%)でした。
つまり、農業部門で1480万トン、
メタン排出量の70%近くを占めていた
ということになります。全体の1.7%分での話ですが。

一酸化二窒素では、排出量全体2250万トンのうち、
家畜排泄物管理によるものが480万トンで、
一酸化二窒素排出量全体の21%、
農用地土壌からのものが610万トン(同27%)でした。
こちらも、農業部門で1090万トン、48%を占めていました。
残りは焼却や排水処理による排出でした。

それで本題?ですが、
農業部門で排出された温室効果ガスが
二酸化炭素換算量でどのくらいかを見ると、
二酸化炭素の排出量は2400万トン以下、
メタン排出量1480万トン、
一酸化窒素排出量1090万トンなので、
合計で4970万トン以下でした。 
それは、全体排出量12億8100万トンの3.9%以下でしかない
ということが分かりました。

これは、温室効果ガス排出量の削減を
農業でいくら頑張っても、
2008年の3.9%以上は削減できないということでもあります。
これは、日本は農業国ではないために
排出割合も少なくなるのだと考えられます。
地球規模で見ると、農業分野での影響はもっと大きくなりますが、
反対に日本の農業が占める割合はごくわずかになるでしょう。

ですから、日本の農業分野が排出取引に
魅力的な市場になるのかどうか疑問ではあります。

けれども、この地球規模で考えたときに、
影響力が小さいから減らしても意味がないとか、
少しくらい増えても大した影響がないと思ってしまうと、
結局全世界が何も変わっていかないという危険があります。

日本の温室効果ガスの排出量削減技術が世界で認められて利用され、
大げさですが、地球を延命させられるかもしれないという視点が
個人でも必要な時代になってきているのではないでしょうか。

そういった意識で取り組んでいくことで
自分のところに、いつの日か、
何かしらの形で利益が返ってくるようになるのだと思います。


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