昨夜オフィスで候補者さんの面接をしていましたら、肺からこみ上げてくる咳で、我慢すればするほど息苦しくなって、ついぞ3回程中座してしまいました。こんなことはかつてありませんでした。昨夜お越し頂いた候補者さんには本当に申し訳無かったです。Fさん済みませんでした。
そんなことがありまして、今朝、家内の脅迫に近いお願いに、もう一度月曜日に行ったお医者さんを訪ね、念のため肺のレントゲンを撮ってもらうことにした訳です。
「月曜日に診て頂いた者ですが、どうも咳が収まらないのですが。。。それで今日は出来れば肺のレントゲンを撮ってもらえないかと思いまして。。。」
どれどれとドクターは聴診器を私の胸や背中に当てます。私は月曜日に聞くのが怖くて聞けなかったことを恐る恐るドクターに聞いてみることにしました。
「ドクター、実は月曜日にお話するのを忘れたことが一点あります。」(本当は忘れていない。怖くて聞けなかった。)
「えっ?何でしょうか。」
「実は猫が。。。子猫がうちにおりまして。。。工事現場から拾ってきた猫なのですが。。。もしかしてもしかすると、その猫の毛かもしれないとか。。。」とグタグタ私がしゃべっていたら、ドクターが、「猫はいつからお宅にいるのですか?」「どんな猫ですか?」「何歳くらいですか?」と矢継ぎ早に聞いてきました。
そうなるとこっちもとたんに心配になります。“もっ、もしや、やはり猫が原因では!?”とか思ってしまいます。で、最も私が心配していた質問がドクターから次の瞬間飛んで来ました!
「もし猫が、猫の毛が原因でアレルギーだったら、あなたは猫をどうしますか?」
メガネの奥でドクターの細い目が一瞬鋭く光ったのを私は見逃しませんでした。ああ、やっぱりそうなのだ!そのドクターが期待している答えとは、“そのときは可哀想だが、お宅の猫を○○へ連れて行って△△しなければならない。”というのかも!このメガネの奥の冷たく光る目は俺にそう言わそうとしているー、と思うと、とたんに心臓が高鳴ります。私はとっさに言いました。
「ドクター、そのときは私が家を出ます!」
その答えに、その場の緊張が一気に解け、あはははは、と笑い声が両者から漏れました。
「やはりそうですよねー。猫は可愛いし、もう3ヶ月も一緒にいるんだったら情も移っているだろうしね。」
“なんだ、猫好きの医者だったか。。。”と私は安堵しました(笑)。
と、言うことで、この後はレントゲンを撮るのですが、続きはまた明日。
そうそう、そういえば今日、「検査のため」と言いながら血液を取られたのですが、採血の時になんと私の腕が太すぎて血管が見えません!何年か前にシンガポールの某クリニックで血液検査をした際も、やはり血管が見えず浮き出ず、若い看護婦さんが何度注射器を差し込んでも血が出ず、結局両腕3回ずつくらい注射器を刺されたことがありました。そのときの記憶が、今日もそうなるのではといった悪い予感と共に一瞬蘇りましたが、今日のドクターは流石プロ、2回目で採血してくれました(笑)。でも、腕を結構叩かれました(笑)。 血管よ、そういうときは自ら進んで浮き出てくれ!と叫びたい気持ちでした(笑)