人情

「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。
帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎
人呼んでフーテンの寅と発します」
♪♪♪

で始まる、映画「男はつらいよ」は皆さんもご存じかと思います。

葛飾柴又を舞台に、下町の人情が溢れんばかりにストーリーの中で繰り広げ
られますね。
思わず泣き笑い・・・何度したことでしょうか。

私が子供の頃も、下町でしたから何かあると近所の人が集まって
お世話をやきあっていました。
時にはそれが面倒くさかったりしましたが、今思えば懐かしい事ばかりです。

人の事を他人のこととほおっておけない、人情がありました。
子供の頃の育った環境とは恐ろしく、その性格は今でもこの体の中に順調に
流れています。

時にはあまりにも人が良いと・・・自ら後悔する事も多いのですが、だますより
だまされた方が良い・・・などと、言い訳をしつつバカっ正直に生きております。

実は、フーテンの寅さんは私の憧れでして、いつかはフーテンの寅さんのように生きたいと
考えています。
大きな役目が終わったら、田舎を回ってその土地土地で特徴のあるパンをつくって
食べてもらいながら、全国を回りたいなぁ・・。

そのためにも、今はやるべき事をしっかりやっておかなければ・・。

フーテンの寅子と呼んでいただけるその日まで・・・。