さくら便り from Uganda

ウガンダ生活も残りわずか。
世界って広い。違いすぎる!
けど、やっぱり離れがたくなる。
世界のどこへいっても。

赤道

2017-01-20 | 旅行
ついにこの足で赤道を跨いできました!

ウガンダには赤道が通っています。
首都や空港、私の任地は北半球ですが
隊員仲間の中には南半球に住む人もいて
これまでに国内旅行する度に何度となく
赤道を越えてはいたのですが、
いつもバスの中から一瞬見かけるか、
下手したら気付かずに通り過ぎるかで、
降り立ったことはなかったのです。

この度、多分この任期中最後になる
であろう日本からのお客さんとともに
きっと最初で最後になるであろう
クィーンエリザベスNPへ行く途中に
赤道に降り立つことができました。

とは言っても、これまで何度となく
見逃してきたような程度の名所で、
首都から南西に伸びる幹線道路の
何もないところに赤道が交差していて
そこだけ道路の両側にちょっとした
モニュメントが立っていて、
周辺にお土産やさんやレストランが
数件立っているだけの、そんなところ。
でもやっぱりなんだか地球を感じられる
少し特別な気持ちのする場所でした。

一年中、お昼の太陽が真上から照る
赤道直下。その線の上に立ち記念撮影。

北半球と南半球で水の渦巻く向きが違う
というのを実証するための実験器具が
南北直下の3点に置かれていたのですが、
実験料が1万シリングだと言われ、
馬鹿らしくなってやりませんでした。笑

けど本当に赤道直下は渦巻かないらしく
やっぱりやればよかったかなぁと
後からちょっぴり後悔。また次かな。

とはいえ、次はいつになるんだろう?
帰国まで2ヶ月を切り、いろんなことが
ウガンダでの最後になっていくことに
センチメンタルを感じてしまっている、
そんなこんなの今日この頃です。

けど、こうしてお客さんが来てくれて、
ウガンダのことを知ってもらえて、
案内して一緒に旅している私もいつも
新しい発見をさせてもらえるので、
本当にありがたいなぁと思います。

こうしてウガンダでのいろんなことが、
”今回は”最後になっていくけれど、
また再会したり、再訪したり、
きっとまた”次回”があると信じて、
あまりセンチメンタルにならないように
残りの時間も精一杯、笑顔で前向きに、
ウガンダを生き抜きたいと強く思う、
そんな今日この頃でもあります。

キリマンジャロ登山

2017-01-12 | 旅行
アフリカ最高峰、キリマンジャロ。
山脈に属さない独立峰としては、
世界最高の5895メートルの山に
年明け早々5泊6日で登ってきました!
写真はウフルピーク(山頂)アタック前日
キャンプ地から臨んだマウェンジピーク
というもう一つの山頂(5270メートル)。

案内をしてくれるガイド、サブガイド、
料理をしてくれるシェフに
荷物を運んでくれるポーターなど
20人近くのパーティで登ってきました。

長い道のり、高度順応のためにゆっくり
少しずつ登る最初のうちはみんな元気で
歌って喋って踊って、うるさいくらい。
けど、さすがにピークアタックの時には
星空の下、ヘッドライトで足元を照らし
急斜面を蛇行しながら何時間も登るので
だんだん口数も少なくなっていき、
山頂近くで臨んだ日の出は美しすぎて
感動でか、酸欠でか、涙が出ました。

雲が出てくるギリギリに到着した山頂。

今回の目標だった頂上恋ダンスを踊って
(キャンプごとに踊って成長&好評!笑)
その後は高山病と疲れと霰とにやられ、
ほぼ一言も話せず、歩くのがやっと。
行くべきでない聖域へ足を踏み入れた
人間への天罰に違いないと思いながら、
もう二度と来ることはないであろう
高度に別れを告げながら、一歩一歩
ポレポレ(ゆっくり)下りました。

登山道は行きはロンガイルートという
植生の乏しい、登山者数の少ない、
月面のような岩場に続く緩やかな道を
キボ(登頂した嶺の方)とマウェンジを
眺めながらひたすら喋って歩きました。

帰りはマラングルートという主要路。
施設の整った立派なキャンプ地に
多くの登山者、整備された道に驚き、
体調の回復した最終日は
豊かな植生を楽しみながら、
無事に下界へ帰ってきました。

エルゴンにも生息する大好きなセネショ

南アフリカの国花プロテア


ピークアタック日は相当辛かったけれど
自然の美しさ偉大さに畏敬の念を抱き、
素晴らしい景色を見、全身で山を感じ、
またひとつ最高の体験ができました。

重たい荷物を運んでくれたポーター、
温かいご飯を作ってくれたシェフ、
辛い時に腕を貸してくれたガイド、
そして共に歌い、踊り、語った仲間に
感謝感謝のキリマンジャロ登山でした。

明けましておめでとうございます

2017-01-03 | 日記
2017年、明けました!
みなさんは新年をどこでどのように
迎えましたか?

私は日本から来て下さった先輩と、
ウガンダのサバンナの岩の上で
新しい年を迎えました!

といっても、大晦日の夜にはしゃいで
ウガンダンダンスを踊りまくって、
体力消耗し尽くしカウントダウン直前に
寝てしまったのですが。それもよし。
丸々ウガンダの2016年の締めくくりに
ふさわしい年越しだったと思います。

元旦の朝は、曇り空に昇る朝日を
あの辺かなぁとか言って眺めつつ、
岩に登ってくるバブーンを威嚇しつつ、
日本から持って来て下さったお屠蘇で
乾杯するという贅沢を味わいました。

そして新年初サファリでキリンを拝み、
長距離バスでカンパラに戻り、
弾丸旅を終えた先輩を見送って、
キリマンに向け、髪を編んできました。

5日から、念願のキリマンジャロ登山!
アフリカ最高峰に挑んできます。

2017年はウガンダから日本へ帰る年。
考えると少しおセンチにもなりますが、
どこにいてもここで学んだ教訓を生かし、
まずは今この瞬間を精一杯生きること、
それを実践していきたいと思います。

2017年もみなさんにとって幸せで、
世界が一歩でも平和に向かって進む、
よい一年になりますように☆