さくら便り from Uganda

ウガンダ生活も残りわずか。
世界って広い。違いすぎる!
けど、やっぱり離れがたくなる。
世界のどこへいっても。

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日本でもウガンダでも

2017-03-19 | 思い
3月19日、ウガンダ時間11時半。
ひとり、空港のベンチに座っています。
1年9ヶ月のウガンダ生活を終え、
日本に帰ります。実感がありませんが。

長かった。けど、今になって振り返ると
あっという間だったウガンダでの生活。

昨日、大勢のウガンダ隊員仲間達に
素晴らしい送別会をしてもらって、
今朝もたくさんの人に見送られて、
寂しいけれどうれしくて、幸せでした。

辛いことも泣きたいことも悩んだことも
本当に本当にたくさんあったけど、
こんな素晴らしい仲間に出会えて、
そして素敵なウガンダ人にも出会えて、
やっぱりやっぱり来てよかったです。

ウガンダに来て、気付いたこと。
世界はとても大きくて、様々で、
自分の感覚とは違う感覚を持った人が
たくさんいる。びっくりするくらいの
違いで溢れている。ほんとに。
けど、みんな誰もが幸せになりたくて、
笑顔を向ければ、笑顔を返してくれる。

日本でもウガンダでも、それは同じ。
頭ではわかってるつもりだったけれど、
実際にこの1年9ヶ月を経て、それが
一筋縄ではなく、そう単純でもなく、
いくつもの山と谷を超えていくなかで
身をもって確認できたのは大きかった。

世界はびっくりするほど広いけれど、
信じられない程の違いで溢れてるけど、
全て一つにつながっている。
だから、日本でもウガンダでも、
世界のことを考えて行動したいのです。

それは自分の世界に巡って返ってくるし
ウガンダで出会った、世界で出会った、
大事なみんなに返ってくるだろうから。

それはつまり、やっぱり目の前のことに
真摯に向き合い考えて、行動すること。


いろいろ考えすぎてしまって、
なかなかブログを更新できずにいて、
最初の頃に思っていたようには
ウガンダのこと世界のことをみなさんに
発信するのとはできなかったけれど、
間違いなく1年9ヶ月前の私には
無かったものを外に内にひっさげて、
顔上げて日本に帰りたいと思います。
そして、やっぱり目の前の人たちに、
大勢じゃないけど、小さな世界だけど、
私の見たもの感じたものを伝えて、
小さな世界をたくさん繋げていきたい
と思います。ブログに書けなかったこと
どうぞまた日本で会って聞いて下さい。

さ、帰ります。日本に。
そして、生きていきます。世界で!
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最後のバス

2017-03-10 | 日記
配属先の最終報告が月曜日に終わり、
JICA事務所での最終報告会が昨日、
そして日本大使館の表敬訪問が今日、
無事に終わりました。久々のカンパラ。
そして今からルウェロに帰ります。
最後の土日はルウェロでゆっくりして、
月火水と授業して木曜に引き上げます。

カンパラからルウェロへの最後のバス。

木曜日は事務所が車を手配してくれて、
引き上げたらルウェロには戻りません。
もうこの長距離マタツに乗るのも、
最後なんだと思うと、涙もろいから、
マタツの中でひとり涙ぐんでしまった。

今日、大使館の方達との会食の席で、
「始めに驚いたことっていうのは、
だんだんと慣れてしまうから、
思い出したり残したりするのって
大切ですね」という話をしました。
本当です。はじめはあんなに
何もかもが新鮮だったウガンダが
いつしか私の日常になって、
だんだん驚きが、呆れや苛立ちにすら
変わっていってしまうこともあって、
ブログにしたためかけて放置したことが
山のようにあるのは反省ですが、
今になってどれもなんか名残惜しい
そんなウガンダのもろもろ。
気分屋な自分に自分で呆れますが、
あと一週間。しっかり味わってきます。
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TIM

2017-03-03 | 思い
来週は首都で報告会やら表警報やらが
あるので、今週最後の授業がちらほら。
今日は7年生の最後の授業だったのに、
保護者会でなくなりました。
昨日になって、試験だといわれて、
最後だったのになぁ、と言ったら、
来週どこかでアレンジしてあげる!
て言われたので、期待せずに待とうか。

そしたら、今日2年生の最後の授業が
終わったら、試験してるはずの7年生が
わらわら校庭にうろついていて、
聞けば今日は保護者会になったとか。
保護者待ってるから授業できないって。
けれど9時からというその保護者会、
9時20分の時点で来てる保護者2名。

時間守った彼らが待ちぼうけをくらって
用があるからと帰って行く。TIU。
時間通りに来た人を待たせて、帰して、
遅い人たちを、何するでもなく、待つ。
正直者が馬鹿を見る。それがTIU?
そんなだから、いつまでたっても誰も
ちゃんと時間を守らないんだよ!
て、なじってやりたくもなります。
けど彼らにとっては、私が感じるほど、
待つことは苦じゃないのかもしれない。
正直者は、別に馬鹿を見たなんて、
思ってないのかもしれない。とすら
感じてしまう。それがTIUなんだ。

子どもたちは相変わらずやることなく、
校庭内をうろつき回っていて、
授業できたじゃん!てなってる私に
You can use them. て言う先生たちは
やっぱり何かをしてるようには見えず、
I don't want to USE them!
I want to TEACH them!! …なんて
ムキになったって、感覚が違うだけで。
ただ保護者が来たら途中で終わったり、
迷惑かけるかもしれないから…て、
もうすでにいろいろ大迷惑だわ!
なんて、彼らに悪気はないんだよね。
またしても一人で、どうしようもない
気持ちになってしまって、帰ってきた。

授業すればよかったんです。
けど、できなかった。This is me.
ぐちゃぐちゃカオスをまとめられない。
この気分じゃ、私が楽しめない。
情けないけど、これが私なんだな。

TIUは変えられなかった。
TIMも変えられなかった。

世界も自分も変えられなかった。

悔しいけど、この2年間で、
私自身が身にしみて感じたことはそれ。

もっと違うやり方があったんだろう。
けど、
私はこのやり方でしかできなかった。
この私でしかいられなかった。

けど、それもいいんじゃないかって。
少しだけど思えるようになったのは、
ちょっとだけど、私自身の変化かな。

何も変えられなかったからって、
この2年間が無駄だったなんてことは
絶対なくって、そうは思っていません。
子ども達は私の授業を楽しんでくれたし、
私も彼らの笑顔を見ると嬉しかった。
あまりにもたくさん子どもがいるので、
全体を見るとただの恐ろしいカオスでも
一人ひとりと接すると、いいところ、
成長したところ、感じることができた。
100点満点には程遠い活動だったけれど
マイナスではないから、よし。


最後の最後までアップ&ダウンで
大変だろうけど、落ち込むけれど、
悪いことばかりじゃないから、
あと少しいいことのためがんばります。

さて、そろそろ休憩時間です。
子どもたちとけん玉遊びしに
戻るとします。顔晴っていきます。
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ご近所問題

2017-02-27 | 生活
突然お風呂場の排水口が詰まりました。
前に髪の毛で詰まってたことがあって、
でもそれからだいぶ気をつけてたし、
徐々にとかでなく突然詰まったことに
不信感を抱きながらも、
毎日掃除してる我が家に頻出するGは
あの排水口から入ってきてるんじゃ…
と疑ってたりもしたものだから、
排水口の向こう側(大家さん家の敷地外)
がどうなっているのか突き止めるのも
怖くてずっと避けていたのです。

けど、一晩以上放置しても流れないので
意を決して向こう側に行ってみました。
すると、なんのことはない。こんな↓

ただ壁からパイプがつきでてるだけ。
てっきりゴミとかに埋もれてるんじゃ
と思って覚悟してたから拍子抜け。
けれど、どうして詰まるんだ?と
恐る恐るパイプを覗いてみると…
ビニール袋やらバナナの葉っぱやらが
ぎうっぎうに詰め込まれていました。
えええー、どゆことー?!とりあえず
木の棒でほじくり出したらば、どばっ!
と詰まってた水が一気に流れ出てきて、
無事、一件落着。にしたって、なぜ?
一体誰が何のためにこんなことを⁇

聞くと、犯人は昨年末に越してきた
隣の家族でした。奥さん曰く
水が家に浸水して来て迷惑なんだ、と。
それは悪かった。ごめんなさい。
素直に謝ったものの、塞がれても困る…
とりあえず大家さんに相談してみるね。
と、その日は対応策としてパイプの下に
タライを置き後で排水を回収しました。

さて、事の顛末を大家さんに告げると、
にしたってゴミ詰めることはないだろ!
て、やっぱりその反応でよかったんだ
とほっとしたりもして。
しかも、あそこはうちの敷地だし、
あの家に浸水するような距離じゃない!
文句言うなら塀を作ってやる。と。
どうか穏便にお願いしたいところですが
後日ご主人同士で話してくれたようで、
大丈夫。話はつけたからいつも通り
お風呂使って大丈夫。と言われました。
どう話をつけたのかわからないけれど、
とりあえず隣のご家族とは普通に朝晩
挨拶を続けられる関係を保っています。
なんか、こういうご近所問題って
どこにいっても変わらないんだなぁ、
て何だか妙に腑に落ちたりもします。

けど、確かに毎日、バケツいっぱいの水
(他の隊員と比べても多めな方)を豪快に
じゃーじゃーと垂れ流している私。
今まで裏を見なかったから、いつでも
考えなくじゃーじゃーやってたけれど、
向こう側を見てみて初めてわかった。
当たり前のことだけど、そこにも
どこにも人が生活しているんですよね。
思いやりなんてウガンダにはないと
思っていたけれど、大事ですね。
以後、時間や量など少し気遣ってます。


ところで、
これを機に外風呂にはまりました。
もめてる時に大家さんちのお風呂場を
借りていたのです。(写真、トイレの奥)

ウガンダは今、とても暑い時期なので、
青空の下さっぱりするのが気持ちいい!
ご近所問題解決後も、明るいうちは
青空の下で外風呂を続けています。
ちなみにこの排水は大家さんの家の裏の
塀で囲まれたエリアに出されるから、
よそに流れ出て迷惑かかることはない
はずです。
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子どもの権利

2017-02-15 | 思い
新学期が始まり、最初の一週間は、
やっぱり半分も子どもが集まらないし、
二週目に入っても、時間割もなく、
みんな思い思いに動いている。
ここへ来てもう1年半以上が経ち、
残すところ後ひと月ともなってくると、
こんな状況に慣れなくもないけれど、
最初から今の今まで、そして今後も、
絶対に慣れることのできない、
受け入れられないことがあります。

来た時からずっと考えていること、
私の頭を、胸を、いつも痛めること、
それが「子どもの権利」について。

来た時にまず衝撃だったのが、ここでは
子どもの人権が全く尊重されていない
という現状でした。例えば…
立ち話で授業に平気で遅れてくる先生が
その間静かに待っていなかったといって
子どもを鞭打つ。自分はどうなの?
授業中にやってきた行商人から魚を買い
クラスの子どもに敷地内の自分の家まで
届けさせる。遣いパシリもいいとこ!
机の上から落ちたノートをわざわざ
教室の反対側にいた子どもを呼びつけて
拾わせる。屈んで手伸ばせば届くやん。
などなど…。そして今も変わらない。

私の授業はきっかりに始められるよう
結構口煩く言って時間を守ってきたし、
毎朝の校内そうじでも、子どもたち
だけでなく先生がポイ捨てしたゴミも
先生として見本として、拾ってきたし、
子どもに手伝ってもらった時には、
大人と同じように感謝の気持ちを伝えて
労ってきた。態度で示してきた2年間。

それでも変えられなかった悪習に、
半ば諦めも湧いてきて、もちろん、
私は私のやり方をずっと続けるけれど、
他人はなかなか変えられないし、
そもそもそういう文化なのか?とまで
思ってしまうけれど、いやいや、
調べたらば、ウガンダは歴とした
「子どもの権利条約」批准国です。
とはいえ、根深い習慣なんだと思う。

こんな状況に慣れなくもないけれど、
新学期に入ってすぐのある日、
昼休みの学習クラブでどうしても
無視できない情景を見てしまいました。

いつも休み時間にジュースを売ってる
2年生のS先生が、同じ教室の後方で、
子どもたち数人に粉末ジュースを
作らせていたのです。しかも自分は
椅子にふんぞり返ってお昼食べてる。
ちなみにもちろんその彼女の昼ご飯は
子どもたちに運んでこさせたものです。

バケツの中に、ジェリ缶で運んできた
水をドバドバっと入れて、そこに
どぎつい色の粉末ジュースを入れて、
かき混ぜる手は赤や黄色に染まってる。
コップですくったジュースを
ビニール袋に入れて口を縛って、、、
その作業をひたすら繰り返しています。

昼休みなのに。ご飯は?遊びは⁈

掛け算カードを暗唱する子を横目に
めっちゃ気になる。そして勝手に憤る。

ジュースの集金に来て授業妨害したり、
体育の授業よりも畑仕事があるからと
無理矢理に子どもたち連れ去ったり、
すぐ鞭打つし、やたら偉そうだし、、、
これまでも我慢ならないところを
たくさん見てきたS先生だから、
悪い想像がどんどん膨らんでしまい、
きっとこの子たち、無理矢理いやいや
働かされてるんだ…なんて想像して、
もう掛け算カード吹っ飛んでしまって、
昼休みが終わっても、悶々として、
耐えられず、S先生に突撃しました。

一体全体、あの子たちに何させてるの⁈

そこでわかった真事実。
希望者を募り手伝ってもらってること。
お昼ご飯は持参し、自分の分の給食は
子どもたちに分けてあげていること。
ジュースをひとつサービスしてること。
毎週金曜日にはちゃんと500シリングを
お駄賃として与えていること。
ビニール袋の口をちゃんと縛ることは
技術トレーニングにもなること。

むむむ。最後のは眉唾な気もするけど、
とりあえず私の憤りは見当違いでした。

それにしても、子どもたちを働かせる
そのこと自体は児童労働…。やっぱり
違法な気がするけれども、だけども。
S先生も言うように、
授業料の払えない家庭から来ていて、
給食のポリッジも食べられずにいる
この子たちが、今を生きていくために
こういうことをするのは必要なこと。
そうしてしまう家庭が、社会が、根本が
おかしいのであって、けど子どもには、
それを変える力はなくって…。
そしてそんな力は私にもなくって…。
ずーん。落ち込む。。。けど、
だからせめて稼げるところで稼いで、
少しでもお腹の足しにするという、
子どものたくましさ。生きる気力。
そして、その機会を与えているS先生に
憤りではなく、むしろ感心するのです。

子どもの権利はもちろんだけど、
大人の義務が遂行されていない現状で、
やっぱりまずは大人が変わらなきゃ。
けど何より、公務員の先生の給料振込が
何ヶ月も遅延するようなこの国の仕組み
そもそも、そこを変えていかなくちゃ。
国がやっぱりもっとちゃんとしなきゃ。
それがとても難しい。無力感…。


それにしても、汚い…。苦笑
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