さくら便り from Uganda

ウガンダ生活も残りわずか。
世界って広い。違いすぎる!
けど、やっぱり離れがたくなる。
世界のどこへいっても。

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時間の感覚

2016-11-24 | 文化
例えば今、私はすごく後悔しています。
なんで、今朝、家を出てくるときに
本を持ってこなかったのか。
予測できたのになぁ、こうなることは。

今日はPTA会議の日なのです。
かれこれもう、することもなく
3時間以上もぽけーとしているのです。
会場は保護者でいっぱいなので、
他の先生たちも、木陰でぽけー、と。
少なくともスピーカーから流れてくる
ガンダ語がわかればまだよいのですが。


ちなみにプログラムはこんな感じ。

開始時刻が遅れたのは想定内です。
むしろ11時前に始まったことに驚き。

プログラム6番目のPTA会長の話が
20分とられていることからも
わかりますが、ウガンダ人の話は長い。
そして時間が過ぎても構わず続けます。
文句も言わず聞く皆、えらいと思う。

合間のエンターテインメントとしての
歌やダンスだって5分では終わらない。
2〜3日しか練習してないけど、
形になってる子どもたちに感心しつつも
どんどん遅れていくスケジュール。

何時に終わるのかねー?
て話してたら、5時じゃないか?て
いう先生がいて、冗談じゃない!と。
けど、冗談じゃなく本当にあり得るのが
TIU。そうなんですよね。今、3時。

13番のダンスを飛ばして、
14番のゲストスピーカー、市長の講話。

あまりに暇すぎて、やけになって、
もう子どもたちと一緒に踊ってやろう
と思って、ゴメス着て、腰にアカリバ
(踊り子が腰につける飾り)までつけて、
飛ばされた13番を待っています。



で、考える。ウガンダでの時間の感覚。
感覚には当然個人差があるものですが、
概して、ウガンダの人たちはのんびり。
私は日本人にしたってせっかちな方で、
意図的に時間を設けてのんびりするのは
好きだけれども、そうではなくて、
何かを待つとか、予定が伸びるとか、
そういうのには苛立ってしまいます。
時間がもったいない!て思ってしまう。
だから、こうして、何もすることなく、
そして終わりが予測できないものを
ただただ待つというのは大の苦手です。

ウガンダ人は得意か苦手か知らんけど、
待ちます。とても辛抱強い。すごい。
待つことが苦痛ではないんだろうか?
今だって、お腹すいた。とはいうけど、
あの市長、まだしゃべってるよ、
もう30分になるっていうのに!
なんて、誰も言いません。
ただ、ぽけーと、本当にただただ
ぽけーとして、待ってるんです。
家で子どもがお腹空かせて待ってるわ、
という同僚も、苛立ってはいません。
なんでしょう、諦めてる感じ?
うん、そうかも。諦めの境地なのか。

他のことにもそうです。
物を貸して返ってこないとか、
隣のスピーカーから流れる大音響とか、
店に売ってる不良品とか、とかとか。
日本だったら間違いなく問題になる
そんな状況がたくさん溢れてるのに、
ふだん、ウガンダ人が相手に苦情を
言うところをほとんど見たことがない。

ぼやきはします。けど、他人に対して
どうにかして!とは言わないのは、
相手が聞いてくれないと思ってるから?
けど、言わなきゃ伝わらないじゃない。
よくなるものもよくならないじゃない。

相手に苦情を訴えないのは、
自分も同じことするのでおあいこだ、
と言うのを聞いたことがあります。
もちろん、一方で他人の過ちに寛大
という良いところもあるのだけれど。
なんでもクレイムし過ぎるのは窮屈
という点もあるのだけれど。でもでも。

空気を読むなんて当然しないから、
言わない限り人々は好き勝手します。
で、勝手されて、ぼやきはする。
だから、変わらないんだーー!て、
思う時がたくさんありますが、彼らは
変わらなくていいのでしょうか。TIU?
ぼやくのもお愛想なのかもしれません。

1年以上ウガンダにいるけど、
やっぱりわからなくていつも悩む点。
諦めることと寛大になることは違う。
そうは思っても境目がわならない。
変えられることを変える勇気と
変わらないものを受け入れる落ち着き、
そしてその二つを見極める賢さ。
むむむむーーー。賢くなりたい。



そうこうしてる間に、ついに、やっと
市長の話が終わって、踊ってきました。
私のダンス、めっちゃウケました。
こんなに時間遅れて、さっきまで、
討論で、授業料なんでとるんだ!とか
言い争ってた人達が、めちゃ喜んで、
たくさんお金握らせてくれました。
(ウガンダでは客がパフォーマーに
感謝の意を表してお金を握らせる)
この切り替えの早さもすごいなと感心。

そして15番の役員選出。4時過ぎ閉会。
からの、昼ごはん。冷めたポショ豆。

みんな、長かったね。とは言うけれど、
特に不満そうでもなく、帰宅しました。
先生たちの中には、なんなら、
今日はいつもより早く帰れるわ、と
うれしそうに言っている人もいて、
そうゆう寛大さ、本当にすごいと感心。
なかなか真似できません。慣れません。

彼らには彼らの感覚があって、
私がここにいるのは、
彼らの感覚を変えるためではなくて、
彼らが本当はどうしたいのかを
一緒に考えるためなんだと思うけど、
歩み寄ることに失敗してばかりの日々。

けど。イライラしたって仕方ない。
そう思って、やけになって踊ることに
決めた私は少し成長したと思います。

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カンパラマラソン

2016-11-20 | 日記
1年越しでカンパラマラソンに参加し、
10㎞を久しぶりに走ってきました。

本当は、去年のカンパラマラソンで
ハーフを走って、今年はフル!が目標
だったのですが、去年は発熱で走れず、
今年は手続きの都合で10㎞にしか
エントリーできず、目標にしていた
ウガンダで初フルマラソン完走!
とは成りませんでしたが、とにかく
カンパラの街中を大勢のウガンダ人と
走ることができて満足でした。

それにしても本当にすごい人でした。

他のムズング(白人)主催のマラソンは
参加費が高いせいもあるのでしょう、
あまりウガンダ庶民は出ないのですが、
このカンパラマラソンは携帯会社MTN
が主催で参加費25,000シル(約1000円)。
ーそれでも庶民には高い気はしますー
そして「RUN FOR KAMPALA」という
スローガンも掲げているのですが、
参加費の一部はウガンダの学校に
衛生的な水を普及する事業に寄付される
というこのマラソンは毎年恒例行事で、
たくさんのウガンダ人が参加します。

フル(42㎞)、ハーフ(21㎞)、10㎞の
3コースがあるのですが、
多くの人が走るのはもっぱら10㎞
老若男女みんなが楽しめるコース。
フルとハーフは本気の人たちが少数。
スタート地点も分けられていて正解。

フルは2時間ちょいで帰ってくる
キプロディチ※みたいな人たちが
(※ロンドンオリンピック金メダリスト)
ゴールに倒れこんで運ばれる有様。

一方10㎞はというと、走るというより
歩く。とにかく最初の方は人がいすぎて
歩くのが精一杯という状態でした。

最初の10分は人混みの中を歩いたのと
道中もずっと人を避けながらの
ジグザグ走行だったという言い訳で、
目標の1時間は切れませんでした。

けど、あんなにたくさんのウガンダ人と
ひとつのゴールを目指して進んでいく、
その感じがマラソンででも味わえて、
よかったなと思ったのでした。
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トマトの皮

2016-11-18 | 生活
雨季の始まりに、家の前に植えた
トマトがぐんと育って実がなりました。

ウガンダのトマトは(ナスも)
どれもすごく皮が厚くて、私はいつも
炙って皮を剥いてから食べています。

土のせい?品種?はたまた農薬⁇

自分で育てたらどうなるんだろう?
と思い、種屋さんで買ったトマトの種。

MONEY MAKERてすごい名前。笑
勧められて買ったけどこの品種はきっと
その辺で売ってるやつとは違うっぽい。

さて、収穫して驚いたこと。
皮が薄い!トマトの皮ってこんな⁈
その皮の薄さにビビる自分。
腐ってるんじゃ?と不安になる自分。
日本のトマトってこんなだったかなぁ?
と思い出せなくなっている私です。
そのことに驚いて笑ってしまいました。
皮の厚いトマトの方が安心感があって
おいしいような気がしてしまうなんて。

最近、その辺に歩いてるエンココ(鶏)は
もちろん。他の鳥を見ていても、ふと、
おいしそうだな。とか
どんな味がするのかな?とか考えていて
そんな自分に気づいて、笑えます。

あんなに苦手だったゴキブリも、
苦手は苦手でまだ大嫌いだけど、
踏み潰せるようになってしまった。
もちろん、平気ではないです。
かなりの勇気と勢いが必要ですけど。

残り4ヶ月と少しの任期で、
自分がどこまで変われるのか。なんて。
なんだか怖いような、楽しみなような。
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カバカ

2016-11-05 | 文化
暑さ厳しい11月の週末、近所の広場に
カバカ(王様)がやってきました。

カバカは部族ごとにいるそうですが、
今回来たのはガンダ族のカバカ。
王制ではない今でも、各部族の王は
文化的リーダーとして人々から
敬われ、崇められています。

この日のために、一部の子どもたちは
授業にも出ずにマンゴーの木の下で
ひたすら踊りの練習をしていました。
ルウェロにカバカが来るのは
何年ぶりかのことだそうで、
みんなお祭りムードでした。

土曜日、広場の入り口には
セキュリティのためのゲートが設けられ
いつも以上の露店が並んで、
カバカの写真バッジやカバカ!とか
ブガンダ!(ガンダ王国)とか書かれた
帽子やらなんやらが売られていました。

人混みと騒々しい狂気が怖くて、
通りすがりに撮った入口の写真のみ。

前の晩からお祭り騒ぎは始まっていて
土曜の夜まで続きていたけれど、
カバカの滞在時間はほんの数時間。
まだ来ないーてお昼前に言ってたのに、
お昼過ぎにはもう帰ったーてな感じ。
後はお付きの人とか政治家とかが
演説をしていたようです。

それにしてもそんな短時間のために、
あそこまで盛り上がれるってすごい。

同僚もゴメスやカンズといった民族衣装
を着込んで会場に参列したようです。
そのうちの一人のおじいちゃん先生に
いろいろ教えてもらいました。

内戦時代はイギリスに亡命していた
カバカを今の大統領が呼び戻して、
手厚く保護してくれていること。
(だから国民は大統領が好きなんだと)
一夫多妻のガンダ族なので、
カバカの妻の数は誰もわからないこと。
子どもの数も誰もわからないこと。
これは一般人でも程度の差こそあれ、
よく聞く話なので、文化の違いを
感じずにはいられません。そもそも
昔はガンダ族の女性たちはみんな
カバカに属するものとみなされていて、
カバカに指名されたならば
例え自分の妻であっても
黙って差し出さなければならない。
むしろそれは喜ばしいことなのだとか。
何より、女性側の権利なんて
そこに存在すらしていない…。
今でも、近いものを感じることが
よくあり、むむーとなるところです。

ま、それでもカバカはみんなの人気者。

その週末は広場の外でも、老若男女、
カバカのバッジや帽子をつけて、
カバカムード満載でした。
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PLE

2016-11-03 | 日記
11月2日と3日はPLEでした。
Primary Leaving Examination
小学校の卒業試験です。
ウガンダの小学校は7年生まであり、
卒業時には全国統一の試験があります。
全国のセンター校が会場になり、
二日間かけて全国一斉に4教科
(英語、算数、理科、社会)
の試験が行われます。

ウガンダの学校は詰め込み式、
この試験のために、ひたすら詰め込む。
そしてこれが終わると7年生は
学校に来なくなります。
うちの学校に至っては卒業式すら
ありません。ちょっと寂しい。

この成績によって卒業後の進学先も
だいたい決まります。
(経済的に可能ならば、ですが)

中学校に行く子、職業訓練校に行く子、
はたまた家に戻って農業する子、など
どんな道に進んだとしても、とにかく
幸せでいてほしい。と願って、
合格祈願の折鶴を渡しました。


体育の授業の度に言ってきた合言葉。
「健康であること。協力すること。」
体育に限らず、学校の勉強に限らず、
人生を通してよりよく生きるための鍵。
折鶴を見るたびに思い出してくれたら、
そして幸せでいてくれたら、
うれしいなぁ。
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