偏桃体のなすがまま

どうしてこんなにも翔さんに惹かれるのでしょう。
その理由が知りたくて今日もあれこれ思うのです。

ART OF WORDS~櫻井翔の“人間失格”#2

2009-05-06 | RADIO
『人間失格』を読んで得た印象の話から、
玉川上水を訪れた時の話へと。

◎玉川上水探訪◎
鳥のさえずりが聴こえてきました。

入水した場所はご当人しか知る由もないのですが、
大体この辺りだろうと思われる場所に翔くんがいます。
玉鹿石と言われる無銘碑の説明をしてくれます。
翔くんの腰ぐらいの高さなのですね。

その次は目の前にあるであろう玉川上水の印象を
話し始める翔くん。
水かさが浅く、流れが緩やかで、
訪れる前に翔くんが抱いていたイメージとは異なる様子。

ここで入水自殺したとは、今の印象では考えづらいと
戸惑いを隠せないように思えました。

◎猪瀬直樹氏との対談その2◎
玉川上水での入水の件について語る猪瀬氏。
追い詰められる太宰の心境や状況を
世田谷区の道路事情を喩えに出されて。
思いっきりローカルですが、物凄くわかり易かったです。
ひき笑いの翔さんが可愛いの。

◎人間失格~第三の手記 一 ~◎
ヒラメ、葉蔵、堀木を演じ分ける翔くん。
第二の手記の葉蔵よりも、更にやさぐれた声です。

ヨシちゃんとの会話部分の、お酒に酔った葉蔵の声、
気だるく甘さを含む声を聴いているとウズウズします。

◎三鷹電車庫跨線橋探訪◎
コツコツと翔くんの足音が響いてきます。
陸橋の上で実況する翔くん。
電車の音も遠くから聞こえてきます。

煮えたぎるようなと書いていた太宰の見た
武蔵野の夕日が見える頃は静かな景色の中に
電車のガタンゴトンと響く音も遠くに聞こえて
少し淋しさを感じるような場所だったのかも
しれませんねとお話しする翔さん。
電車の音、中心に数秒聞かせてくれたりもして。

今は電車だけど、当時の鉄道だった時に
また見る景色と音の印象は
だいぶ違うんでしょうねって。

故郷の青森がフラッシュバックする瞬間だったのかなぁと
解釈したくなってしまいますけど、
実際の所は違うのかもしれません…と。

電話がなく電報が唯一の通信手段だった時に、
もしかしたらこの線路が故郷と結ぐ手立てだったのかも
しれないですしねって。

◎猪瀬直樹氏との対談その3◎
冒頭部分は翔さんの一人語りで、
番組の冒頭で猪瀬直樹さんが仰っていた
太宰には開き直りのような部分が常にあって、
自分は弱い人間だからしょうがないと思ってる所がある。
そこが逆に強さの秘密との部分を取り上げています。

開き直りという特徴を更に膨らませるエピソードとして、
猪瀬氏の著書を引用して、壇一雄氏との
『走れメロス』を地で行くお話を紹介してくれました。
『走れメロス』を髣髴させるのは設定のみで、
実際の太宰の行動は違ったようですが……。

井伏鱒二と太宰の関係性も併せて語ってくれた猪瀬さん。
徐々に翔さんの中で太宰の核と思われる部分へと
迫っていくような小気味よさがありました。

◎人間失格~第三の手記 二 ~◎

恐怖に飲み込まれていく葉蔵を演じる翔くんが
ひたすらエロいです。
触れるか触れないかの絶妙な力加減で、
身体をまさぐるような。
繊細な声ですがったり、怯えたり。

とことん堕ちていく葉蔵を表現する翔くんの声、
緩急や強弱をつけて迫り来る心地よさに包まれました。
初めて味わう快感でした。

◎猪瀬直樹氏との対談その4◎
猪瀬さんが考える言葉の力とは?伺う翔くん。
「この人しか喋れないという文脈を持っているか」だと。

道路公団の民営化の際のご自身の経験談も交えて
ご自身の言葉についての見解をお話してくださる猪瀬さんに
深く頷いたり、翔さん自身の言葉で、文脈で、
猪瀬さんのお考えを咀嚼し、
リスナーに分かり易くまとめたり。

◎番組全体を通じて感じたこと◎
朗読が面白かったと、しみじみ話す翔くん。

読者の時は作品が持つ言葉の力を客観的に
眺めているような感覚だったのが
朗読する事によって主人公そのものになり、
その力が自分の中に凝縮されていくような不思議な時間、
翔くんにとっては初めての体験だったようです。

「世間とは個人である」
この言葉が強烈に頭の中に残っていると。

猪瀬さんとのお話の中で出た
「言葉がすべてであると言ってもいいと思う」

この言葉自体が凄く強い言葉で。
翔くんがこの番組に臨むにあたって
言葉の力とはどれだけあるのか?
言葉の力とは、そもそもあるのか?
それを探る所から入っていったけれど、
その猪瀬さんの言葉に凄く強いものを感じたそうです。

正直、この番組を終えて、
まだ「言葉がすべてであると」までは
翔くんには言い切れないと。

何かのきっかけになったり、
何かある一つの力になりえるとは思うけれど、
そこまで言い切れる所まで、まだ辿り着けていません。
なので、言葉がすべてであると言い切れるまで
言葉の力を探したいと思います。とのことでした。


翔さんの言葉を探す旅は
まだまだ始まったばかりなのかもしれませんね。
その旅の景色をその都度見せて貰えたら嬉しいです。

◎人間失格~あとがき~◎
はしがきのシチュエーションと同じく、
「あとがき」は櫻井翔としての語りです。

本格的な朗読劇は初めてだった翔くんですが、
身体全部を使ったお芝居とは受け取る印象が
また少し違うものなのだなぁと思いました。

声だけで物語が進む状況って、
思ってた以上に強烈なのですね。
翔さんの声が細く柔らかな棒になって、
脳が掻きまざされるような感覚でした。
かきまざされたのは脳だけじゃないかもですが。

朗読劇、見事にハマってしまいました。
また是非、機会があったら聴きたいなぁ。


朗読劇のBGMとは別に所々で曲がかかったのですが、
その選曲が好みでした。セレクトはどなたなのかな?
制作スタッフさんかしら?ラジオ局?
翔さんだったとするならば、益々好きになっちゃうな。


◆web拍手を押して下さった皆様へ◆
ポチッと押してくださって
どうもありがとうございました~♪

○一等翔さん(←でOKですか(^-^)?)
こんにちは。メッセージどうもありがとうございました。

メールレスの送信時刻について、ご心配おかけしました。
あの日は仕事終わりが深い時間帯だったので、
送信時刻がたまたま早朝になってしまいました(汗)
メールはいつでも歓迎しておりますので、
どうぞ、お気軽に送って頂ければと思います。

神山くん、色々な表情を見せてくれるので見飽きませんね。
ヤッターマン、クイズショウ、NEWS ZERO、
嵐のレギュラー番組、尽きる事なく提供される話題に
右往左往しつつも、幸せを噛み締める毎日です。
その分、翔さんはお忙しいのでしょうけれど。
今週のZEROも宿題くんも見所盛り沢山でしたね。

私もまだまだ未熟ですので、お恥ずかしい限りです(^^;)

○まやさん
こんにちは。メッセージどうもありがとうございました。

まやさんも留め置き状態なのですね~。お仲間です。
私は、嵐の物のみの収集ですが、
今回、再び、嵐の雑誌切り抜き整理を開始したのは、
翔さんのグラビアのみに絞り込む為です。
未来を見据えて、思い切りました。
手放す物は、私よりも大切にしてくださるであろう
ファンの方に謹んでお譲りしようと思います。

映像もビデオ時代の冠バラエティに関しては
未だに放置ですが(爆)おいおい着手しようかと。
って言ってる間にビデオが伸びないか心配ですが。

翔さんのソロ曲を沢山聴かれたのですね~♪
良いですよね。私も彼のソロ曲、大好きです。
ボーカルも詞も大好きですが、
オケのセンスが好きと思えるのが個人的には肝です。
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