櫻井語録

惑わされずに 寄り添っていて。

毎日思うこと。

働き蟻と世界陸上。よじ登り。

2005年08月15日 | 日々思う(ブログ版)
世界陸上が終わろうとしている。結構、今年は気にしてみてたんだけど、やっぱり自分の肉体ひとつで競技することは美しいことだなぁと。学生が陸上やっているのは何が楽しいんだろうと思うことあるけど。究極的にはすばらしいことだと思える。しかし、世の中のことはそういう風にできているのかもしれない。一見単純ではあるけれど、突き詰めるととてもすばらしいことであったり。突き詰めないと、そのすばらしさがわからなかったり。

あとは、サモアだかの人が、遅刻したとかで、急遽、自分の出るはずだったのとは違う種目の槍投げに出たシーンが紹介されていた。もちろん記録など優れたものではなかったが、暖かい瞬間ということで。
一方で、記録に命を賭け、涙するもの。一方で、それにはとらわれずに、生きていく人。そういうものが繰り返されていくのだけど、そこに優劣はあるのか。戦うことって僕たち生き物の本能なのだろうか?本能とは?

そういえば、このホームページ(もともとの)を書き始めた初期に、働き蟻に関する考察を書いたことがあったけど、その話の続き。働き蟻だけを抽出して、新しい集団を作っても、その中で働き蟻と、怠け者が出てきてしまうらしい。これってでも、中学から高校に行ったとき、高校から大学に行ったときの人間社会にも似ているよね。
中学のとき優等生でも、高校に行ったらまた最初から上を目指して上っていくものもいれば、あっさりその「よじ登りあいゲーム」から外れちゃう人もいたりして。

って今日は久々の長文。