櫻井語録

惑わされずに 寄り添っていて。

毎日思うこと。

あの企画、第2・3弾。

2007年03月19日 | 書籍
今日はひさびさの休みで、昨日まったく眠れなかったので、爆睡してみました。

で、知り合いから貸してもらえた漫画本シリーズ、第2弾、第3弾を読んでみました。

まず
臨死!! 江古田ちゃん 1 (コミック)
瀧波 ユカリ (著)

面白いっす!
シュールかもしれないけれど。
『猛禽』とか、かなりウケる。
20代女性とかの支持をめちゃ受けそうな感じですわ。
ときおり、畳み掛けてくるネタにやられる。笑。

それから毛色が変わって

ねじ式・紅い花 (単行本)
つげ 義春 (著)

古典とかになるんでしょうか?
現代の感覚とか違った作風だよね。昭和中期。
ただ、ものすごく余韻が残る。
それと、若干以上、自分の正解が広がるような感覚がある。

ちょっと芸術方面の人に勧めてもらったので、色が強いものになったけれど、両方とも良かった。

新しい企画。

2007年03月01日 | 書籍
今日は3月も初日で、本当なら映画でも見に行きたい感じの日だったけれど、最近は仕事の疲れとかで、よく起きられないんだよね。
朝が本当にしんどい。栄養ドリンクでも投与かなぁ。
やるべきことが多すぎるんだよね。

しかも今日は『ニシヘヒガシヘ』並に「知らなきゃよかったって思うことばっかり」。
ツイてるとかツイてないとかの前に、なんでそんなことを知らせてくれるんだよ!って思うことがたくさんあった。あー!!興味もないのに。

最近、漫画を薦められることが多いので、今日は試しに借りて読みました。
『ソラニン』ってやつです。書評みたいなやつには『おそろしいほどリアル』って書いてあるけど、そういう書評がステレオタイプ的だよね。
とはいえ、いろいろぐっとくる部分、衝撃的な部分、考えさせられる部分、悲喜交々でして、面白いと思いました。
短い中にいろんなものが詰まってますね。
現実と理想のジレンマ。
焦燥とゆとり。
生と死。
なんというか、昨日の続きみたいになってしまうけれど、『死』が出てくる物語には、すんなり入れるものと、そうでもないものがあって、自分的にはこの作品は前者な感じでした。

なので、よかった。

自分的には、薦められて面白かった漫画大賞を決めたいなぁと思っています。笑。

『ナラタージュ』 島本理生 

2006年01月13日 | 書籍
昨日書いたばっかりなのに、思うところがあって一気に本を読み終わらせました。

終わらせたというよりは、終わってしまったっていう感じが正確なんだと思います。
うっすら眠りに落ちてしまって、ちょっと目が覚めた時に、読み進めようかなぁと思っていて。
で、目が覚めて、気付いたら終わってたという感じです。

まぁつまり熱中していたということなんですが。本は、島本理生さんという人の、
ナラタージュ
という本です。

薦められて読んだんですけれど、いやぁ、思いのほかはやく(2日)読み終わらせてしまいました。
すごく嫌な気分になるシーンとか、鳥肌系のシーンもあり、あるいは、やるせない感じだとか、幸福だとかそういうものを感じさせてくれました。

幸せの形というものがどういうものなのかはわからないけれど、基本的に、美しく気高く咲くバラの花よりも、草原に咲く一輪の名もない花の方幸福を体現しているような感覚を、僕たちは持ってしまうのではないかなぁと思います。

でも、そのバラの方が幸福であるかもしれないことを考えないのは、短絡的過ぎると思うことを付け加えた上で、
幸福とはそんな草原に咲く花ですらないことの方が多いのではないかと思うのです。

納得できるじゃないですか。草原に自然と咲く花の方が幸福だなんて。

もっともっと不条理なはずです。世の中は。草原だって徐々になくなりつつある。文字通りでも比喩的な意味でも。

コンクリートに咲く花?

という言葉も聞いたことがある。それでもたくましく咲く花。
でも、もっともっと矛盾に満ちているのです。世の中はもっとアンバランスな気がします。アンビバレントと言ってもいい。

そんなバラでも、草原でもない、コンクリートですらない、幸福な形を見たような気がしました。

幸福かどうかもわからないけれど、でも、最終的に私は、幸福を見ましたよ。