正常な状態の人間の皮膚は表皮ブドウ球菌などの善玉菌におおわれています。腸管の中が善玉菌でおおわれているのと一緒です。
汗をかくと、表皮のpHや塩類の分布が変化し、別の種類の細菌がわきやすくなります。皮膚であれ腸管であれ、正常状態でなくなると、排除のメカニズム(炎症)が発動します。これが、腸管で起きたら下痢ですし、皮膚で起きたらあせもとなります。
腸管と違って、濡れタオルでこまめに拭き取るだけでほとんどの皮膚は正常化します。異常な付着物をクリーム類や塩類を塗って固めてしまったり、汗腺を塞いだりすると、治療してるんだか悪化させてるんだか訳のわからない状態になります。当院では、よほどひどい掻痒症や細菌感染などの病的状態のある方以外には塗布物や内服薬はお勧めしていません。
海や川で遊べる地域ではあせもなど滅多に見かけることはありません。事故に気をつけてベランダにビニールプールやベビーバスを用意して、一日に3~4回水遊びをさせるだけで激減します。また、寝ござを敷く、縮緬などの通気性の良いパジャマに替えてあげる、髪の毛をすいてもらって通気を良くする、などの対症療法だけで、9割以上のお子さんはあせもはなくなります。
それでも治らない場合だけご来院下さい。
また、汗のかきかたがよくないお子さんが多すぎます。
暑くなると冷却のために汗を分泌するのですが、どの部分にどれだけの汗をかくか、その程度は自律神経という無意識に作動する神経によって制御されています。
よく鍛えているアスリートの皮膚を見てください。うっすらとまんべんなく汗をかいています。分泌に無駄がありません。
一方、運動不足の人が汗をかくとぽたぽたと落ちます。必要量の制御が出来ていないんですね。
この季節、バッタ取りに明け暮れていた昔の小平の小学生はうっすらと皮膚が光っていましたが、今はポタポタと汗を垂らす子が増えているのは気になります。
自律神経系が未発達な人は、どうしてもアレルギー性疾患が多い傾向もあります。気管支喘息が自然治癒したお子さんを見ていると、やはり激しい運動の経験者が多いようです。逆に、こうした自律神経の発達障害が気管支喘息の異常な増加(日本の都市部では5%を越え、10%に迫りつつあります)の原因の一つになっているのでは?と考えています。
自律神経は鍛えたら発達します。光化学スモッグの少ない午前中に、日焼け止めを塗って外遊びはしておいたほうがいいでしょう。低刺激性と表示されている日焼け止めを試し塗して、発赤が出なければつかえます。酸化チタンを微量塗るぐらいでは汗腺閉塞などの問題はほとんど起きません。どうしても上手くいかない場合は、医療用の特殊な製品がありますのでご相談下さい。
汗をかくと、表皮のpHや塩類の分布が変化し、別の種類の細菌がわきやすくなります。皮膚であれ腸管であれ、正常状態でなくなると、排除のメカニズム(炎症)が発動します。これが、腸管で起きたら下痢ですし、皮膚で起きたらあせもとなります。
腸管と違って、濡れタオルでこまめに拭き取るだけでほとんどの皮膚は正常化します。異常な付着物をクリーム類や塩類を塗って固めてしまったり、汗腺を塞いだりすると、治療してるんだか悪化させてるんだか訳のわからない状態になります。当院では、よほどひどい掻痒症や細菌感染などの病的状態のある方以外には塗布物や内服薬はお勧めしていません。
海や川で遊べる地域ではあせもなど滅多に見かけることはありません。事故に気をつけてベランダにビニールプールやベビーバスを用意して、一日に3~4回水遊びをさせるだけで激減します。また、寝ござを敷く、縮緬などの通気性の良いパジャマに替えてあげる、髪の毛をすいてもらって通気を良くする、などの対症療法だけで、9割以上のお子さんはあせもはなくなります。
それでも治らない場合だけご来院下さい。
また、汗のかきかたがよくないお子さんが多すぎます。
暑くなると冷却のために汗を分泌するのですが、どの部分にどれだけの汗をかくか、その程度は自律神経という無意識に作動する神経によって制御されています。
よく鍛えているアスリートの皮膚を見てください。うっすらとまんべんなく汗をかいています。分泌に無駄がありません。
一方、運動不足の人が汗をかくとぽたぽたと落ちます。必要量の制御が出来ていないんですね。
この季節、バッタ取りに明け暮れていた昔の小平の小学生はうっすらと皮膚が光っていましたが、今はポタポタと汗を垂らす子が増えているのは気になります。
自律神経系が未発達な人は、どうしてもアレルギー性疾患が多い傾向もあります。気管支喘息が自然治癒したお子さんを見ていると、やはり激しい運動の経験者が多いようです。逆に、こうした自律神経の発達障害が気管支喘息の異常な増加(日本の都市部では5%を越え、10%に迫りつつあります)の原因の一つになっているのでは?と考えています。
自律神経は鍛えたら発達します。光化学スモッグの少ない午前中に、日焼け止めを塗って外遊びはしておいたほうがいいでしょう。低刺激性と表示されている日焼け止めを試し塗して、発赤が出なければつかえます。酸化チタンを微量塗るぐらいでは汗腺閉塞などの問題はほとんど起きません。どうしても上手くいかない場合は、医療用の特殊な製品がありますのでご相談下さい。