今日感想をつけたのは
『優しいチェーンソー』 本間 正(大学生) 著
http://sakka.org/training/?mode=view&novno=1324&pageno=0
です。感想は極めて簡単に足跡程度にとどめておきました。なので、こっちでやります。
まず、あのように簡単に済ませた理由ですが、この作品、差別語が使われてるんですよね。で、それに関して賛成派/反対派のくくりで見られたくなかったわけです。
で、その差別語に関してですが、この作品においては、特にそれを使用する必然性はなかったかなと思いました。スカスカな描写を差別語といういわば「強調」の効果を「持つようになった」言葉で補っている感じです。
話の内容はレベルは兎も角、大江健三郎チックでした。
>わたしたちは さべつ なんて しませんから 。
ここら辺の台詞の感覚は好きです。
ところで、蛇足なのですが、差別語、あるいは差別そのものに関して、この作品のシチュエーションにおいて、それは具体的に誰を傷つけるものなのか? というところにまで考えを至らせて欲しかったです。そうすれば、差別(語)云々言うこと自体の「一種の」馬鹿らしさにも触れることができます。
以上、こんな感じです。
『優しいチェーンソー』 本間 正(大学生) 著
http://sakka.org/training/?mode=view&novno=1324&pageno=0
です。感想は極めて簡単に足跡程度にとどめておきました。なので、こっちでやります。
まず、あのように簡単に済ませた理由ですが、この作品、差別語が使われてるんですよね。で、それに関して賛成派/反対派のくくりで見られたくなかったわけです。
で、その差別語に関してですが、この作品においては、特にそれを使用する必然性はなかったかなと思いました。スカスカな描写を差別語といういわば「強調」の効果を「持つようになった」言葉で補っている感じです。
話の内容はレベルは兎も角、大江健三郎チックでした。
>わたしたちは さべつ なんて しませんから 。
ここら辺の台詞の感覚は好きです。
ところで、蛇足なのですが、差別語、あるいは差別そのものに関して、この作品のシチュエーションにおいて、それは具体的に誰を傷つけるものなのか? というところにまで考えを至らせて欲しかったです。そうすれば、差別(語)云々言うこと自体の「一種の」馬鹿らしさにも触れることができます。
以上、こんな感じです。