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PRESSな時間

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2013-10-04 21:24:06 | 社会

10/4「原発の後始末」
日本は今経済活動においても、社会活動においても
「後始末」
と言う時期に来ているのではないかと思っている。
それは、原発にもいえる事で、
今後、原発の新規着工は見込めないと言う事が
最近囁かれている様になって来た。
それは、
業界で言われている
「トイレのないマンション」と言われる
「核廃棄物」の問題が
世界規模でも全くと言って良い程進んでいない事が一因からだとも言われている。
最近では
鹿児島県のある場所が
核廃棄物処分場として立地計画され
既に着工されつつあると言う話だが,
例え
その地域が処分場として機能したとしても
核廃棄物の問題が最終的に解決されたと言う問題ではない。
それは、
各原発施設に溜まっている核廃棄物や
六ヶ所村に大量に貯蔵されている廃棄物が
その地域だけで処分しきれるのかどうか、
また半減期が2万9千年間もあり、
全くメドの立たないこの状況に
私達はこのような「原発の後始末」をどのようにしたら良いかと言う問題に対して、
ただ、立ち往生するしかないのである。
そして、
人間自身が起こした不始末について、
人間は何も出来ないと言う
悲しい現実を突きつけられた時
解決すら考えない人々もいると言う
二重の哀しみにどう立ち向かうかと言う事も
あわせて考えなければならない。

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2013-10-03 21:15:43 | 社会

10/3「フクイチの最期」
今日,IWJでは「小出裕章京都大学実験所助教 インタビュー」が配信された。
フクイチ事故から3年目。
小出さんの出番はそう頻繁には無くなったが、
やはり、フクイチ事故が収束していないので、
また、逸何時、
毎日出演状態になるかもしれないと言う中で、
小出さんは、私達に語りかける様に話をして下さった。
今日の話題の中心は汚染水漏洩問題だったが、
ある大学関係者が「原子炉内にある放射性物質を金属で封じ込める」
と言う案に対して
小出さんなりの意見が語られた。
しかし、最終的には
「(どの号機の原子炉内でも)ガレキが散乱しているので
使用済み核燃料の取り出しはかなり困難が予想される」
と言うのが結論のようだ。
(多分)以前、
核燃料の取り出しに関しては
過去において、脱輪事故を起こした経緯があったり、
ドライキャスクへの移送に関して
「安全保障上の観点から」
移送時間などが秘密にされているので
(県には通知されるようだが。)
秘密保全法が成立していなくても秘密はあるのである。
そうした時に、
福島県民や作業員の安全は十分に確保されるのであろうか?
とても心配である。
勿論、今回のインタビューでも、
この事が話題に上ったし、
小出さんも懸念を示している。
その上、それが行なわれている間に大規模な地震があったとしたら、
4号機はもとより、
半ば崩壊ほお会寸前の「排気塔」なども
一瞬のうちに壊れてしまう。
(排気塔が崩壊すれば、数シーベルト/hの放射性物質がF1周辺に飛び散り、
首都圏迄飛散する可能性があると言われている)
そうなったら、
本当にフクイチは最期を迎えてしまう。
そして、
首都圏に住んでいる私達も福島県民と同じ運命をたどる事になる。
と言う事を
いつも覚悟しておかなければならない。

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2013-10-02 21:53:12 | 社会
(いわき漁協の方@参院汚染水漏洩問題院内集会、政府交渉)
10/2「海洋投棄の愚」
今日、参議院講堂では、「福島事故汚染水漏洩問題に関する政府交渉」が行なわれた。
福島県内からはいわき漁協の方、井戸川克隆さん、浪江町の方が参加し、
井戸川克隆さんが「今日は福島から4人もの人が来ました。もう、今回の事故は「事故と呼ばず、「事件」と呼びましょう、
そして、
私達だけで倫理委員会を作って東電、政府に対案を突きつけましょう。」
と提案された。
つまり,
井戸川さんのおっしゃる通り、
もはや、東電、政府には「倫理」と言うものが存在せず、
ただ、目の前のお金だけが心配であると結論付けた格好となっているのである。
その最たるものが
「汚染水漏洩問題」なのではないだろうか。
この問題はただ単に、
敷地内の問題だけではなく、
太平洋をまたいだ、米国などの隣国を巻き込む
壮大な問題だと言う事である。
私達はこの問題が海洋と言う公的な資源である事を忘れ、
かつての公害問題と同じ様に
ただ補償金を支払えば良いと言う
安易な考えで見ているのかもしれない。
しかし、元々「海洋資源」は地球上の全ての国の財産であり、
人間のゴミ捨て場ではないのである。
それを「他国がやっているから自国でも問題無い」
などと言う田中俊一原子力規制委員長の安易な発言が象徴する様に
、片付けるのはいかがなものなのだろうか?
放射性物質は本来粒状のものなのだから、
薄めて出せば問題無いと言うものではない。
井戸川さんのおっしゃる通り、
やはりこれは「事件」として、
公開の場での裁判が必要なのではないかと思う。
しかし、これを書いている時も、汚染水は流れており、
一刻も早く問題を解決しなければならないのである。
その点をあべ首相はどのように考えているのだろうか?
聞いて見たい気がする。

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2013-10-01 22:37:42 | 社会

10/1「農奴の復活」
今日、吉野家HDは「福島県内で米の農業生産法人を設立する」と発表した。
吉野家が何故、福島県内でこのような事業を始めるのか、
詳しい事は判らないが、
多分、福島県県内の様々な優遇政策を
フルに活かした企業的な発想としては
ごく当たり前の事なのだろうと感じている。
しかし、この事は私達の食に対して様々な問題を含んでいるし、
憲法で保証されている「生存権」にも
大きく関わっていると思っている。
つまり、農地が「企業」と言う大資本に奪われると、
そこで生産をする農民は全て昔流に言うと
「農奴」となるからである。
「農奴」と言う言葉が難しければ
「小作人」と言った方が良いのかもしれない。
経済学では最も基本的な資本は
「土地」であると私は教わったのでその観点から言うと
、農民は自分自身の土地がなければ、農民とは言わないで、
単に「社員」と言う事になる。
そうなれば、当然、給与の減少もあれば、
解雇もある。
解雇されれば「社員」はそこから出て行かなくてはならない。
そうなった時に、
海外から安い労働力が流入すれば、
あっという間に、
「社員」はホームレスになるのである。
今回、
土地を明け渡した農家はその事が判っているのだろうか?
疑問である。
更に、
農業法人の末端が外国企業であった場合には
その土地が外国企業の物になってしまうのである、
つまり、
吉野家HD資本が外国企業に渡れば、
農業生産法人も外国企業の物になってしまうのである。
「食糧」は国の最大戦略である。
それを国が放棄したと言う事は
外国企業が私達の生存権をいつでも左右出来ると言う事だ。
これほど恐ろしい事はない。
そして、この時代にあって「農奴」の復活を許した私達も
反省しなければならないと思っている。