♪ sakoのフォトブログ

この場所は、とても大切な私の居場所です♪

こんな事ってあるでしょうか・・・

2020年02月23日 | 日記
今朝、友人から電話が入りました。

友人のご主人が、もう長いあいだ
癌の治療をしていました。

昨年末くらいから、ドクターからは、
いつどうなるかは分かりません、
と言われていたようです。

ご主人は、おうちの事や保険関係、
それに預貯金ほか、色々な事の管
理をほとんどやっておられたとか。

その他の事も、友人は何もせず、
ご主人任せで今迄来ていたと聞
きます。

なので、ご主人は自分が動ける間
にやれるだけやっておきたいと言
う気持ちがあったと思います。

そして、車を運転して一人で病院
に行き、お買い物に行って、友人の
分と自分の食べるものなどを買っ
て来る毎日・・・・

抗がん剤治療の日はとてもしんど
いのに、友人が仕事を休んで一緒
にいると言っても、大丈夫だから仕
事に行けと言うのです。

そして、いよいよ悪くなると、入院
も仕方がないけれど、入院をして
しまうと、自分がそこで終わってし
まう・・・・と思っているので、歩ける
うちは、頑として入院はしないと言
う事でした。

友人は、「もう言っても聞かないか
ら好きなようにさせるしかない。」
と、何時も電話で言っていました。

今年に入り、腹水が溜まるのを抜
く事も多くなり、大分具合が悪く
なった感じだけれど、それでも今
までの生活と同じことをやってい
るご主人でした。

そして三日前、偶然にも離れて暮
らす長男、次男が家に戻っていた
時の事でした。
朝、いつもの通りにみんなで食卓
を囲み、朝食を取っていたとの事。

ご主人が何か、御飯が飲み込みに
くそうにしていて、二度ほどふう~
って大きく息を吸って吐いて・・・・
目を閉じたらしいです。

友人は、眠くなったのかな?と思い、
暫くそのままにしていて、少しして
からご主人に声を掛けました。

「ご飯、もう良いの?」

返事が無いので「ねえ。」と言って
体に触れると、冷たかった・・・・と。

大急ぎで救急車を呼んだけれど、
その時にはすでに亡くなっていた
と言う事でした。

そう、朝食を食べながら椅子に腰
かけたまま亡くなったのです。

友人は、「ねえ、こんな事ってある?
あの人らしいわ・・・。」と。

私は、最後の最後まで、普通にして
いたかったんだね、とは言いました
が・・・・
「なんてスゴイの!こんな事って普
通ないよ、まるで偉いお坊さんがや
るようなことだもの、壮絶な最後と
しか言いようがない。」と思いました。

多分、どんなにか痛く苦しい毎日
だったことでしょう。

そんなことなど、一言も言わず、い
つもと同じ生活の中で!

きっと、家族への愛情がそうさせた
のだと思うのです。

それにしても、スゴイ!の一言です。

身近にこんなことが起こるなんて。

まるで、嘘のような本当の事なので
す。

私は、昨年父が亡くなった時も、彼
女には支えて頂きました。

今度は、私が彼女の支えになりた
いです。


コメント (6)
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