コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

宇宙をかける少女 第15話 「魔女の騎行」 感想

2009-04-15 23:54:57 | 宇宙をかける少女(そらかけ)(2009冬春)

 今回は秋葉達が地球から宇宙へ戻る話。あと遂にナミがアレイダから力を授かったり、新OPになったりと、話も後半戦に突入という感じになってきました。ここから展開も盛り上がっていけばいいのですが…。


 また今回遂にOPが栗林さんの「Miracle Fly」という曲に!やっぱりこのスタッフの作品には栗林さんの曲がよく合っていると思います~。作品にもあっていて良い感じ。ただ最近はアリプロのあのOPにも慣れてしまっていたり…。EDもいつ変わるか気になります。
 でも絵的にはこれといって真新しいカットはなかったような…。とりあえず今後秋葉対ナミの戦いになり、暗い展開に進むというのは分かりましたが、大体今回でOPのネタが出てしまったような。今後展開が進んだら追加カットがあってもいい感じはします。ただブーミンがピンで紹介されていたのはよかったです~。2人も怪奇課に入ることで輝くのかも。
 歌はそらかけっぽくて良い感じだなとは思うのですが、ここ数年栗林さんの曲があまりぱっとしてこなくなったような。黒神のOPは好きですが。舞乙まではどの曲も聞き入っていたんですけど…。
 あとさりげに花田さんがアドバイザーになっていて、樋口さんがシリーズ構成になっていてちょっとびっくり。作品のことを考えるとその判断は正しいと思うのですが、一体何かあったんでしょうか。あと今回シナリオが3人体制で驚きました。3人で分割というのも新しいなと感じたり…。

 宇宙への脱出法が分かり、秋葉達はさっそく船で宇宙へ戻る準備をすることに。フォンは秋葉達にイグジステンズのサイコウェーブを防ぐことのできる花飾り・QTローズを託し、地上から秋葉達を見送ります。ソルジャーウルもそれを装着。いつきの「ウルもお茶目です」には和みました。
 フォンとの別れ際秋葉は、

「あの、色々あったけど、ありがとうございました!フォン博士!」
「バイバイです~」
「僕は感謝なんてしないからな!」
「そんなもの最初から期待しておらん。まったく…」

 とフォンへお礼を言い、船に乗り込みます。秋葉が何だかいい子に見えました。秋葉も最初からこういうキャラだったらよかったのかなという気が。レオパルドとフォンは最後まで気が合わないままでした。
 ほのかはフォンも一緒に来ないのかと聞きますが、フォンはフォンでここでやるべきことがあるらしく、地球に残ることに。ほのかが、

「フォン、宇宙(そら)で待ってる」

 と言うシーンは、ガンダム00のあの2人のやりとりをつい思い出してしまいました。50年前の2人の関係が何となく気になってしまったり。ほのかがあそこまでレオパルドに仕えていたのはフォンとも関係していた気がします。
 秋葉達を見送るフォンはここで、

「あいつらを守ってやってくれ、神楽。
 …なんてな、僕がいうと思ったか」

 と一言。フォンも何気にいい人だったのかもしれないなと思いました。その後の一言は余計でしたが。その前のレオパルドの

「フォードイン!なんてな」

 
とあわせて、2人の似たところが見れて良かったです。福山さんの演じわけがまた上手いですね。フォンがこれからまた再登場する時が楽しみになりました。

 またつつじも秋葉に頼みこみ、乗せてもらうことに。何故かつつじは自分を秋葉達の奴隷だとかお姉さまと言ったりと、つつじは相変わらず一人で突っ走り気味。変に今回もキャラが立っていました。つつじの考えは相変わらずよく分かりません…。ベンケイの言う通り本当普通に頼めばよかったと思うんですが。まあつつじにもつつじで、

「分かっていないようね、ベンケイ。
 そんなの私のプライドが許さない」
「お前が言ってる事はさっぱり分からない!」

 と、信念・プライドがあるようですが…。ベンケイのツッコミがとてもナイスでした。つつじは一体どこに向かっていくのでしょうか。ある意味秋葉の今後を見るより面白そうな気がしてきました。でもいつまであのビキニを着ているのか謎です…。というか新OPでビキニ着ていて笑いが~。まさかこれからずっとこれなんでしょうか…。何か間違っているような。

 一方ステーション近くでブーケンビリア・ミンタオはニーナに命じられ、怪奇課の任務を。船にもピザハットのマークがあって思わず笑いが~。この2人はどこまでピザハットが好きなんでしょうか。さすがの2人もピザに釣られて怪奇課に入ったことをどうかと思っているようでしたが、とりあえずおいしいご飯が食べられるならOKみたいです。
 で、調査開始早々に2人は遭難した船を発見してしまいます。早すぎです。でもあの血の手は怖い~。そしてそこにいたのは何人かの遭難者と理事長…。話に進展が起きそうな気がしてきました。

 その後色々あったものの、無事宇宙に出た秋葉はその最中でアレイダといるナミを発見。捕まったと思い、助けにいこうとするのですが…。
 またレオパルドは桜の悪ノリによってクサンチッペにちょっかいを出すことに…。クサンチッペが更に壊れていきます。もはやトモエにしか思えなくなってきました…。
 またナミはアレイダにより宇宙へ案内され、そこでナミはアレイダからプリマヴェーラという、箱に入っているらしい8人の戦乙女の力を授かることになります。最初はどうするか迷っていたナミでしたが、秋葉と再会し、過去=姉達との決別を選び杖を受け取り力を発動させます!今回のナミの発言はどれも逆恨み、筋違いでどうかと思いました。本当秋葉の言う通り、

「ナミ、あんたいい加減にしなさいよ!」

 という感じが。過去と決別したといっても結局根本的な解決にはなっていないようです。ナミは自分と向き合う必要があるように思えます。今はナミの方が強くても、今後秋葉に巻き返されそうな気が。
 そしてナミの衣装が黒いコスチュームに変化!なんか舞乙のマテリアライズを思い出してしまいました…。デザインはアレですが、黒いコスチュームというのが今のナミらしくていいかもしれません。秋葉にQテクターしか特別衣装がないことを考えるとナミは優遇されているのかもしれませんね…。
 そうしてナミは一方的に秋葉へ攻撃をしかけてきます!しかもそのナミの授かった力はQTアームズに匹敵するか、それ以上の力。今後しばらく苦戦することになりそうです…。8人の戦乙女が馬でちょっとがっかりしてしまったり。でも戦いの中でのナミの顔がとんでもないことに…。とても病んでいます。ここまでくると清々しいものがあるような…。

 ここで秋葉を心配して追いかけてきたほのかも、アレイダ=神楽だと知ることに…。ほのかもこのことを知らなかったようでかなり動揺していました。今後のアレイダとの戦いに影響が出てきそうです。対してアレイダの方が秋葉・ほのかにも無反応なのが気になりました。やっぱり神楽は操られていると見ていいんでしょうか。

 撤退していく秋葉達。が、レオパルドに翻弄されたクサンチッペから「レオパルド」の名前を聞くと、この瞬間アレイダは豹変。ナミにそのプリマヴェーラの力を試してみる気はないかと、その箱の力を利用し、レオパルドへイグジステンズによる精神攻撃を仕掛けてきます…!この時出てきた歪んだ神楽の顔がとても怖かったです…。深夜見たら本当うなされそう。50年前の戦いでレオパルドに裏切られたと恨みを抱えているんでしょうか?ならこの豹変ぶりも納得ですが、何にしろアレイダは怒らせると怖いということがよ~く分かりました。
 今回はそんなアレイダの精神攻撃を受け、ダメージを負ったレオパルドの姿で終わり。Qローズの力では防ぐことはできませんでした。いつものように浮かぶことができないらしく弱っているように見えます。何だかあらすじを見る限り、立ち直るまでには時間がかかりそうですが、これが秋葉との関係の進展に繋がるのか気になります。


 次回は「わだかまる宇宙」生徒会の面々がコロニーから脱出して、ニーナ達のいるステーションへ来るようです。生徒会のメンバーもここら辺で動きを見せてほしいです。というか、学園サイドのキャラはみんな空気化しているような…。前半は学園での話、後半は宇宙でのシリアス展開と、舞-HiMEシリーズみたいにすればもう少しメリハリがついたと思うんですけどね…。秋葉の性格にも問題があったような気がします。今後今のナミを見て、秋葉が変わるのか期待していきたいと思います。

 ではまた次回に!