Angel Beats!（エンジェルビーツ!） 第2話「Guild」感想

　今期1.2位を競うぐらいの話題のAB。１話はTBの勢いもすごくて驚きました。それだけ皆さん注目されていたんですね。感想も賛否両論で興味深かったです。２話目ではＯＰ、ＥＤのお披露目もあり、ワクワクしました～。ＯＰは素晴らしいので是非！
　本編は音無・ゆり達がギルドと呼ばれる武器製造をしている場所へ向かう話。途中のトラップ攻勢がベタですが、面白かったです。この世界での死の概念も徐々に見えてきた気もしました。に、してもゆりの過去がハードすぎる…。

　ＯＰはKeyでおなじみのLiaさんが歌う「My Soul,Your Beats！」ピアノを弾く天使が美しかったです…。背景も光効果が綺麗で見入っていました。映像はなんかこれから皆消える展開になるんじゃないかとヒヤヒヤしたりも…。やっぱりＯＰは気合入っていますね。確かにＯＰは素晴らしかったです。
　キャラ紹介がなんかゲームっぽかったのが気になりました。前回感想を巡回している時、天使がハンドソニックで弾いた時の効果に、0と1の2進数が描かれていたと聞きましたが、本当に含まれていて驚きでした。本当にこの世界はオンラインゲームみたいな電脳世界なのかもしれません。１話だけでよくみなさん気付けたなーと感心するばかりでした。

　本編は１話と同じように特に前振りもなく、どんどん展開だけが進んでいきます。そうしていきなり作戦開始に…。とりあえず武器を作っているというギルドと協力することになりますが、いきなり話が始まったりと、なんかついていけないところがあります。音楽に助けられている感じがしました。

　早速ギルドへ向かうことになった音無。行く手には鎌持ちの野田が待ち受けていましたが、トラップのハンマーにかかり、一時死亡…。いいやられっぷりでした。歌がシュールすぎる～。トラップ、なんかSASUKEっぽい気が…。というかベタすぎ。
　どうやら天使用の特殊トラップがあるため、前に進むのは困難だとか…。どうやらギルドに天使が現われたため、トラップが作動しているようです。トラップにかかりしんでもすぐに生き返るとはいえ、死ぬ痛みでも十分辛すぎますね…。
　音無は危機を青い髪のキャラ・日向に救われます。今のところ日向が男性キャラの中ではいいかも。でも口ぶり的にこの先何かありそうで怖いです…。少しずつ他のキャラとの交流が描かれているのは良い感じでした。

　途中では脱落者も…。死んでも生き返るのに、死ぬ時はグロイというのには驚きでした。とりあえず無駄に死にまくるというのはできなさそうです。

　天井が落ちるトラップではＴＫが体を張ってトラップを止めます。ＴＫさすがです…。あっさり見捨てられるのがかわいそうでしたが…。
　そして床が落ちるトラップで皆が一斉にピンチに――。音無がゆりの体を登っていくシーンがドキドキでした。照れるゆりがかわいいかったです。音無は無事にクリアしますが、るりの怒りをかい日向がアウト…。難しいですね。アイキャッチのピアノの音がしんみりしました。

　後半。水攻めのトラップにかかりますが、音無・ゆり・椎名はどうにか超えます。ですが椎名はダンボールに入った子犬を放っておけず飛び込んでしまいます…。でもそれもトラップ＝ぬいぐるみ。クールな椎名ですが、かわいいものをほうっておけないというかわいいところもあるようです。
　またゆりは仲間を犠牲にしたことを悔やみます…。死なないといっても、何か気にしているっぽい感じでした。何か思いがありそうですが…。

　２人っきりになった音無とゆり。とりあえず休んでいくことになります。会話する二人。ゆりがリーダーに選ばれたのは最初に天使に歯向かったからでした。そしてゆりには生きていた時の記憶もありました。家族がなんかギャルゲーの家族っぽく見えたりもしましたが、幸せそうでした。思ったより早い段階でゆりの過去の一端が明かされることになりました。
　両親・妹二人・弟一人と６人家族で裕福な暮らしをしていましたが、夏休み両親が留守の時、ゆり達子供達は強盗に襲われ、危機にさらされることに――。そして捕らえられ、命を弄ばれることに…ぞっとします…。
　ゆりは分からずも急いで金目のものを探そうとしますが、ゆりの努力むなしく…。30分後、警察が来た時には３人の兄弟は殺されてしまいました…。ゆりに金目のものを持って来いといわれたゆりですが、強盗は愉快犯っぽいですし、持っていっても結局殺された気がします。理不尽というほかありません…。
　ゆりが今こうして天使と戦っているのも納得です。音無もゆりへの好感度を強めます。

「強いな、ゆりは」

　でもゆりはどうして死んだのか…。自殺ではないようですが、そこは明かされませんでした。に、しても兄弟を失った後、ゆりはどう生きたんでしょうか…。ゆりの過去にはまだ何か謎がありそうな感じがしました。

　そこからまた先へ進み、そしてギルドに到着！炭鉱っぽい場所で良い雰囲気。ギルドの面々はゆりを歓迎します。でも天使の侵攻は止まっておらず…。ゆりはここを放棄して、記憶を守るためにオールドギルドへ拠点をうつすことを決断します！皆も賛成してオールドギルドへ向かうことに！隊長は確かに高校生に見えない…。
　それから音無とゆりは天使を足止めすることに！天使の攻撃がやっぱりカッコいいかも。ゆりは天使と対等に渡り合います。ギルドの面々もどうにか脱出。
　ですがゆりも天使の特殊能力に押され気味に…。でも音無がゆりを庇います。ここで準備も整い、ギルドを爆破！どうにか危機を切り抜けることに成功します。

　オールドギルドに向かった一行。そこには何もありませんでしたが、皆は晴れやか。ここからまた何かが始まるような感じがしました。戦隊の仲間も復活し、オールドギルドへ。音無は改めてゆりの強さを実感します。

『お前すごいよ。みんながついてくるわけだ。
　立派にリーダー、できているよ』

　ゆりの生き生きとした笑顔で今回は終わり。１話より２話の方が面白かったです～。ＥＤは多田葵さんの「Brave Song」なんかしんみりとした曲で、なにがが起きる前ぶれっぽい画でした。思い出という言葉が切ない感じが…。後半、皆がどうなるのか気になるところです…。

　次回は「My Song」ガルデモメイン回っぽくて楽しみです。ライブシーンに期待。
　と、２話も終わりましたが、やっぱり駆け足展開なのについていけないところがありました。戦隊のキャラも多くてまだ思いいれがわきませんし…。死ぬ設定もギャグっぽくて緊迫感がないのが惜しいです。全体的にもっとじっくり進めてもいいんじゃないかと感じました。始まる前は１話観ればハマると思っていましたが、まだ今ひとつですね…。

　あと１話の時も気になっていましたが、画が確かに芋っぽい…。CANNANの時は作画面で気になったことはなかったんですけどね…。今回も関口さんにキャラデザしてほしかったなと感じます。CANNANのクオリティがABで生かされていれば、もっと良い作品になったと思うだけに残念です。画に関してはもう諦めるしかないのかも。背景に期待。

　ではまた次回に。