コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

CANAAN(カナン) 第6話 「LOVE&PIECE」 感想

2009-08-09 22:30:36 | CANNAN(カナン)(2009夏)

 今回はいよいよ本筋へ話が進んでいきます。蛇の集団達がいよいよ動き出そうとしていました。カナンは蛇の集団の企みを食い止めることはできるのでしょうか。前回コミカルな話だったのに、いきなりシリアスな話でびっくりしました…。


 始まりは消えた村についての復習。前回のユンユンもそうですが、能力者達には皆奇妙な模様の刺青がありました。でも村のことを含め、そこは謎だらけ…。サンタナから話を聞き出さないと、御法川の仕事は先に進まないようです。ここ数回ずっとそんな状況が続いているような。

 その後前回マリア達の部屋に挟まれた手紙を開封。それは上海国際会議場で行われる会見への招待状でした。御法川・マリアは記者として呼ばれることになり、大統領の演説も行われるということで2人は喜びますが、御法川は村のことを調べたいと、マリアに取材を任せることにします。そうしてマリアは一人で参加することに…。なんかいかにも罠っぽいですね。

 会場の上海国際会議場にて。これからの作戦に備えスタンバイしているリャンは、どうやらマリアを利用しようと企んでいるようです…。どうやらマリアを人質にカナンをおびき出す気の様子。リャンの歌がどうにも不吉です…。
 一方アルファルドはドレス姿で会場に。アルファルドのドレス姿はやっぱり綺麗ですね~。リャンはアルファルドのドレス姿にうっとりしながらも、アルファルドがカナンによって変わったことを苦く感じている様子。アルファルドを想うリャンの行動は更にエスカレートしていきます…。

 カナンはまた夏目から仕事の話をされていました。カナンもまた絡んできそうな予感…。前回のユンユンの事件からカナンも成長しているように見えました。
 
 一方マリアは上海国際会議場へ。お手洗いでカナン・ユンユンが自分と向き合っていると思い、マリアも自分もと頑張ろうとします。マリアも良い方向に変わってきたように思えます。
 でもマリアは突然警備にトイレに閉じ込められてしまい…。誰か合わせたくない人物でもいたのでしょうか。その後開放されたりと何だか妙な感じがしました。マリアもまた巻き込まれそうな予感がします…。

 御法川はまた公園でハッコーに接近。御法川はハッコーから村のことを聞きだそうといくつか質問しますが、質問されていくにつれ、ハッコーはいつになく、シリアスモードに…。やはり触れてはいけない話のようです。
 そこに踏み込んできた御法川にハッコーは、

「知りたいのなら――」

 と、能力を使い御法川を気絶させます――。ここのハッコーはいつもより冷たく雰囲気が違いました。これ以上近寄るなってことでしょうか…。サンタナとハッコーの事情が明かされない限り、村関係の話は進みそうにない気がします。


 その頃マリアは、あの後解放され取材再開。会場内はいかにも何か起こりそうな雰囲気。しかもリャンがマリアを狙っていて…。リャン、怖すぎ。
 またマリアにアルファルドが接近…

「久しぶりだな」

 アルファルドは前にマリアと会ったことがある様子で、マリアにそう話しかけてきます。でもマリアはアルファルドを覚えていませんでした。記憶喪失になった話が絡んでくるのでしょうか。聞いた話ではゲーム中では何か接点があったっぽいので、多分この辺はゲームをやれば分かるんでしょうね…。アニメだけだとさっぱりです。

 大統領は演説中。大統領はその場で平和を宣言しようとしていました。いかにもアメリカという感じが。その大統領の演説に他の国の首脳には戸惑いも…。会場にもざわめきが起こっていました。でも大統領はそんな中でも

「ラブアンドピース!」

 
と平和を宣言。すると会場はそれ一色になっていきます。まあ平和が一番なのは確かですね。
 が、そこで会場爆破!爆破騒ぎで会場はパニック状態に。大統領がちょっと気の毒だったかも…。マリアもその混乱の中人に押されつまづいてしまいますが、そこでアルファルドが助けてくれます。アルファルドもいいところがあるのかも…。お礼を言うマリアですが、それにアルファルドはこう言います。

「ここで倒れられては困る。
 お前には役目があるのだから」
「役目…」

 マリアに課せられている役目とは何なのでしょうか。またまた謎が出てきました。そう言い、アルファルドは去っていきます。アルファルドの目的にもまだ謎は多いです。
 この後ムカつくリャンのアバターが画面に出てきて、脱出しようとする人達におしおきだ~とまた会場を爆破。閉じ込めてしまいます…。今回のリャンは何かヒスっていますね…。OPでの勇ましい姿はどこに…。


 後半。サンタナの店に御法川が乗り込んできます。でもまた前回同様門前払い。話は一向に進みません。
 でもそこで流れてきたニュースで、御法川がマリアが閉じ込められていることを知り、助けに行こうとします――。カナンもまた上海国際会議場へ侵入。緊迫した状況になってきました。

 リャンは次々と会場を爆破していきます。リャン狂っています…。警備兵も場を収めようと動き出しますが、会場はパニック状態。
 そんな中、アルファルドが平然とその場を歩いていきます――。ドレスと戦場がミスマッチな感じが…。アルファルドは、
 
「シャム、証明してみせよう。
 個人の欲望をもってなお、私は私であり続ける」

 と、自信満々にその場を通り抜け、リャンのところへ向かいます。やっぱりアルファルドにとってもシャムは大事な存在だったように思えますが…。
 また会場には前回UAウィルスを植えつけられた事務次官も…。タイムリミットが近づいてきました。


 リャンはそれからマリアを名指しし、コントロールルームへ来るように命令。友達がいるとも嘘をつきます。それに戸惑うマリアでしたが、強引に連れて行かれてしまいます。この作品毎回マリアは捕まっているような…。で、それをカナンが助けにくると。そろそろこのテンプレ展開も飽きてきました…。そろそろカナンの出番を増やして欲しいです。

 会場へ急ぐ御法川でしたが、乗り込んだタクシーにはまたあの電波ソング!またタクシードライバーの人が出てきました――!!今回も妙にノリノリで面白かったです。この人は最後までこうあってほしいです。

 マリアを自分の元に呼んだリャンですが、自分の存在を無視してカナンばっかり連呼するマリアにリャンはキレて痛めつけようとします…。まあ確かにマリアのカナン連呼にも問題がありますが、リャンの行動はもう何か異常ですね…。リャンはマリアから携帯を奪い、カナンへ脅しの電話をします。とりあえずこれでまたカナンはマリアを助けに先に急ぐことに…。ただ今回は簡単にはいかなそうな予感がします。

 ここでアルファルドの回想。カナン・希望の地という名をつけようと話すシャム。それはシャムと昔のアルファルドとの会話でした。アルファルドはまだ少女っぽい話し方で、まだ純粋に見えました。一体アルファルドを変えたのは何だったのでしょう…。

 また時間は現在に。カナンに脅しをかけるリャンですが、マリアはカナンに迷惑をかけたくないと来ないでと必死にカナンに呼びかけます!マリアはマリアで強くなろうと思っているようですが、何だか方向性が間違っている気がしてなりません…。
 リャンはそのマリアの行動に更に苛立ちを感じ、更にマリアを痛めつけようとします――。しかもカナンもリャンを相手にはしていなくて…。リャンの怒りは増す一方でした。

 でも目の前にいるアルファルドはしばらく無言。アルファルドはリャンに呆れている様子。リャンの行動は更にエスカレート。もう怒りに我を忘れて暴走しかけていました…。それはシャムの言う欲望を持った者の末路のように思えました…。アルファルドも今のリャンを見てよくは思っていないようです。
 そこでアルファルドはリャンを止めることに。アルファルドはリャンのことを、

「滑稽」

 と突き放し、それにリャンは更に傷ついていきます…。アルファルドを想うリャンの気持ちが返ってアルファルドには裏目に出てしまいました。その後リャンは何か言いたげでしたが、おとなしく言うことを聞くことに。こういうことがあってもリャンはアルファルドには逆らえないようです。欲望はやっぱり恐ろしいものです…。
 その後アルファルドはまたマリアにこう言い聞かせます。

「間違えるな。お前の役目は生きること」

 アルファルドは常にそのことを気にかけているようですが、マリアを使って何をしようとしているのでしょうか。今回一番気になったのはやっぱりそこでした。

 一方事務次官はタイムリミットを向かえ、遂にUAウィルスを発症させてしまいます…。そして多くの人がいる中で、血を吹き出し、死亡…。UAウィルス恐ろしすぎです…。重役がいる中でこの混乱…更に事態は緊迫していきます。

 御法川、カナンがマリアの元に急ぐ中、次回へと続きます。いつになく、シリアスムードですね…。に、してもユンユンは一体どこに行ってしまったのでしょうか。このまま退場だったら寂しいですが…。


 次回は「慕漂」予告のリャンの顔がすさまじかったです…。カナンはマリアの元へたどり着くことができるのかどうか、気になります。話がいよいよ本筋に向かって動き出したようですが、一体どうなっていくんでしょうか。先がなかなか見えません…。
 カナンが不利な状況ばかり続いているのでそろそろ逆転して欲しいです。というかここまでカナンの出番が少なすぎてイマイチなような…。主人公なのに。次回はアクションシーンがありそうなので期待。

 ではまた。