キスダムの番外編的な話であり、後日談にあたるこの話。真の最終回でもあります。BS11で見ることができたので、需要があるか分かりませんが語ってみようと思います。Rの放送が始まった頃からこの話が楽しみでした。まさかまたキスダムの感想を書くことがあるとは思っていませんでした…。
まあ良くも悪くもキスダムという感じでしたが、最終回のあのシュウと七生の最後にショックを受けた人は、絶対に見る価値があると思います。まさかこうくるとは~。様々な意味で面白かったです。
始めは玲と京香の最後のシーン、シュウ・七生がネクロワールドへ行ってしまうあの最後のシーンから。そしてOPへ移ります。OPは時空を超えてのリミックスバージョン。まあ映像が総集編なのは仕方ないですね。時空を超えてはとても良い曲でした。
そうして本編。最初はざっと生き残った面々のその後の様子が描かれていきます。イエラはガルナザルの元で、新しい資源探しを手伝っていました。何でもあれから地球は救われたものの、化石エネルギーの枯渇という問題があり、それにより人類はまた絶滅の危機に瀕しているとか。キスダムの世界の人々は大変ですね・・・。しかしスケールが無駄に大きすぎ。
樹は頑張って探査に参加していました。樹にはやっぱりポニテの方が似合っていますね~。ですが今の地球にはサイボーグを完全に修復する手立てがなく。樹は朽ちるのを待つだけという絶望的な状況に立たされてもいました。それでも樹は懸命に生き続けていました。
また最終回の方で出てきたヴァルダ似であり、イエラの妹である眞奈(マナ)もその研究に協力していました。どうやらマナはヴァルダに似ているせいなのか、ネクロワールドとリンク率が高いようです。
で、始まって早々問題のシーンに。この辺はうろ覚えなので大体の感じで。マナは装着具をつけ、ネクロワールドへリンクしていきます。で、この装着具ですが・・・かなりエロいです。ここまですることないんじゃないのかと思いました。これを地上波でやられたらどん引きしていたのは間違いないです。しかも実験中に衝撃がくると・・・。ちょっと悪趣味。一応マナはあの装着具を恥ずかしいと思っているようで安心。むしろ平然としていたら怖いです…。
そして一番変わったのが乃亜。乃亜はあの最終回から引き続き、シュウ達を救うためにネクロワールドに関する研究を続けていました。で、外見もあれから数年立ったのか、乃亜は大人っぽくなっていました。由乃に似てきていますね。でも口紅のせいかケバくみえてしまいました・・・。ちょっと張り切りすぎたっぽいような。しかし実験はなかなか上手くいかず乃亜は悩まされていました。
それから実験後、乃亜はマナの父親である研究者の人と会話。話はマナのことと、研究が打ち切られるかもしれないという話。先行きは決して明るくありませんが会話後、研究者は乃亜にこう一言。
「必ず会って下さい。彼に」
研究者は乃亜にこう言いその場を後に。それから乃亜はこれまでのことを振り返っていきます。主にシュウとの出来事を。ですが乃亜は何か迷っている様子で、
「シュウ・・・」
と呟きます。そうして思い出すのはシュウのことばかりでした。乃亜はいまだシュウのことが忘れられないようです。この辺の想いを考えてみると少し切ないものがあります。
進まない研究でしたが、その後石版からネクロワールドに繋がる手がかりを発見。これにより研究は進むことに。どうにか間に合いそうです。
前半最後にはヴァルダとヴァリレイの謎なやり取りが。話の内容はまた時が満ちたということ。相変わらず分かりにくかったですが、とにかく後半何かが起こるんだろうなとは思いました。
ここからある意味ハラハラな展開な後半に。再びマナ・乃亜はあの装着具をつけてネクロワールドへダイブしていきます。乃亜も自分が行かなければならないとネクロワールドへ。乃亜はネクロワールドへダイブすることで、何かを得ることができるんでしょうか。
そうしてネクロワールドへダイブしていく乃亜。体も現実世界から消えてしまいました。乃亜は今まで見てきた世界と何かが違うその世界を見て「こんな場所で・・・」と呟きます。
で、ここからシュウに会えるんだろうかと思いきゃ、
ここからなんと・・・
挿入歌にのって再び延々と総集編約5分間!
ここまでキスダムクオリティしなくても~と思わず思ってしまいました。最後の最後でやってくれました・・・。ちなみにII MIX ⊿ DELTAの「Etranger」という曲でした。まあ未放映話だからこの辺は仕方ない+これまでのことを振り返ってほしかったのかもしれませんが、心臓に悪かったです。
その後ネクロワールドへ進んでいく乃亜。いつしか乃亜の外見が旅をしていた時に戻っていきます。やっぱりこっちの乃亜の方がかわいかったな・・・と思ったり。
と、そんな乃亜の前にヴァリレイが現れ、由乃に変化!正確に言えば「由乃であって由乃でない存在」。何だか冷たい印象がありました。この辺は本編でもあった何人もいる由乃の話を参照に。
それからその由乃は要約すると、地球はもうダメ的なことをくるくる舞いながら言い、乃亜を絶望させます。しもべが言うことは何だかさっぱりです・・・。
そんな由乃の言葉に嘆く乃亜。乃亜は・・・
「姉さんはどこ!そうじゃないと私は・・・
私の想いは・・・」
姉である由乃に会いたいと願います。多分シュウにも・・・。
と、乃亜の想いはもう叶わないのかと思っていると、ここで乃亜の言葉に呼応するように、由乃が何か語り始めます。そして由乃が「ダムド」と言った瞬間、由乃は最初の頃の由乃の口調で、
「乃亜。シュウを頼むわ」
と、乃亜に自分の想いを託し消えていきます。最後に最初の頃の由乃の声が聞けてよかったです。やっぱり由乃といったらこのイメージだったので。
そして由乃だった存在はヴァリレイに戻ります。そして由乃に続いてヴァルダも登場!そして去り際、
「目覚めよ」
とおなじみの声かけで力を発動させます。これで条件は揃った様子。ヴァルダ・ヴァリレイは乃亜の望みを叶えようとします。
そうしてそこに現れたのは――シュウと七生!!正確にはシュウと七生が融合した存在という感じですが。でも2人の意識はちゃんとそれぞれ残っています。外見はシュウっぽいですが、赤髪が赤紫色っぽくなっており、髪の長さも七生ぐらいの長さになっていました。と、想わぬ形で2人は復活を果たしてしまいました。でもこれを期待していた身としては、嬉しい瞬間でした。
そして乃亜の前に現れたシュウと七生。2人もそれまでの事情を知っているようで、乃亜にこう話しかけてきます。途中シュウと七生の声が重なっている箇所も。
「乃亜。由乃が言ってくれた」
「僕達を解放してくれると」
「あの人の意思は俺(僕)達の意思。
由乃の最後の望みは、
地球という小さな星に生まれた」
「人々の心を未来へとつなぐこと」
「そしてお前(あなた)の願いに応えること」
どうやらシュウ・七生の2人は乃亜の望みを叶えるためにまた現れたようです。あんなに由乃、由乃言っていた2人が・・・。ネクロワールドで2人に何が起こっていたのか気になります。あとシュウの笑顔がよかったです。
そして乃亜の願いは・・・
「私で・・・いいの?」
「由乃の想いは――俺の望みだ、乃亜!」
多分シュウと結ばれること。ここで乃亜の外見がまた現在の姿に戻ります。しかも裸。シュウと思いが通じ、乃亜はシュウの胸へ。これはシュウの本心なのか?とか色々ツッコミどころはありますが、こうして乃亜の想いは報われました。まあきっとあのシュウの表情から見ると本心のように思いますが。ここで乃亜のB地区と呼ばれるところが見えて焦りました・・・。地上波じゃきっと無理だったことでしょう。BS11は寛大なのかも。
そして2人がキスするという間際、ここでお約束のように乃亜は現実世界へと引き戻されてしまいます。せっかく結ばれたのに・・・。目覚めたベッドの傍らには乃亜の帰りを待っていたイエラ・マナの姿が。皆乃亜の帰りを暖かく迎えてくれました。乃亜は目的を達成して現実の世界へ帰ってこれました。
そうしてここでEDへ入っていきます。曲は2クール目のステファニーの曲。どうやら曲の終わりの方のようで、今度フルで聞いてみたいと思いました。EDはこれまでのすしおさんのイラストや、新規描きおろしイラストが何点か。最初のガルナザルの絵が濃すぎてビビりました。世界観が違う~。
あと何故かイエラと作中で途中で死んでしまった博士・田中がデートしている時のカットが。色使いも良い感じで好きです。こういう未来も見てみたかったですね・・・。
で、最後のテロップで今回の脚本が監督だと分かりました。これまでのキスダムRへの道を見ていると色々納得。監督はよく頑張ってこれまでTV出演したなと思います。あんなに長々と解説を・・・。お疲れ様です。
で、本編はここで終わらずCパートがありました。ED明け、出てきたのは七生と融合したシュウ。整備士の人に話しかけた後、シュウは笑みを浮かばせつつ、
「乃亜」
と呟き、その飛行機に乗って旅立っていきます。そこにはこれからの希望があった気がします。
この辺見た限りよく分からないのですが、シュウは乃亜に会いに行こうとしているんでしょうか?ちょっとそこら辺よく分からなかったです。できればまた乃亜と会ってほしいなーと思うのですが・・・。
一方目覚めた後の乃亜は、イエラから質問をされます。
「会えたの、あいつに?」
「うん」
「あーこれで私も本当に失恋だねー」
「えっ?」
ここのイエラの言動からすると、イエラもまたシュウのことが好きだったのでしょうか。本編ではあんまりそんな素振りを見せていなかった気がするのですが。というか博士のことはもういいんでしょうか・・・?
でもそのことをイエラは引きずらず。その後イエラは、
「お姉さんとも?」
「うん」
と、乃亜が由乃と会ったことも確認。とりあえずこれで乃亜の目的は達成されたことになりました。
それから乃亜はマナに何かを伝えようとします。
「眞奈」
「何、お姉ちゃん?」
ここで最終回にも出てきた鳥が一瞬出てきます。そして作品の最後を締めくくる乃亜の一言。
「地球は明日を、必ず夜明けを迎えるわ」
もしかすると明日という部分は「私」かもしれませんが、セリフはこんな感じでした。ちょっとここは聞き取りに自信がありません。
その乃亜の言葉からはこれからもなんだかんだで乃亜達は生きていくんだろうとそう感じました。きっと地球もキスダムクオリティでどうにかなることでしょう。多分。そして謎な効果音がかかり、今度こそ終わりに――。
が、最終回にもキスダムRへの道がありました。前回の小野さんのコメントで終わりかと思っていたのでちょっと驚き。最終回はこれまで何度か会った監督とスタッフ2人の座談会の最後。最後の最後でまたきました。
ちなみにRの放送は本編は1回見たため流し見程度しかしていませんでしたが、(見る限りかなり変な画は修正されていた様子)このコーナーだけは毎回チェックしていました。監督の設定に関する裏話や、キスダムの制作がどれだけ過酷なものかをうかがい知ることが出来る貴重なコーナーでした。時間とかの話を聞いていると本当にギリギリだったんだな・・・と気が遠くなってきます。総監督はこのコーナーに出てきて謝るべきだと思いました。
ずっと話を聞いていると総監督はもう後半には関わっていなかったみたいで、話の後半は監督の作品という感じがしました。これはこれでネタ的な意味で面白かったですが、総監督がずっと関わっていたら、どうなっていたのかと今でも気になる時があります。1話のノリが好きだったので、その点は残念でした。
で、今回はコーナーも最後ということで、監督はじめスタッフのぶっちゃけトークになっていました。スタッフも展開が分からないというのも衝撃的でしたが、特に印象に残ったのはこの言葉。
・キスダムは参加型
・見てる人がツッこまないと成り立たない
・完成しないで広がっていく
何だか投げやりっぽいですが、この言葉には思わず納得してしまいました。確かにキスダムの場合、他の作品より皆さんの感想(主にネタ的な意味で)を見に行くことが楽しみでした。皆さんの感想とコメントがあったからキスダムの感想は全話書けてしまったんだと今も思います。
でも今回の場合、突っ込んでくれる人、もういないんじゃないか?と思ってしまったのは私だけでしょうか。放送を見れるという人も限られてしまっていましたし。ネットでさっぱり検索に引っかからない悲しさ・・・。
話を聞く限り、なんだかんだでスタッフさん達もやりたいことをやって、そのノリを楽しんでいたんだな~と感じました。スタッフの皆さん制作お疲れ様でした。
そしてコーナーの締めくくりには、これまで26話放送してきた意味を覆す衝撃的な言葉が。それは・・・
結局キスダムのRって
一体何なんでしょうかね
ここはその文字を見た瞬間、脱力してしまいました。てっきりリベンジかリメイクだと思っていたんですが、違うんでしょうか~?というより、キスダムという意味の方が気になるんですが・・・。と、なると結局タイトルの意味すら分からないまま謎で終わってしまったことに・・・。まあキスダムだし、いいことにします。
とりあえずこうしてキスダムも本当の意味で完結しました。多分。あとは想像に任せるみたいな感じでしょうか。何にしろ、私は最終回でシュウが消えたことにショックを受けていたので、こうしてシュウの復活が見れて嬉しかったです。ようやく結末に納得できました。これから七生と融合したシュウがどうなっていくのか気になりますが、今はこの辺で。結局キスダムは最後までキスダムでした。
あともし感想を書いたという方がいればお気軽にTBして下さると嬉しく思います。他のブログさんの感想も読んでみたいのですが、さっぱり検索で引っかからないので・・・。Rを見ている人、やっぱり少なかったんでしょうか。しかしDVD発売はいつに・・・?
どうにかこうして番外編の感想も書き上げることができて良かったです。ここまで読んでくれている人がいるか謎ですが。まあとりあえずこれでキスダムに関して悔いはなくなりました。
では、ここまでお付き合いありがとうございました~。
キスダムは何だかんだで面白かったですよね~。
二人のシュウが熱く圧倒されっぱなしでした。
乃亜が成長した姿は確かに残念なものがありましたね…。
何故ああなってしまったんでしょうね。
余塵節は最終回後の様子が分かってよかったのですが、
確かにもう少しわかりやすければもっとよかったかもしれませんね。
BDでは更に追加シーンがあるらしいので楽しみですー。
ではでは~。
哀羽修はかっこいい主人公でした。バトルモノアニメの主人公の鏡ですね~。七生修もいい人ですね。僕も最後生きててよかったとおもいました。
少し残念だったところは、まずノアの成長した姿です。なんか化粧が濃いし、髪型も・・・う~ん、でした。次に最後辺りのヴァルダと、え~っと変な髪形の女の会話をもっと分かりやすくして欲しかったと思いました。
余塵節の感想を発見できたという嬉しさの余り、ついTBしてしまいました。感想書いているブログさんが本当になかなかいなかったので、感想を発見した時は本当に嬉しかったです。
私はテレ東の1話から見ていて、放送当時はそのキスダムクオリティに毎回振り回され続け、戸惑い、時にはキャラの言動に心の中でツッコミを入れつつ見ていました。本当にテレ東放送時は前半の画が半端じゃなかったです…。確かに破天荒なアニメだったと思います。
でもRの放送が終わった今では、それも良い思い出になりました。確かにマッキーさんのおっしゃる通り、今ならそれがキスダムの味であり、楽しむべきところなんだなと今なら思えます。きっと自分もRを見てこう余塵節の感想を書いてしまったということは、キスダムという作品が好きだったんだと思います。ネタ的な意味でも面白い作品でもありました。
DVDは本当に発売の方はどうなっているんでしょうね。てっきりRの放送中に発売するかと思っていたのですが、今現在も発売の目処が立っていないとは。ネットを見る限りでは絶対需要はあると思うんですが…。ネタはネタで面白いのですが、せっかくリメイク版を制作して再放送もしたからには、是非キスダムRへの道も加えて発売してほしいですね。今後に期待し続けていきたいと思います!
では、ありがとうございました~。
(ヒソヒソと書いてたので驚きましたw)
僕はキスダム、本放送時はあまり見れず、放送終了後にとんでもなく破天荒なアニメ、と聞いて興味を持ち、
そしたらキスダムRとして再放送が決定して、心躍らせて視聴開始しました。
確かにいろいろと荒れてるんですが、まぁそれがキスダムの味というか、
こう…ダメな子なのに可愛いっていうか、面白かったです。
ネタ的な見方も大きいんですが、ハマると純粋に楽しかったw
DVDは…発売されないということもネタになっちゃってるし、わからないですねー。
サテライトやバンビジュとしてはマクロスFで圧倒的な黒字だから、出す必要無いのかなぁ…。
それでも発売されたなら、少なくとも僕は七生さんの収録回は欲しいのですが。
ではでは。
私もRの放送開始時に未放送話があると聞いてびっくりしました。
TV版で終わりかとも思っていたので。こうしてその後が見れて良かったです。
もしTV版の最終回まで見続けていましたら、余塵節は見る価値はあると思うので是非!
DVD発売に関してもキスダムも珍しい作品ですよね。
普通は制作・放送の元を取るためにDVD発売があるようなものですし。
TV版の放送の出来がアレで発売延期されたとはいえ、
今現在もリリースの音沙汰もなしというのは不思議に思います。
こうしてリメイク版も放送し終わったのに…。
Rの放送と合わせて発売するものだと思っていたんですけどねー。
確かに今の時代、DVDがリリースされない作品を見つける方が難しそうです。
今放送されているアニメでは多分なかったような…。
それだけに発売が気になります。されるといいんですが…。
最近のアニメ作品って、大体その作品のCMで「早くもDVD発売決定!!」ってのがあるので、DVDの発売は常識というか当たり前だと思ってましたが…DVD化されてない作品を探すほうが難しいですよね…
お役に立てて幸いです。感想書いてよかったと思えました。
確かにこの放送で、一層突き抜けた感じがしましたよねー。
特にラストがそんな感じだったような気がします。
この結末には、見終わった後しばらくぼーっとしてしまいました。
まあこれもキスダムですし、有りなのかもしれませんね。
ではでは~。
大変参考になりました。
なんか一層突き抜けてしまった感が
ありますねぇ。