コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

コードギアス 反逆のルルーシュ 第8話 「黒の騎士団」

2006-11-29 15:26:24 | コードギアス 反逆のルルーシュ1&2期
 今回は「黒の騎士団」結成の話。しかし結局カレン達しか現時点仲間がいないので戦力増強にはなって無・・。早く藤堂さんを出して~。
この回はやっぱり後半が素晴らしかったです。ランスロットが動く回はもはや神だと思います・・・。あんまりロボットには興味はないんですが、このアニメは違いますね・・・。個人的に今回は後半のロイドにやられました。

 今回は河口湖で起きた日本開放戦線のテロ事件の話。ミレイ、シャーリー、ニーナそしてユーフェミアが巻き込まれ・・といった感じです。ミレイ達の観光する姿が無くてかわいそうだなと思いました。行った早々巻き込まれたのでしょうか・・・。又テロ事件発生時シャーリーの父が出てきて「嗚呼この人が数話後に・・」と少し遠い目を見ました。
 
 ミレイ達がテロ事件に巻き込まれているころ、ルルーシュはカレン達の集団とルルーシュがTV局から頼んでもらってきた(または強奪)アジトにて会っていました。やはりゼロ仮面はあの空間では異様としか言いようがなかった・・。
 そんな中ルルーシュたちのもとにTVからテロ事件の情報が飛び込んできます。そこには日本開放戦線の暴挙の様子が。又その人質の中に生徒会メンバーもいて動くべきか迷うルルーシュ。
 そして考え抜いた末、「私たちの目指すもの・・・それは『正義の味方』だ!!」と高々に宣言し、人質を救出すべく動き出します。ルルーシュが仲間を思う心があってよかったなと思いました。しかしまさかルルーシュがストレートに正義の味方と言うとは思ってませんでした。ルルーシュが正義かぁとちょっと考えてしまいました。どうなんでしょう・・。

 その後一同は河口湖へ。その周辺には前回敗北したコーネリアもいてどう現場に行くのか気になっていましたが、ルルーシュはコーネリアが溺愛するユーフェミアが人質の中にいる事を見抜き、それを取引材料にして日本解放戦線の心理をつき見事ギアスを使わず中に入ることに成功します。ここのシーンの幼少期のコーネリアとユーフェミアの絵には正直萌えました・・・。コーネリア可愛過ぎ。何故今の状態になってしまったんでしょうか・・。

 その頃スザクは、迂闊に手出しが出来ないコーネリアの命令で囮としてランスロットで出撃することに。ロイドの「は~いぃ!御指名ありがとうございまぁぁぁぁぁす!!」はホストっぽいですね。ご指名って・・。この時のスザクの学校での出来事を回想し、出撃を決意するシーンはスザクの気持ちが伝わってきて良かったなと思います。
 一方、人質となっているミレイ達。ニーナが日本解放戦線の1人に対しイレブンと言ってしまったことが日本解放戦線の逆鱗に触れニーナは何処かへ連れて行こうとされます。ここのニーナの怖がり方は何かありそうな気がします。
 そんな中、居合わせたユーフェミアがニーナを助けようと付き人が止めるにも関わらず自ら名乗り出ます。ユーフェミアは良い人ですよね。この人がブリタニアの中心になれば平和になるんだろうなぁ・・・。

 ここがおそらく今回の見せ場だったかと思います。ランスロット出撃!音楽ともマッチしていて毎回ながらスピード感があって素晴らしい出来だったと思います。危険を前にしてもただただ立ち向かうスザクの姿に惚れぼれしました。これにより敵の主砲「雷光」を討つことに成功します。
 ヴァリスを使う際の「活動領域は狭まりました!!爆風は覚悟の上です!!」は最高でした!この時私はスザクの方が正義という言葉が似合っていると心からそう思いました。
 その後爆風が流れ、スザクの安否が分からない状況の中でのロイドの「よせっ!枢木准尉!!」にやられました・・・。素に戻っている!すごいここのシーンドキドキしました。ランスロットではなく、スザクの名前を呼んだのがツボでした・・。一瞬だけですが、何かが見えたような気がしました。と同時に、よかった白鳥さんの役今回はちょっと良い人だ!と思いました。白鳥さんがリヴァイアス以降谷口作品に出る時は、何故かメガネで変な人ばっかりだったので何だかうれしいです!白鳥さん谷口監督の作品にほとんど出ているんですよね。プラネテスはどうだったか今思い出せないんですが。嗚呼昂治好きだったな・・・。というかリヴァイアス今でも大好きです。リヴァというと中学生の時の思い出が蘇ります。毎回楽しみでした。DVDBOX欲しいな・・。
 話が脱線しましたが、とりあえずこれで今後のスザクとロイド、セシルとの関係が気になってきました。またロイド叫んでくれないかなと思いつつ。とにかくランスロットが動く回はそれだけで大満足です・・!

 一方ルルーシュは日本解放戦線の草薙と対峙。ルルーシュは何の為にテロを起こしたのか聞きますが、理由はルルーシュの考えに沿わないものでした。そんな中名乗り出たユーフェミアが草薙のもとに連れて来られます。これにより交渉は決裂し、ルルーシュは用済みとして草薙達日本解放戦線をギアスの力によって自決させられました。ルルーシュは怖い・・・。
 そしてユーフェミアが室内に。そんなユーフェミアにルルーシュは民衆のために人質を買って出たか・・・相変わらずだな」と身内に話すようにユーフェミアに語りかけます。これ以降にもクロヴィス殺しのこと等、何か敵にヒント与えすぎなんじゃないかとちょっとヒヤヒヤしました・・・。割とバレるのも時間の問題かもしれない・・。ここでユーフェミアを殺さないとまずかったんじゃないかと思います。
 そう話している中、カレン達がルルーシュの命令で仕掛けたが爆弾が爆発。
 ホテルが破壊され人質の安否が心配なスザクのこの時の「救えなかった・・・僕はまた!!」はやはりイクミを思い出して仕方がないです。イクミの後半の行動すごかったな・・・とそれだけは覚えています。リヴァルがスクライドの君島と重なる点が多いこともあり、後半の展開がすごく怖く感じる今日この頃。

 その後ルルーシュはこれにこうじて人質を救出します。(ルルーシュの白兜には笑った)と同時にユーフェミアも。これでコーネリアはゼロ達に手出しが出来ず、今回はルルーシュが勝利。
 そしてルルーシュはTVを通じ自分の考えを語ります。黒スーツとバイザーの集団を後ろに抱えて!絶対ルルーシュこの時自分に酔っているなと思いました。それと同時にバイザーと黒服の構想を一生懸命練るルルーシュを想像してみてやっぱり微笑ましく思いました。・・・現代的に考えて人々がこの集団について行こうと思うのかも謎に思いました。怪しすぎる!
 そうして明らかになる黒の騎士団の理念。簡潔にまとめるとそれは「力なき者は守る。こちらに攻撃してくる力ある者は排除する」ということ。
 ここでルルーシュが言っている事は、今のブリタニアのことを考えると正しいなと思います。ただこのあとカレンが「正義の味方」に戸惑いを見せたこと、それを聞いた藤堂の反応もあり(この先仲間にはなりそうにないな・・)ルルーシュの正義が矛盾していくのが見えます。デスノの月もそうだったな・・。この矛盾をこの先ルルーシュはどうするんだろうなと思います。
 デスノを見ているとなんかそのうちルルーシュの正体を暴こうとしてうかつに近寄った人は消されそうな気がします。でもギアスの力があれば記憶が消せるので関係ない?シャーリーも利用される予感が~。
 と、こうして黒の騎士団が設立されたわけですが、戦力増強とかまったく無~!この先大丈夫なのかこの集団。とてもじゃないですがランスロットに敵いそうにない・・・。
 とりあえずここのシーンを見て、最近表だって「正義だ!」と語るキャラクターにろくな人物はいないな~と思いました。

 毎回ルルーシュの独白が気になる次回予告。これが今回一番の衝撃だったかと思います・・。リアルタイムで見ていてわくわくしながら9話「リフレイン」の予告を待っていたら、いざ流れてきたのは過去放送の映像、そして最後には8.5話「仮面の軌跡」・・・・・もろ総集編のタイトルですね・・・。アニメ誌等で普通に9話じゃん!と思いネットを見てみると、やはり噂では制作スケジュールに合わなかったとのことです。何故TBS系のサンライズアニメはこうなるのか疑問。今回のランスロットのアクションを見ればどうにか納得は出来ますが、後半には総集編は無しでお願いしたいです。後半入ってきたら冷める。
 そういえば今回ジェレミアの出番無かったですね・・。ちょっと残念。まあ厳密に言えば回想シーンには出てましたけど。彼の今後の立ち位置も気になるところ。ここで終る気はしないんですが・・。
 今週はまあギアスならではの総集編に期待して見ていきたいと思います。話数の方は大丈夫かな~と心配。