コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

うみねこのなく頃に 第3話 「EpisodeⅠ-Ⅲ dubious move」 感想

2009-07-18 22:40:28 | うみねこのなく頃に(2009夏秋)

 前回遂に惨劇が起き、そして生き残った戦人達も嵐の影響で島に閉じ込められることに。孤立無援な状況の中、戦人達は無事島から脱出することはできるのでしょうか…。更に話は進んでいきます。とりあえず譲治と秀吉のあのシーンがあってよかったです~!あのシーンを原作ではじめてみた時は泣きました…。


 前回遂に6人が碑文の第一の晩の内容通りに殺されてしまいました。その死体は顔が抉られ、見るも無残な姿に……。皆それを見て唖然とします…。前回も描写がすごいと思いましたが、今回も死体がきっちり描かれていてビビりました…。アニメも大事なところにはこだわっているんだなと感じました。
 今回のはじまりは譲治が父の秀吉に紗音の左手を見て欲しいと頼むシーンから。秀吉は譲治と紗音の関係に勘付いていたようで、譲治には紗音のためにも顔は見ないでおくようにと言い聞かせます。このシーンは原作でも親子の絆の深さがそれとなく分かるだったので、やってくれて安心しました。アニメGJ!
 譲治もそんな秀吉の意見を受け入れ、その代わりに紗音の左手を見てもらうことに…。紗音の左手の薬指には、譲治が渡した指輪がはめられていました――。紗音は譲治のプロポーズを受けることを決めました。でも紗音はもうこの世にはいなくて…。あまりにも切なすぎです…。
 紗音の答えを知った譲治は紗音を失い、涙を流します…。これで絵羽も2人が恋人関係だということを知り、何か言おうとしますが、秀吉がもうそれでいいじゃないかと絵羽を止めます。ここはもう原作で初めて見た時は泣きました…。秀吉は良い父親だと思いました。譲治と紗音も最終的には結ばれるといいんですが…。
 親しい親族の死に悲しむ面々ですが、その中でただ一人真里亞は何故か微笑んでいて…。それがどこか不気味に感じました。

 ここからは屋敷で戦人達が状況確認をしたりと、6人を殺した犯人を推理しようとします。今回も戦人のチェス盤思考は健在。何故庭園の鍵をわざわざ返したなど、色々推理するべき箇所はありますが、私はもううみねこで推理することは諦めたので今後も割愛で。EP1の時はまだ推理できるかと思ったのですが、これがEP3以降になるともうファンタジー要素が絡んだりとわけが分からなくなってしまい…。とりあえず解決編を待とうとだけ思います。
 今回いよいよ真里亞の豹変も!でも前の話で既にその片鱗は見せていたので新鮮味はなかったかも…。でも原作より表情は怖めでした。真里亞はベアトリーチェがやったんだと思っているようですが…。
 またここで島の外へ通じるはずの無線が通じないことも確認されます…。まあ物語で嵐といえばお約束のことなので驚きはしませんが、これで更に戦人達は孤立無援に。まだ戦人には危機が押し寄せてきそうです…。

 事件が起こった後使用人は厨房に集まり、この事件のことについて話していました。と、そこに戦人がやってきて、詳しく話を聞こうとします。何やら面白くなってきそうな予感が。
 でも使用人が話すことは、

「ベアトリーチェはいる」

 という、魔女を信じない戦人にとっては信じられない内容でした。何でも体は存在しないものの、ベアトリーチェはこの場所にいるとか…。霊みたいな存在なのでしょうか。どうやら使用人とその後入ってきた真里亞には「見える」ようです。真里亞曰く、戦人は波長が合わないから見れないようで。戦人は霊感もなさそうですね…。
 戦人は突然そう言われ、ただ戸惑うばかり…。ベアトリーチェの謎だけが深まっていきます。あとここで原作でも印象的だった音楽が流れて嬉しかったです。タイトルは忘れました…。
 で、真里亞は戦人が助かったのは自分があげたサソリのお守りのおかげだと言うのですが、ムキになった戦人はサソリのお守りをないがしろにして、

「そうさ、魔女なんてどこにもいねえ!
 俺はそんなの信じねえ!!」

 と、真っ向から否定。戦人は頑なに魔女の存在を認めようとはしませんでした。以降戦人はどんなに魔女の仕業としか思えない現場を見ても、それを認めようとはしません。ここはずっと気になっているところなのですが、何故戦人が魔女の存在を認めようとしないのか…この辺も作品通じて謎に感じています。過去に何かあったのかなと予想しているのですが、果たして…。
 一方真里亞は魔女を否定する戦人を見て悔しがっていました。今後の真里亞の行動も気になるところです。


 その後戦人・真里亞はリビングに戻ります。ここで真里亞が見ていたアニメがひぐらしな件。皆の前で自己紹介する女の子が羽入に見えて仕方なかったです。周りにも圭一、魅音とかいましたし…。でも嬉しいサプライズでした。
 夏妃は銃を準備。襲撃者に備えます。銃は護身用にはいいのかもしれませんが、持っている人が使い方を違えると危うい事態をもらたす危険な武器のようにも思えます…。更に物騒になっていきます。ただEP1で銃を持ち、子供達を守ろうとする夏妃はカッコよく見えました。
 ここでまた犯人の推理が。そこで皆はベアトリーチェという19人目の人物が島にいる=この島にはまだ犯人がまだいると、自分達の命もまだ狙われているかもしれないということに気づきます。いや、油断していられませんね…。実際その現場にいたら気が動転しそうです。
 で、その危険を回避する方法として、碑文の謎を解くという方法が出てきましたが、皆答えを導き出せないと、碑文の謎解きは前に進まないまま。皆もっと本気になってほしいです。

 それとここで金蔵が書斎からいないことも議題に。ここで疑いがかかったのが夏妃。絵羽は夏妃が書斎に入った時、夏妃が金蔵を殺したのではないかと疑います。犯行シーンを過程した映像がまた嫌な感じで…。
 あらぬ疑いをかけられた夏妃・母を疑われた朱志香は絵羽に怒りをあらわにします。これは怒っても無理ないかも…。夏妃にとっては屈辱だったのでしょう。ここの女の言い争いシーンもとても怖いものが…。声優さんの演技も気合入っていました。
 ここでもまた謎がひとつ。絵羽は夏妃が書斎を後にした時、レシートを扉にはさんでおいたようです。でもそれはまた扉を開けるまで同じところに挟まったままになっていました。これを単純に捉えると犯行が可能なのは夏妃だけということになってしまうわけで…。扉を使わず、どうやって外へ脱出したのか…また謎が増えました。

 言い争いになる夏妃と絵羽。と、そこに戦人が乱入!戦人はお得意のあの文句を最初に口にし、この状況をひっくり返そうとします!

「駄目だな。全然駄目だぜ!」

 この先もいいところでくるこのセリフ。アニメで聞ける時を待っていました~。このセリフを戦人が言うシーンは盛り上がって好きです。BGMも良い感じでした。
 ここから戦人は絵羽の方が怪しいのではないかと反撃に出ます!親しい人も疑う…戦人も大胆ですね。色々無茶苦茶なところもあると思いますが、何だか見ていてすっきりしました。

 戦人に反撃され、やや落ち込み気味の絵羽。絵羽は秀吉と部屋で2人っきりになった時、これまでの蔵臼への恨みを口にし、今の複雑な思いを秀吉に伝えます。それに秀吉は優しく絵羽をなだめます。これまでのキツい絵羽の印象が一気に変わったシーンでした。2人の信頼関係は本物で、ちゃんと愛し合っていたようです。
 実はEP1を初めてプレイした時、絵羽の性格と、秀吉が社長という設定を聞いて、絵羽は何か企んで結婚したのではないかとか思ったんですが、このシーンをみてそうじゃなく、ちゃんと愛はあったのだと知り、心の中で絵羽に謝ったりしていました。むやみに疑ってはいけませんね…。今後も絵羽の秀吉への愛が話に絡んできたりすると思います。
 そんなふうに寄り添いあう2人はまるで碑文の……暖かい空気とは裏腹に何か不穏な空気が流れてきたように思えました。

 その後、部屋にいる絵羽達を源次・嘉音が呼びにいくものの2人の返事はなく、そして手紙がドアに仕込まれていて――。嫌な予感が的中したようです。これに焦り、2人は夏妃を呼びに行ったり、道具を取りに行ったりと、それぞれ部屋に入るための準備に取りかかります。しかも2人が目を離した隙にまた魔方陣がドアに血で描かれていて…。中に何があるのかこの時点で分かってしまいました。
 で、その部屋の向こうにあったのは――

 絵羽、秀吉の頭が抉られた死体――

 またもや碑文の内容通り、2人は無残に殺されてしまいました――。こうして2人の死亡がまた確定に。どんどんキャラが物語からいなくなってしまいます。果たしてEP1の最終話には一体何人生き残るのでしょうか。更に物騒になってきたところで次回へ続きます。EDテロップの声優さんの欄を見るとまた人数の減りように驚かされます…。
 

 次回は「EpisodeⅠ-Ⅳ blunder」今回も2人が犠牲になりましたが、EP1は5話完結になるみたいなので、この分でいくと次回もまた犠牲者が増えていきそうで怖いです…。嘉音辺りが次回心配です…。

 ではまた次回に!