コツコツ一直線

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境界の彼方 第4話「橙」あらすじ感想

2013-10-24 02:19:37 | 境界の彼方(2014冬)
境界の彼方(アニメ盤)
茅原実里 ランティス 2013-10-30 
 

 今回は原作1巻のクライマックスで、最終回ばりに力の入ったバトル回。キャラの本来の立ち位置が見えてくる1話でした。未来かと思いきゃ、秋人が…!後半の境界バトルは必見です。

 あと今回は把握できない部分が結構あり、間違っている部分があると思いますがご勘弁を。


 戦いの中、未来の危機にかけつけた秋人。桜が追ってきていましたが、瓦礫が落ちてきたことで桜から逃げることに成功。メガネをとった未来、予想以上に普通でリアクションに困ります。

 その頃博臣は妖夢退治を終わらせ、休んでいました。着信がお兄ちゃん大好きで笑。妖夢石がいっぱいで、ついいくらなのか気になってしまったり…。
 着信は美月。美月は秋人のことで、あるお願いをします――


「お願い、お兄ちゃん」
「了解」


 短いやり取りでお互いの言いたいことが分かってしまうとは…やっぱり兄妹。

 


 

 桜や妖夢から逃げた未来・秋人。そんな中、また桜の襲撃が…!逃げる二人。ですがなんできたのかと言い合いを続けます。この言い合い、なんかゲームの最初のボスイベントっぽい流れ!こういうスリリングなバトルシーン、京アニでやると新鮮です。
 未来は秋人にも事情を説明。桜が未来を狙うのは、やっぱり姉・唯の仇をうつためっぽいです。

 そんな中、未来・秋人は妖夢が生み出す異空間に入ってしまい…。未来を襲う唯の幻。未来は逃げることができず…。ですが秋人の言葉で未来は過去を振り切ります――


「唯はもう…いないんだ!!」


 妖夢が本体に戻るシーン、グロすぎ…。京アニ作品でこういうものをみることになるとは…。


 そして未来は虚ろな影を倒します――
 



 未来が虚ろな影を倒すと、皆、元の空間に戻ってきます。結局桜は撤退、今回の出番は終了。今回の桜の存在意義って…。
 殺傷能力を持つ血を流す未来に秋人達は近づくことができず。未来はまだ自分が普通の人間ではないことを気がかりに感じていました。


「私は普通の人間に、見えますか?」
「僕にはメガネの美少女にしか見えないけど」


 未来を励ます秋人。今回の秋人は良いフォロー役でした。
 

 ですがその直後、秋人は妖夢に後ろから刺されてしまい…!


 秋人の不死身設定を既に知っていたので驚けませんでしたが、これで秋人は妖夢に体を乗っ取られる寸前に…。
 そこで秋人は未来に自分を攻撃するように、指示。


「だったら貫け!!」


 ここの秋人の叫びは、今までの秋人の演技の中で一番よかったです。ようやく秋人がこの声である理由が分かったような。


 そうして未来は秋人を迷いなく、攻撃します――。


 しかし痛いのには変わらず。秋人はどうにか耐えようとします。
 秋人から出て行く妖夢。京アニはやっぱりバトルも凄かったんだなと再認識。
 



 今度こそ一段落したと、秋人にかけよろうとする未来。
 ですがそこに博臣達がやってきて、
 何故か秋人と命がけで戦おうとします。


 どうやら秋人が瀕死状態に陥ると、秋人の中の妖夢が目覚めてしまうようで…。そのことを既に知っていた博臣は、秋人とある約束を交わしていました。


「もしそうなったら、俺が消す」


 博臣は秋人とそう約束。秋人もそのことを受け入れていました。今まで博臣が秋人を半妖だからと距離をおいていたことに疑問を感じていたのですが、今回観て納得しました。そして秋人と博臣の間にあった過去の事件がますます気になりました!
 そうして目覚めてしまった秋人の中の妖夢。不気味でしたが、虚ろな影みたいにあまり化け物っぽくなくてよかったと思いました…。


 ここからまた境界バトル!秋人を空間に閉じ込め、静まるのをまとうとする博臣たちでしたが、秋人の妖夢はなかなか静まらず。泉も駆けつけて止めようとしますが、秋人の妖夢は収まらず。
 全員で頑張って戦っても秋人を抑えることができず。今回の博臣は本当に頑張りすぎでした…。

 妖夢化した秋人の姿に、あ然とする未来…。自分以上に人間じゃない秋人の姿を見て、未来は自分が何も知らなかったことに気づきます――。秋人のセリフひとつひとつに説得力が…!


 そして未来は秋人を止めるため抱きつき、
 秋人の中の妖夢を沈めます――
(未来の血が作用したっぽい?)


 このシーンは流れを気にしなければとても感動的なシーンでした。ただ1話のうち3回も妖夢との戦いがあってなんか疲れました…。
 こうしてひとまず妖夢との戦い終了ー。ですが戻った秋人は倒れた仲間達や壊れたものを見て、愕然。戦いには勝利しましたが、犠牲は大きく…。秋人はこれからも決戦のたび、これを繰り返すことになるのでしょうか…?
 あと高みの見物きどりな藤真、明らかに黒幕っぽい…。
 



 しばらくして、一緒に食事に行く未来・秋人。


 未来が始末した妖夢は
 虚ろな影ではなく、200円にしかならず!


 あまりにも少なすぎです~。そのことにイライラする未来…。ですが今回の事件で未来と秋人の距離は縮まったようで。未来と秋人の立場が逆転していてニヤリ。秋人が未来のことを放っておけなかったのは、自分と同じだったからだったのかも。


「あのさ、僕は普通の人間に見えるかな?」
「そうですね、
 ただの性格の悪い、眼鏡好きな先輩に見えます」


 Cパート。泉が虚ろな影の妖夢石を持って、報告へ。未来が倒したのは、やっぱり虚ろな影…?これも異界士協会を警戒しての行動だったようですが、協会は一体何を企んでいるのでしょうか…?


 今回は絵コンテと演出にフルメタや氷菓の監督・武本さんが!バトルシーンが観ごたえあったのに納得。次もしアニメオリジナルでバトル物を制作するなら、是非武本さんが監督やって欲しいです!きっと話題になるはず。


 今回はこの作品の本領発揮が観れて満足しましたー。あと秋人と博臣の約束。是非秋人と博臣の過去話もやって欲しいです!でも思っていた以上に鬱な設定が多かったことにびっくりしました…。未来じゃなく、秋人の方が人間離れしたとは…。
 今回は山場が3つもあり、最終回のような盛り上がりでした!これをTVアニメで観られるのが不思議です。作画は本当に動き・エフェクトの色合い・表現が独特で凄いと思います!デザイン性に優れた作品であることは確かだと思います。
 これで脚本がもっと盛り上がりがあって、分かりやすかったら…!  


 この作品しっかり制作されているだけに、
 状況がどうなっているか、こだわりすぎて無駄に分かりづらい、
 何かが地味なことだけが本当に残念です…。

 


 

 次回は「萌黄の灯火」今回で戦いが終わり、状況が一段落したことで、次回は日常回。未来と美月の関係に何か変化が起こるんでしょうか。
 次回以降はアニメオリジナル色が濃くなるらしいので、ここからの巻き返しを期待。もう話に関しては花田先生に期待するしか…!

 エンドカードが妖夢化した秋人、ぶっとばされる未来・桜・博臣達で笑。未来と桜、ヘタれすぎます!博臣にいたってはマフラーだけ…!素晴らしいセンスすぎて、なんか笑っていいのかどうか複雑な気持ちに…。


 ではまた次回に!

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