コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第1話「響ク音・払暁ノ街」 感想

2010-01-05 22:23:59 | ソラノヲト(2010冬・アニメノチカラ)

 2010冬開始アニメ感想第1弾は「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」。このタイトルの点に意味があるのかちょっと気になるところ。アニメノチカラ1作目ということでも気になっていた作品でした。
 キャラ原案の岸田さんのファンだったのでアニメ放送が楽しみでした。まあそれからは色々ありましたが…。でも独特の雰囲気があって良い感じでした。とにかく背景に見惚れてしまいました…。


 今回の話は簡単に説明すると主人公・カナタが軍の駐屯地まで行く話。カナタ迷いすぎ+道草しすぎ…。話はカナタが軍のトランペット吹き(喇叭手)の女性兵士に憧れを抱くところから始まります。結構良い感じにはじまりました。この女性兵士とまた再会することはあるんでしょうか。

 そして時が過ぎ、カナタが15歳になった頃、カナタは軍に喇叭手として入隊することを決意。そこからカナタはセーズの街の駐留部隊へ向かっていきます。キャラメルを受け取って嬉しそうにしているカナタがかわいかったです~。
 今回は1話ということもあってかそのまま流れがOPまで繋がっていてワクワクしました。なんか爽やかな感じがしてよかったです。OPのKalafinaの「光の旋律」も作品の世界観に合っていてよかったです。あと大島さんのBGMも。ヨーロッパの空気がそのまま伝わってくるかのようでした。

 前半は村の祭り(トマト祭りっぽい?)「水かけ祭り」がメイン。祭りに巻き込まれるカナタが~。ここで大体カナタのキャラが分かってきたような気がしました。村の祭りは背景からキャラまでこだわりがあってすごかったです…。あと店の品物・小物・神話のシーン(ただカナタ達がモチーフに組み込まれていたのは何故…?)も。TVアニメとは思えない細かさで驚きました…。
 またこれから軍の先輩になるリオの出番も。性格はキツそうですが、優しいところもありそうです。カナタの良い先輩になりそうです。でも小林さんの声が何かイメージとズレている気がしたり…。とりあえずペンダントがまた戻ってきてよかったです。キャラに関してはとりあえず次回ですね。


 後半ではリオのペンダントを探し、さまようカナタの描写メイン。夜の風景もまた独特な感じがしてよかったです。トランペットのシーンはカナタの演奏でちょっと放心してしまいましたが、リオがその演奏に応えてくれるシーンでちょっとワクワクしました。やっぱりこの作品のメインはトランペットなんですね…。に、してもカナタ音痴すぎ…。これからの成長に期待です!
 散々迷ったカナタでしたが、最後の方で無事軍の駐屯地にたどり着けました。朝日を見るシーンに感動しました。これからカナタに何が待っているのか気になるところです。とりあえず戦争絡みの鬱展開は勘弁ですが…。明るい結末が待っていることを祈ります。

 
 今回はなんか話というか、背景に夢中になってしまいました…。背景は多分今期1、2を争うくらいレベルが高いです。始まる前は舞台の国を聞いても?という感じでしたが、放送で宙吊りの家を見てピンときました。スペイン歴史的城壁都市・クエンカとアラルコン要塞…素晴らしすぎです。背景だけで見ていけそうです…。
 特に路地や家が素晴らしく、路地好きな自分にはたまらなかったです。なんかCANNANの時もそんなふうに思っていたような…。そうなるとなんか2話以降、CANNANみたいに祭りが終わって盛り下がっていきそうな気もしますが、そうならないように祈ります。

 作画はもうあまり気にしないでおこうと思っていましたが、輪郭が不安定なのがちょっとな…と感じました。まあ動き重視でそうなったのかもしれませんが。あまり岸田さんの絵に似ていないと思いましたが、ところどころ動いているシーンの表情は何故かちょっと似ていたような気がしました。何故…?

 話には1話の時点ではあまり入っていけませんでしたが、背景が素晴らしく最後まで飽きずに観れました。あの荒廃とした雰囲気がツボでした。なんか見ていてARIA・灰羽連盟を思い出したり…。もしかするとこの作品も、雰囲気で魅せるアニメなのかもしれません。
 とりあえず今の時点で軍+神話などの村の伝承話がストーリーに本当に必要か分かりませんでしたが、今回は街とキャラ紹介という感じの回だったのでまあそれでいいのかも。でも音楽隊とかでなく、軍である必要があるのか謎ですね…。そこは今後に期待ということで。とりあえず掴みの1話としては良い感じでした。


 次回は「初陣・椅子ノ話」次回から早速カナタの隊生活へ入っていきます。今回出てきた他のキャラとのやり取りが気になるところ。とりあえずカナタに与えられるという任務は何なんでしょうか。次回も期待しています!主に背景に。

 で、この作品ソ・ラ・ノ・ヲ・トは「アニメノチカラ」の1作品ということで、春以降も上海を舞台にしたアニメやら色々なアニメオリジナル作品がラインナップされているみたいです。ここ数年売り上げとか不況でアニメオリジナル作品がかなり少なくなってしまったので、こういう試みは大事だと思います。
 に、してもちょっと前までは普通に1週間チェックするのが一苦労なくらいオリジナル作品多かったんですけどね…。特にフジ・テレ朝深夜が活発だった頃が嬉しくも大変でした。
 ここ1年本数も減り、チェックは楽になって助かりましたが寂しいものがあります。やっぱりアニメオリジナル作品には、原作アニメにはない「次回どうなるんだろう?」という楽しみがあると思います。数年前みたいにあそこまで多くなくていいので、毎クールやっぱりアニメオリジナル作品があれば嬉しいです。このアニメノチカラでまたアニメオリジナル作品が盛り返すきっかけがつかめればいいと思うのですが、さてどうなるんでしょう…?

 ではまた次回に!