コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

おおきく振りかぶって~夏の大会編~ 第3話「3回戦」感想

2010-04-16 23:42:42 | おおきく振りかぶって(2007-2010)

 今回からいよいよ崎玉戦開始!西浦は崎玉にコールド勝ちすることはできるんでしょうか。気になる試合シーンも1期以上に動きが自然で見ごたえありました。今後にも期待です。


 崎玉戦に向けて練習を開始する西浦。三橋が言いかけたことが気になって栄口は三橋に声をかけてきます。どうやら栄口は、

「俺は投げれるよ、だろ」

 
三橋の言いたかったことを理解していてくれました。さすがは世界の栄口さん~。
 そこに阿部がやってきて、三橋の話にまたイライラしますが、阿部は寝てるふりをして怒りを懸命に堪えます…。一応進歩しているのかも。この時の顔がまた面白かったです。
 三橋は投げられなくなった時のことを心配し、自分がバテて投げれなくなったら止めて欲しいと阿部と栄口に頼みます…。どうやら三橋はまた変な方向に思いつめているようで…。

「俺一人で投げても、意味無いんだから…」

 この辺はなんか空気も重くてヒヤリとしました。でもこの後音楽で気持ちが切り替わりました。で、栄口が通訳をするかのように勝ち抜くためにも三橋をバテさせたくないという阿部の考えを上手く三橋へ伝えます。相変わらず栄口気配り上手ですね~。こういう気配りができる辺り尊敬です。

 その後は三橋と阿部の二人の会話に。またもや青い稲妻が…。それを、

「またやってる」

 と流してしまう辺り、世界の栄口さんさすがです。
 
それから栄口は三橋の気持ちを考えてみることに…。栄口は中学時代の三橋のことを透明人間のようと捉え、三橋にとってマウンドに立つことは自分のいる証明みたいなものだったのではないかと考えます。だから中学で三橋はマウンドを叶に譲れなかったのではないかとも。それだけに今、三橋がマウンドを譲ると言ってくれたことにほっとしたようです。

『でも今日はマウンド譲るって言ったぞ!
 マウンド降りてもいるとこあるって
 思えたんならよかったな~

 まっ全部俺の想像だけど!』

 栄口は本当良いキャラですね…。三橋がマウンドを降りると言えたのも、こうして信頼できる仲間ができたから言えることだったんじゃないかと思います。いつかそういう局面がくるんでしょうか…。


 そして試合当日。ジャンケンで負けて凹む花井でしたが、後攻を取ることに成功。どうやら相手は特に何も考えていないようで、モモカンもいい気に。コールド狙いに乗り出します。ここで気になったのはモモカンの一言。

「花井くんは今日ヒーローになるよ!」

 今回の試合では花井が4番。果たしてこのまま上手くいくんでしょうか。


 後半。試合開始。細かいシーンも動きが自然で素晴らしいです。1回表は上手く守り、1回裏、西浦の攻撃。田島はバンド。田島は今回バッターよりも、足で今回の試合を戦う様子。田島も相手が分析する段階までいっていないのではないかと判断。結構シビアです。相手はどうやら試合慣れしていないようですが…。
 2番は栄口で、どうにかセーフ。敵側の思考も時々出てきて面白いです。相手の投手も変わってるかも…。
 3番の泉も上手く打ち、フェアで田島が帰ってきて1点を先取!皆「ナイバッチー」で大盛り上がりです!自分の中ではおお振りといえばナイバッチーになりつつあります。
 4番は花井…。モモカンにはスクイズを指示されます。花井は緊張しているのかどこか固いようでしたが、上手く役目をこなし、2点の追加点をもたらします!
 こうしてみると順調そうに見えましたが、花井が何か戸惑いつつも、安心して休んでいる時に田島がやってきて、花井に思わぬ一言を…。

「満足してんなよ」

 原作で初めて読んだ時はヒヤりときました。田島はこういう時、なんか怖いです…。田島の意図は一体…。どうやらそこで満足するなということみたいですが、花井は成果を出すことが、そして田島のある真意に気付くことはできるんでしょうか。

 そして2回表。相手の応援団は佐倉に皆期待を寄せていました。三橋と阿部はいつものようなやりとり。阿部が上から目線です。に、しても三橋の表情がなんか面白い~。阿部は敬遠の影響が気になっていたようですが、三橋はわりと平気そうでした。でも三橋はそれとは別にまだ自分の力について気にしているようで…。

『頼まれるの嬉しいな…
 嬉しいと、力出る
 敬遠するのは、おれに力がないからだ
 おれに、勝負できる力、あれば、
 敬遠なんて、危険なことしない
 勝負できる力ないから、逃げるんだ』

『チームのエースは打たれちゃいけないんだ!』

 栄口が話してくれたことで、ちょっと軽くなったかと思いましたが、まだのようです…。まあそんなに人間すぐには変われないのかも…。

 1アウトで次は佐倉になりますが、三橋と阿部は予定通り、佐倉を敬遠…。野次がとんできても黙々とこなしていきます。崎玉は最初は佐倉がマークされているとうかれていましたが、ずっとこの調子かもしれないと気付くと、

「それってマズくね…?」

 と、ピンチに気付きます。状況が変わる時はくるんでしょうか。

 一塁には田島が。そこで田島は佐倉と話をします。佐倉は中学の時、サッカー部でしたが、崎玉にはサッカー部がなかったため、野球部に入っていたようです。といって未経験者ではなく、小学校の時やってたようです。二人の会話がなんか独特で面白かったです~。結構似たもの同士なのかも。
 次はダブルプレー。試合は西浦にとっては順調に進んでいきます――。


 三橋と阿部。阿部はなんだか自信満々。あくまで勝つことに集中しているようです。
 一方試合を見守る西浦の母親達。そういえば今回応援団はいないんですね。確かに寂しいです…。またここで阿部母も到着。昨日は阿部父と阿部で色々作戦を考えていたようです。三橋母は作戦に関して三橋が関わっていないことを気がかりに感じた様子。ここも後の伏線になるのかもしれません。そして三橋母と阿部母も対面!何故かドキドキしました。

 試合の方では阿部がバッター。打って塁に出ることに成功。次の沖もバントをみせかけ、阿部に盗塁させます。佐倉はキャッチャーに慣れていなくて、盗塁を見逃してしまいます…。崎玉の投手・市原はここでも佐倉に不満を感じていました。
 次は水谷。市原も西浦の策に翻弄されてバテバテ…。フォアボールで水谷は出塁。
 そして今回は三橋の打席中で終わり――。モモカンも三橋がやる気なのを見て、打たせてみることに。まあいつもの調子のようですが…。三橋がストライクになった時がなんか面白かったです~。それでも三橋は阿部をかえすんだと頑張ろうとします。

『俺も打ちたい…
 コールド参加したい、入れたい!』

 果たして三橋のやる気で阿部をホームにかえすことはできるんでしょうか。地味に面白くなってきました~。今回は満仲さんの脚本・絵コンテ・演出の3役…お疲れ様です!


 次回は「野球シンドイ」なんか今回で半分勝負がついたような気もしたりしますが、試合はまだまだ続きます。タイトルからいつになく気持ちが伝わってきます…。相手のチームも色々あるようですが…。相手チームに関しても単なる敵チームで終わらず掘り下げがあるのはやっぱりおお振りの良いところだと思います。タイさんの頑張りが気になるところ。

 ではまた次回に!