今回はレオパルド・ネルヴァルサイドと、少しずつ状況が変化していく様子が描かれていきます。ネルヴァルの考えが今後どうなっていくのか気になるところ。あとプリンス・オブ・ダークネスという単語が気になって仕方なかったり。青いレオパルド、怖いです…。黒すぎ。
最初は前回衝撃だった妹子が助かった経緯についてクサンチッペから説明が。どうやらあのミサイルを破壊したのは妹子ではなく、ネルヴァルだったようです。で、妹子のカークウッドを救うという行動に心打たれたネルヴァルが妹子を助けてえにぐまに連れてきたと。
冷静に考えてみると確かに妹子のあのポットだけじゃミサイルを破壊するのは無理でしたね…。でもあの爆発に巻き込まれてポッドが無傷なのは納得いかなかったり…。ちょっと無理やりな気がしました。
で、妹子生存を聞き、すぐに妹子を助けにいこうとする秋葉でしたが、緊急事態の今、風音が秋葉がネルヴァルの元へ向かうのを許可するはずがなく…。秋葉は風音によって軟禁されてしまいます。もう終盤なのに主人公が捕まるってどうなんでしょう…。
一方自己実現を果たしたといい気になっているレオパルド。力を使わない時は目が赤いようです。でも1話と比べてまったく性格が成長していなかったりと、最近は見ていてうんざりしていたり。
と、いい気になっているレオパルドに突然話しかけてくる存在が…。それは青い目をしたもう一人のレオパルド「プリンス・オブ・ダークネス」。性格はいつものレオパルドよりワイルドな感じで、自分の呼び方が「俺」。不覚にもちょっとドキっとしました。まあ何というかルルーシュにとても似ています…。
にしても、プリンス・オブ・ダークネスと聞いて真っ先に劇場版ナデシコを思い出したのは私だけでしょうか…。公開時は劇場まで観にいったりしました。色々結末について思い出すと切ないものがありますが…。続編中止とても残念でした…。
その青いレオパルドに自己実現を果たしたのに、風音に使われているだけでいいのかとレオパルドを挑発してきます。で、単純なレオパルドはこの青い方にのせられ、すぐにその気に……。レオパルドの暴走が始まろうとしていました。いや、本当レオパルドは成長していないですね…。
えにぐまではその頃妹子が目覚めたところでした。妹子はここは天国?とえにぐまにいることに驚きます…。確かに特攻したと思ったら、見知らぬ部屋…驚きます。
で、その後近くで寝ていたナミと再会。ナミは相変わらず何もかもぶっこわしたいと悪ぶっていました。ナミはあれからずっと人間を嫌悪している様子。ナミも最初から成長がないですね…。次回以降に期待でしょうか。
それから妹子はネルヴァルと対面。妹子もネルヴァルが人間の外見をしていることに驚いたようです。ネルヴァルもまた妹子から話を聞きたそうですが…。
その後ネルヴァルはお腹が空いた妹子のために「まんまる焼き」を作ることに。レシピをそのまま再現しているようで、味はおいしいようです。でも妹子は秋葉と一緒に食べたい…と寂しそう…。ナミはそんな妹子を見て秋葉と妹子は依存している、成長していないと妹子に言いますが、妹子はそれに理屈じゃないと反論。ナミの言っていることは気になっていたので、ここで妹子がどう考えているか分かってよかったです。ちょっと納得できました。
あと妹子が神楽のメモの存在に気づきました。回収してくれるんでしょうか。
そんな妹子を見てネルヴァルは更に妹子に興味を持ちます。ネルヴァルはどうやら人間のことを深く理解しようと、その行動に無駄が多いことを知りつつも料理をはじめ、人間のしていることを学ぼうとしていました。50年前、力で支配しようとしていたものの失敗したことから、ネルヴァルも違う可能性を試そうとしているみたいです。
最近のアニメでは悪役の目的が単純に世界制服だったというパターンが多いため、ネルヴァルのその考えには興味を持ちました。それもあって、ネルヴァルにはできればその考えを通して欲しいなと思います。リボンズみたいな考えはもうたくさんです。
その後ネルヴァルはえにぐまの電話でクサンチッペの敗北の知らせを受け、戦力を整えるために通信でベンケイを呼び戻そうとしますが、いつものつつじの妨害により失敗。つつじは今、人のように振る舞っているネルヴァルは自分が仕えるべき価値はない、今のネルヴァルは「人間になりたいブリキ男」だと指摘します。
ナミもまた同じように今のネルヴァルの考えを否定していましたが、絶対的な支配ばかり求めてくる辺り、つつじもナミもまだ若いな…と何となく感じました。だから50年前に失敗したのでは…。
ただネルヴァルもここまで言われて黙っていることはできず…。ナミの考えがすべてではないと言いつつも、人間を理解するのは不可能と判断を下してしまいます…。ネルヴァルは行動を起こすためにレオパルドのいる地点へ向かいます――。ネルヴァルにはもうちょっと頑張ってほしいところです。
またネルヴァルはえにぐまから出て行く際、ナミに役目は終わったと告げます。この過程は思ったよりやんわりだった気が。ネルヴァルに用済みと告げられ苛立つナミ…。ナミがまた追い詰められてきました。今度は何をしでかすのやら…。
軟禁された秋葉を助けようとするいつき。ウルに止められながらも、いつきは秋葉を放っておけないと助けることを決意。ほのかもそんないつきに協力することに。ほのかが秋葉は友達だから…と照れながら話すシーンが良かったです~。ほのか、可愛すぎる…。
そうして2人は早速秋葉を助け出すために軟禁されている部屋の近くへ。見張りはブーミンの2人に変わっていました。いつきはブーミンに首なし鎧を差し向けますが、色々な事態への免疫がついてしまった今の2人には脅しは通用せず…。なんと追い払ってしまいます!これは予想外でした~。2人もたくましくなってきたのかも…。でもその後、鎧がいじけていてちょっとかわいそうでした。
仕方なくいつきは2人を説得するために懐中電灯を持って近づきますが、顔の下からライトを当てたいつきにビビったブーミンはものすごくビビり、逃げてしまいます……。それはダメなんですね。鍵を落としていく辺り、何かのゲームのイベントっぽいな~と思ったりしました。
おかげで2人は秋葉救出に成功。早速ネルヴァルの元へ向かおうとQTに乗り込もうとしますが、ここを風音に見抜かれていて、また捕まりそうになってしまいます…。まあバレバレだったのかも。
が、ここで青いレオパルドが暴走をはじめ、コロニー中は混乱。事態は秋葉どころではなくなってしまいます。しかも列車も動かないとレオパルドも本気の様子…。
一方青いレオパルドはこれまで適当にあしらってきたベンケイを冷たくあしらい、ベンケイに壊滅的なダメージを負わせます…。これによりつつじも負傷してしまい、一気にベンケイ達は追い詰められることに…。いきなり展開が動いてきました。どうやらフォンによれば、レオパルドの暴走は補修作業をはしょりすぎたのが原因の様子。皆ダメダメすぎ…。
またこのベンケイに奪われていたミラーを取り付けたことで、青いレオパルドは完全に目覚めてしまいます――。
力を得た青いレオパルドは、もう秋葉の力はいらないと、秋葉の声も聞こうとせず…。もう今のレオパルドを止められる存在はいません。主人公側のパワーアップというと普通盛り上がるところですが、なんかイライラします…。今まで秋葉の力をあてにしていたのに…レオパルド、最低です。
今回最後はレオパルド対ネルヴァルと、因縁ある2人が対峙したところで終わり。2人の戦いになるぞ~というところで次回へ続きます。ネルヴァルはレオパルドのことを息子と呼びましたが、どういう概念なんでしょう。どちらも本気モードなだけに勝敗が気になるところ…。今回は何か見ていて早かったです。
次回は「黄昏れる神々」レオパルドとネルヴァルの父子対決と、何だかどこかで見たような図に…。今回はネルヴァルを応援したいと思います。ここらへんでレオパルドには痛い目にあってほしいと思います。これでレオパルドが良い方向に変わればいいのですが。でもそらかけのことだからそのまま進んでしまうそうな気が。これまでの間で秋葉とレオパルドの交流はもっと描かれていれば違ったと思いますが…。
最終決戦ということで、そろそろ話が動きそうな気がします。この話、本当にあと2話で収まるんでしょうか。心配です…。
ではまた次回に!
なんか話が広がり過ぎてますが、残り2話で上手く収まるんでしょうか?
フォンの「はしょりすぎだ!」という言葉は、私がスタッフに言いたかったことでもあります。絵は綺麗でキャラや世界観の設定も面白かっただけに残念です。
実は「え?3月で終わりじゃないの?」が最大の予想外だったりするんですが・・・。
本当に残り2話で話が収拾つくのか心配ですよね…。
色々投げっぱなしになって終わってしまいそうな予感もします。
フォンのあの一言には私もそう思いました。
確かにこの作品2クールというのも驚きでしたね。
話以外の面では高クオリティな作品なので残念です…。
とりあえず今は話をきっちり終わらせてくれることを祈るばかりです。
ではでは~。