今日の日経流通新聞「MJ」の特集記事に、見慣れぬ言葉が載っていました。
「MIX(ミックス)」を元にした造語で、「混ぜる技術者」といった意味。
90年代の英国が発祥で、フルーツや野菜等出来るだけ自然のままの素材を使って、
カクテルを作るバーテンダーが、自らそう名乗るようになったそうです。
それが徐々にアメリカにも伝わり、日本では3年前程に登場し、
健康志向の時勢の元、広がりを見せ始めています。
フルーツや野菜の使い方は色々。
フルーツをすりつぶし、果汁や果肉をダイレクトに感じるようにしたり、
例えばブドウも皮ごと入れ、その皮の渋みも活かしたり、
野菜などは火であぶり、ハーブやスパイスとも合わせたりします。
また、お客様の目の前で作業を行いますので、
見た目も新鮮に感じ、楽しい時間が過ごせそうです。
カクテルのカテゴリに入れるより、料理のカテゴリに組み込んでもおかしくない程、
その枠から飛び出そうとしているように感じます。
ただ、その作業工程の長さと、新鮮なフルーツや野菜を使うため、
一杯当たりの単価はかなり上がりそう。
―――それでも、飲んでみたいと思うほどに魅力を感じています。
今、各地で「ミクソロジスト」の講習会が開かれ、
参加人数もかなりの数にのぼるなど、世間の関心は高まっているようです。
早く、近所のお店でも、気軽に飲めるようになって欲しいですね。
しかし、今日の今日まで、この言葉を知りませんでした。
本業の人間がこれではダメですね……。
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