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月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.45 音楽もの映画多すぎない?

2022-05-22 19:47:46 | 映画

7月に「エルヴィス」が公開される事を知ってから、

色々と映画情報を収集していたのですが、

まぁ音楽系の映画の情報が次から次へと出てくる出てくる。

 

まずはウェストコーストロックの聖地、ローレル・キャニオンをテーマにした

「エコー・イン・ザ・キャニオン」

ボブ・ディランの息子が案内役をを務め、リンゴ・スター、

ブライアン・ウィルソン、エリック・クラプトン等がインタビューに答えてます。

 

映画『エコー・イン・ザ・キャニオン』あらすじ・キャストストーリーネタバレをチェック! (eiga-log.com)

 

次がROCKMENTARY2022なるロックドキュメンタリーの企画もの。

リンダ・ロンシュタットのドキュメントの

「リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス」

(残念ながら現時点で上映終了)

スージー・クワトロのドキュメントの「スージーQ」

そしてローレルキャニオンの別の映画である

「ローレル・キャニオン夢のウェストコーストロック」

この辺りは2~3年前に製作された映画ですが、

どれも興味あるなぁ。残念ながら地元で公開予定はまだないです。

 

ROCKUMENTARY2022 極上のロック・ドキュメンタリー – アップリンク京都 (uplink.co.jp)

 

地元でも公開が決まっているのが、「テイクオンミー」のヒットで知られる

A-HAのドキュメンタリー、「a-ha THE MOVIE」

この辺りはスケジュールが合えば見たいかな。

ノルウェーのバンドとは知らなかったですが。

 

映画『a-ha THE MOVIE』オフィシャルサイト (klockworx-v.com)

 

そして8月には、ローリングストーンズ結成60周年記念および、

チャーリー・ワッツの追悼で、映画2種を公開しますね。

 

『ロックン・ロール・サーカス』『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』公式サイト | 8月5日(金)Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開 – 今7月12日に結成60周年を迎える「世界で最も偉大なロックン・ロール・バンド」ザ・ローリング・ストーンズを祝福すると同時に、2021年8月24日80歳で亡くなった不動のドラマー、チャーリー・ワッツを追悼し、2作品同時期公開! (onlyhearts.co.jp)

 

「ロックンロール・サーカス」は、3年ぐらい前に

4Kレストア版のブルーレイが発売されていますが、

劇場公開は初です。大画面で見たい気はしますね。

 

そして余談ですが、ディズニープラスで公開されていた

ビートルズの映画「ゲットバック」のブルーレイの発売が

7月に決まったようです。

 

『ザ・ビートルズ:Get Back Blu-ray コレクターズ・セット』『ザ・ビートルズ:Get Back DVDコレクターズ・セット』2022年7月13日発売【先着購入特典あり】|洋画 (hmv.co.jp)

 

コレクターズセットは16,500円也。まあこれくらいは仕方ないかな。

買うのは厳しいなぁ。収録時間は全部で8時間近くあるから、

全部見る自信はありません。


NO.41 映画「エルヴィス」は7月公開予定

2022-05-13 23:02:11 | 映画

今日13日は「シン・ウルトラマン」の公開初日。

散々宣伝していたけど、見るかどうかは微妙。

ウルトラマンは好きだけど、これは別物って感じだしなぁ。

 

で、久々に映画関連を調べていたら、気になっていた映画「エルヴィス」

が7月に公開予定だという事。予告編もちらほら上がっていました。

 

映画『エルヴィス』US版予告 2022年7月1日(金)公開 - YouTube

 

世代的に違うけど、ロック界のレジェンドの映画は気になります。

「好きにならずにいられない」とか「監獄ロック」とかしか知らない

ですが、内田裕也さんが好んでいた、所謂ロッケンロールを

楽しめたらいいなと思っています。

しかし、本当に今年は音楽関係の映画が多いなぁと。

 


NO.40 映画「戦慄せしめよ」

2022-05-10 22:46:25 | 映画

結局、GWは仕事と映画を見るだけで終わってしまった。

何とか都合をつけて見れた映画が「戦慄せしめよ」

本当は「ユナイテッドステイツVSビリーホリディ」とかも気になったけど、

残念ながら上映期間がバッティングしてしまったのでキャンセル。

 

「戦慄せしめよ」は、太鼓芸能集団鼓童の40周年記念映画です。

現代音楽家の日野浩志郎さんとタッグを組んで、今までの鼓童とは違う一面と

鼓童ならではの演奏を、本極地である佐渡の自然や建物をバックに

見る事が出来ます。

台詞はなく、鼓童の演奏を組み合わせたものになります。

時には滝をバックに、時には寒い冬の中での舞台で。

ラストは日本海の荒波の映像が流れる中で太鼓が響いていました。

 

自分にとって大太鼓は、年に一度の故郷の祭りでの印象が強いです。

字ごとに屋台と大太鼓があり、2日間にわたり町内を練り歩きます。

直径2メートルはある大太鼓は、叩くと窓ガラスが響くくらいの音でした。

そして最後には中心の神社に集まり一斉に太鼓を叩き続けます。

自分は積極的に参加はしなかったですが、それでも強烈な印象を

刻んだのでした。

そういう背景もあり、鼓童は今まであまり見る機会がなかったとはいえ、

映画を見ようという気になったのでした。

 

日野さんとのコラボは、賛否両論があろうとは思いますが、

新たな一面を見る事が出来たのではないかと思います。

でもやはり、大太鼓を両面で二人の奏者が叩きあうシーンは圧巻で、

すっかり演奏に見入ってしまいました。

 

パンフレットの撮影の苦労した点等のエピソードを読んでみていますが、

やはり太鼓の響きは生演奏で感じとりたいと改めて思いました。

コロナ過の中、中止が続いている地元の祭り、

コロナが落ち着いて開催されるようになったら、見に行ってみたいなと。

 

音と映像だけで語られる、見えないはずの音に震える/映画『戦慄せしめよ』予告編 - YouTube

 

 


NO.33 映画「ミラクルシティコザ」

2022-04-20 23:09:48 | 映画

沖縄復帰50年直前のこのタイミングで、近所にロードショーがやってきました。

沖縄ロックの雄である紫が全面監修という事で、音楽面では期待していました。

 

「ミラクルシティコザ」は、未完成予告編大賞というまだ撮られていない映画の

予告編を作って競い合うという企画でグランプリを取ったといいます。

しかしながらコロナ過による悪影響で撮影は延期、なかなか苦労したようです。

 

ストーリーは、怠惰な日々を過ごす主人公の祖父が交通事故で突然の死去。

しかし未練のある祖父が主人公の体を乗っ取り、代わりに主人公の魂は

50年前の沖縄で伝説のロッカーとして活躍していた祖父の体に宿る事に。

当然ながら祖父のような才能もないので、上手くいかずに悩むことに。

まあ、よくある異世界転生ものの亜流のような感じですか。

 

オープニングから「ダブルディーリングウーマン」のインストから始まり、

途中では、主演の桐谷健太さんが歌う「ドゥームズデイ」といった

紫の名曲、更にほんの少しですが、コンディショングリーンをモデルにした

バンドも。ラストでは紫が演奏するシーンもあり(時間的に短いのが残念)

その辺りはまあ満足出来ました。

 

残念ながら、ストーリー的には、もう少し深みが欲しかったところです。

コザの再開発の話がもう少し深く関わって来ると思っていましたがそうでもなく。

グダグダな展開が続いたのはマイナスですかね。

それでも、時代考証は合っているかわかりませんが、

当時のコザの様子を表現しているのは評価したいです。

ベトナム戦争中で気の立っている米兵や、ヤクザな人達も当時の不穏を感じる

空気を感じられたかなと。

それにしても、解散と再結成を繰り返しながら未だに現役で活動している

紫、オジサン達はエネルギッシュだ。

 

(9) 桐谷健太「沖縄の想いと笑顔を!」伝説のロックバンド“紫”のライブも収録!映画『ミラクルシティコザ』完成披露舞台挨拶【トークノーカット】 - YouTube


NO.30 映画「ロックフィールド 伝説のロックスタジオ」

2022-04-11 08:45:00 | 映画

地元では1週間のみの公開、しかも日によって上映時間が違う、

もしかしたら見られないかもしれないと心配していたのですが、

無理して夜8時以降の上演の時に無理して行ってきました。

 

キングズリーとチャールズのウォード兄弟がミュージシャンになりたくて

録音機持参でジョージ・マーティンに売り込みに行くもあえなく挫折。

ならばと両親から受け継いだ農場内にスタジオ設備を設置して

そして少しづつ設備を整えながら1965年に世界初の滞在設備付きの

音楽スタジオとなりました。

ウェールズという田舎にある農場にある音楽スタジオ、

スタジオと農場が同居して、しかも農場も一緒に経営している。

豊かな自然の中で泊まり込みでゆっくりと過ごし、そして独特な響きを持つ

スタジオで演奏される。日本ではこういうのはないですね。

 

まだ無名だったブラックサバスが「パラノイド」を録音し、

ホークウィンドがドラックをやりながらスぺイシーな演奏をし、

クィーンが「ボヘミアン・ラブソディ」をここで作り出しました。

(残念ながらクィーンの出演は無し。)

ウォード兄弟を中心に関係者の話が中心ですが、

オジー・オズボーンやロバート・プラント等のミュージシャンも

インタビューに応じてます。

ロバート・プラントも久々に顔を見ましたが、皺だらけになって

もうだいぶ年をとったんだなぁと少し悲しくも感じましたが。

 

80年代以降は、ドクターフィールグット等のパブロック、

90年代以降は、ストーンローゼスやオアシス等もここで

録音をしています。オアシスのボーカルをどちらがやるかで

喧嘩になったというエピソードも語られ微笑ましく感じましたね。

 

現代はスタジオ設備がなくてもパソコンがあれば音源を製作するのは可能で、

実際、廃業しているスタジオも多々あるとは聞きます。

ましてや滞在型のスタジオの需要は無くなってくるかもしれません。

それでもここは未来永劫残ってほしい、

そう感じるようないい空気を感じました。