裸のラリーズの発掘音源の発売は、いよいよ70年代のライブとなります。『OZ DAYS』50周年の記念盤以来ですね。
今回の音源は、76年7月30日の京都拾得でのライブ音源です。
Les Rallizes Dénudés(裸のラリーズ) / 拾得 Jittoku ’76
70年代のライブと言えば、77年の立川のライブがあり、最初のオフィシャルで販売されるぐらいでしたが、
1年前のこのライブは、かなり雰囲気が違う感じです。東京を活動のメインとしていたとはいえ、京都は地元ですので、何かが違う感じです。
メンバーは、水谷孝さん、中村武志さんの結成からのメンバーに、元・頭脳警察の悲露詩(楢崎裕史)さん、
そして93年の吉祥寺バウスシアターのライブで演奏していた三巻敏朗(サミー)さん。77年の立川のライブと同じメンバーですが、
立川では演奏していない曲もあり、聴き比べるのもいいかと。残念ながら、途中でテープが切れてしまったようなのが惜しいです。
今回も久保田麻琴さんのプロデュースとなります。CDとアナログ2枚組での発売となりますが、アナログの方には、
短いギターソロ2曲分が追加で収録されています。今回はアナログも買わないといけないのか。出費が嵩むので苦しいなと。
なお、TUFF BEATS ONLINE STOREで購入すると、アナザージャケット(カード)が付属する様です。
TUFF BEATS ONLINE STOREを見ていたら、久保田麻琴さんの唯一のソロアルバムである『まちぼうけ』もアナログで復刻されているみたいでした。
CD化された時には、いつの間にか廃盤になっていたので入手出来なかったもの。アナログでも何回か復刻されていますが、すぐに入手困難に。
今回は、最新リマスタリングによる復刻ですね。しかし、アナログ1枚で税込み5000円超えだったりすると、買うものを選ばないといけないなと。
久保田さんがまだ裸のラリーズにいた頃の録音で、水谷孝さんとの共作の『あさの光」というラリーズの曲のカバーがあるのが価値があるものだと。
短いながらも静かで心が落ち着くような曲ですね。
発売当初は話題にはならなかったようですが、アシッドフォークの傑作として再評価はされているようです。
大野克夫さんや後藤次利さんの参加もポイント高いですし、プロデュースに参加したのは、松任谷正隆さんだったりします。