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月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.333  坂本九『心の瞳』

2025-08-12 08:15:47 | 隠れた名曲

2025年8月12日は、1985年に起きた日航機墜落事故から40年になる日です。その飛行機に乗っていて亡くなったのが、坂本九さんです。

その日は部活の合宿中で、顧問の先生から事故の事を言われ、ショックを受けたのを覚えています。

 

坂本九さんは、本当に笑顔が素敵な方で、その笑顔を見ているだけで、心が和むような感じがしました。勿論、人柄も良く、

坂本さんを悪く言う様な人とか、いなかったと思います。その歌声も、『上を向いて歩こう』や『見上げてごらん夜の星を』といった

曲を聴けばわかりますが、人を和ませてくれますね。聴いていて、とても心地よく感じます。まだ43歳で亡くなってしまうなんて、早すぎます。

 

1985年は、長年属していた東芝からファンハウスへと移籍した年でした。そこからの第1弾シングルが『懐かしきラブソング』で、これが遺作となってしまいます。

 

 

そのB面に収録されていたのが『心の瞳』です。家族の事を歌ったもので、坂本さんは凄く気にいっていたみたいです。発売前に家族に「いい曲だ」と

聴かせていたぐらいです。今までこういう事は無かったといいます。もし事故に巻き込まれていなかったら、コンサートのラストで歌われる事になっただろう、

そんな素晴らしい曲です。坂本さんの葬儀の時には、長女の大島花子さんがこの曲をピアノで弾いていたといいます。

 

 

実は事故の当日、NHKFMでの公開収録がありまして、後日放送されています。自分もエアチェックして録音してあるのですが、

そのカセットは、どこかに紛れてしまっています。その時に放送されたものがノーカットでYoutubeに上がっていました。

恐らく唯一の『心の瞳』のライブ演奏だと思われます。

 

 

後日談としては、この放送を聴いて感銘を受けた方が、『心の瞳』を合唱曲としてアレンジして、演奏したという事です。

それから合唱曲として有名となり、教科書にも掲載される事になったそうです。絆の輪が広がっていく、いい話ですね。

 

 

そして坂本九さんの三十三回忌に、『心の瞳』のシングルが発売されます。九さんの歌声のバックには、妻の由紀子さんや娘たちのコーラスが加わります。

合唱曲バージョンも加えられたシングルが発売されたのは2017年ですね。いつまでも歌い続けてもらいたい、そんな曲です。

 

 

 

 

 


NO.328 『Lightning Blues Guitar』

2025-07-16 00:39:32 | 隠れた名曲

久しぶりに近所にある、なんとかオフの店でCDを探していた時に見つけた逸品。『江戸屋百歌撰 1996 NEZUMI』。

チャーが元々、通販サイトとして作った江戸屋レコードから発売されていたもの。(後に一般レコード店でも入手出来るようにはなりました)

毎年の正月に発売、10年かけて100曲を残していくという計画だったみたいでしたが、7作で終わっています。これは6作目に当たり、

『Lightning Blues Guitar』の副題がついています。チャーに関係がある様な人が参加していますが、メンバーとしては文句なしに最高の人が参加しています。

これが中古価格500円ちょっとというのは、何とも寂しい限りです。

 

参加メンバーは、近藤房之助さん、山岸潤史さん、ICHIROさん、西慎嗣さん、石田長生さん、仲井戸麗市さん、大村憲司さん、アラン・ミリキタニさん、チャー。

それぞれが思い思いの曲を演奏、そして最後の曲は、近藤さん、山岸さん、チャーによるセッション。『ブルース』を名乗るだけあって、渋めの曲が多いですが、

ギターに自信がある人ばかりなだけあり、聴きごたえあります。オムニバスだからと侮る事なかれです。

 

 

そして、このメンバーを一堂に集め開催されたのが、1996年6月16日に日比谷野音で開催された『Lightning Blues Guitar FES』。もう30年近く経つんですね。

これは見たいと野音まで見に行きました。一流のメンバーによるセッションは、見ていてウキウキが止まらなかったです。

CDとDVDのセットになったものも発売されていましたが、入手困難みたいですね。大村さんや石田さんは、もう亡くなられていますし。

出来るならば、もう一度体験したかったです。

石田長生さん、西慎嗣さん、仲井戸"CHABO"麗市さん、Charによる『The Weight』のカバーなんて、もう見れないから貴重です。

 

 

そしてアンコールに全員集まって演奏された『Rock Me Baby』のカバーは、忘れられない位にカッコよかったです。。

 

 

 


NO.320 横浜ホンキートンク・ブルース

2025-05-28 08:31:27 | 隠れた名曲

NO.317で、エディ藩さんに関する記事を書きましたが、ゴールデンカップスのオリジナルメンバーが全員鬼籍に入った事は、

自分の中に意外な程のダメージを与えているみたいです。改めてエディ藩さんに関する音源を調べているのですが、

オリエントエクスプレスさえ購入していなかったのは、ちょっと後悔しています。Youtubeとかでも聴く事は可能ですが、

やはり音源として残したいと思うタイプの音楽でした。イベント出演時の音源とかは、また後日紹介したいとは思います。

 

エディさんの代表作と言えば、やはり『横浜ホンキートンク・ブルース』ですね。ロック画報の12号、ゴールデンカップスの特集号には、

メンバーのインタビューも収録されています。エディさんのインタビューの中で、曲について語られています。

 

元々、学校の先輩格であった藤竜也さんが酒の席で、『今度、同窓会で洒落た歌を歌いたいけど、いいヤツってないの?』と聞かれて、

『じゃあ中途半端だけど、こんな曲がありますよ』と原曲を聞かせたら、藤さんが気に入ってくれて、『なら、詞は自分が書くよ』と

二人で飲み歩きながら出来た曲だそうです。という事で、まずは藤竜也さんのものから紹介します。

 

 

その後は、エディ藩さんもシングルを発売します。NO.317では、当時のライブ映像を紹介しましたが、2000年代に再結成した時のゴールデンカップスでも

演奏しています。この時は、のびのびと歌っている感じですね。

 

 

またこの曲は、色気があるというか、男気を感じさせるようなアーチストに好まれたというイメージがありますね。

代表格は、やはり松田優作さんでしょう。この曲のイメージとピッタリとあっています。この時にバックで演奏していたのはエディ藩グループみたいですが、

殆ど姿が見えないのが残念です。

 

 

渋さと言えば、原田芳雄さんも味のある歌を聴かせてくれます。ギターに桑名正博さんが参加しているのもポイントが高いです。

原田さん親子の共演もまたいいですね。

 

 

松田優作さんとの交流から、俳優業に飛び込んでいった石橋凌さん(ex ARB)。宇崎竜童さんとのデュエットに加え、

キーボードに尾崎亜美さんが参加しているなんとも豪華なセッション。

 

 

『横浜ホンキートンク・ブルース』は、色気のある男性が歌うものと思っていましたが、ハスキーな声の女性でも良さを感じるというのがわかります。

山崎ハコさんと石榑ケイさんが、個人的には良かったですね。

 

 

 

そして最後は、ダイアモンド☆ユカイさん。意外だと思いましたが、『悲しい色やね』といった、

男が泣ける歌をテーマにした昭和の曲のカバーアルバムを出していたんですね。

レッドウォリアーズの印象が強いので、違和感があるかと思っていたら、そんなことはなかったです。エディさん本人との共演で。

 

 

それぞれが個性的で、それぞれが味があって、やはり後世に伝えていきたいと思う名曲ですね。

 

今は、1999年に刊行された山崎洋子さんの『天使はブルースを歌う』を入手して読んでいます。ゴールデンカップスに関する事を中心に、

語られる事が少ない闇の部分を描いたノンフィクション。山崎さんが詞を書き、エディさんが曲を付けた『丘の上のエンジェル』はこれで知りました。

その辺りの事は、いずれ書きたいとは思います。

 


NO.257 NSP「めぐり逢いはすべてを超えて」

2024-05-19 23:41:06 | 隠れた名曲

今回は、ちょっと目先を変えて書いてみます。

 

本日は、朝、自治会の草刈りに参加した後、

名古屋へ赴いて創作ワークショップに参加させてもらいました。

講師は、最近ネット上にてお世話になっている方で、

限りなくプロに近い作家の方。ネット上でのやり取りはしてきましたが、

リアルで会うのは、今回が初めてです。素晴らしい作品を書く方です。

体の具合が悪いという事で心配していましたが、

予想していたイメージ通りの素敵な方でした。

 

今回は、物語のプロットを作るという事で、

起承転結をどのように組み立てたらいいのか、といった基本的な事について

解説した後に、実践する事に。

まずはテーマの作成についてですが、自分が思いついた単語を並べていき、

その中の一つを選び、その単語からイメージすることを出来るだけ書いていく。

そしてそのイメージと、イメージした単語以外のものを組み合わせると、

非日常的なものが出来上がると。そして自分達のグループで選ばれたのが、

『気まぐれな冷蔵庫』。これをテーマに、起承転結を考えて

物語のあらすじを考えると。

本来は、グループで話し合って一つの物語を作る予定でしたが、

今回の参加者の大半が、投稿サイトにて作品を発表しているような人なので、

一人一人が作成することに。自分の固い頭では、あまり面白いものは

出来ませんでしたが、ネット上で交流のある中学生たちは、

なかなか面白い発想をするなと感心。

若い人って、色々な可能性を秘めているから羨ましい。    

最後に何人か、作成された作品を朗読して終了。

なかなか有意義な時間を過ごせたと思っています。

 

定期的に色々なイベントを行うとの事でしたので、都合がつくなら、

また別の機会にも参加出来たらと思う次第です。

そして今日の出来事に関して頭の中に思い浮かんだのがこの曲です。

NSPの「めぐり逢いはすべてを超えて」。

ネット上だけでなく、リアルでも実現した貴重なめぐり逢い。

そんな御縁は大切にしていければと。

 


NO.249 NOIZ「NOIZ」

2024-04-21 00:14:32 | 隠れた名曲

自分が好んで購入する日本の王道的ロックのCDは、

殆どが60年代、70年代のものですね。80年代以降は少なめです。

(例外はミッシェルガン・エレファントとか)

数少ない80年代のCDが「NOIZ」唯一のアルバムです。

 

NOIZは、カルメンマキ&OZに参加している春日博文さんや

川上茂幸さん(シゲ)が中心になって結成されたグループです。

そしてボーカルは、後にVOWWOWに参加する人見元基さんです。

ドラムの火乃玉男さんは、日本のプログレバンドのスペースサーカスの

小川宣一さんという事です。

そんなメンバーで1983年に唯一のアルバムを発売しています。

 

ジャケットがダサい感じなので、今まで躊躇していましたが、

やはりメンバー的にも気になるので購入しました。

ゲストも忌野清志郎さん、仲井戸麗市さん(チャボ)と豪華。

更に上田正樹さん、金子マリさん、厚見玲衣さんの名前も。

 

曲としては、結構ハードになりますね。人見さんのボーカルが迫力あります。

 

 

もちろん、ブルースっぽい感じのスローな曲も。テンポは遅くても

迫力は変わらずです。

 

 

VOWWOWを期待すると肩透かしを食うかもしれませんが、

これはこれでいいのではないかと思います。

人見さんのボーカル、やっぱ凄いですね。