自分には敷居の高い感じがする関西大阪万博ですが、想定している入場者数には足りないながらも、開催されていますね。
このGWにどれだけ客を集めて今後に繋げていくかですね。最初から敬遠している感じですが、これはというものがあれば、
注目したいのですが、今のところはネガティブな話題ばかりしか聞かないです。
それに対して、20年前に愛知県で開催された愛・地球博は、比較的通いやすい場所だったため、何回か足を運んでいます。
別にマンモスを見たいからというわけではなかったのですが。
最初は注目はしていなかったのですが、三井・東芝館のイベントの『グランオデッセイ』はなかなか楽しめたかなと。
近未来の映像のイベントで、その場で撮影した自分の顔写真を取り入れて、映像に登場させるという試みは面白かったなと。
ただ、どこに自分のキャラが登場したのかは、よくわからなかったように覚えています。
15分程度のイベントですが、驚いたことに千住明さんによるサウンドトラックが作製されていて、会場で販売されていました。
千住さんは、『家なき子』や『高校教師』といったドラマや、他にもアニメ等のサントラを担当したりしている人ですね。
フル・オーケストラのサウンドは迫力がありました。
そしてメインテーマのボーカルは、大貫妙子さんでした。オーケストラをバックに歌うのは感動的でした。
『グランオデッセイ』は、愛・地球博終了後は、ハウステンボスに施設を移動して公開していたといいます。
そして、自分が是非見たいと思っていたイベントが、瀬戸日本館で開催されていた、群読 叙事詩劇『一粒の種』です。
美術・音楽・演出等を担当していたのが、J.Aシーザーだったからというのもありましたが。シーザーの神髄とも言える、独特の世界。
今の日本から消えつつある、日本の情景。童謡、祭り囃子、商いの掛け声等。特にストーリーとかは無いのですが、
言葉の持つ力と日本だけに存在するような独特の存在感とが混ざり合い、何とも言えないような不思議な空間が作られた、そんな感じです。
15分程度の演劇を会期中、毎日20回ほど上映されていました。勿論、2つの組(赤組青組)が交互に上演していましたが。
これを目当てに何度も見に行ったわけです。途中には特別な公演もありましたが、残念ながら都合はつかず。
シーザーに関しては、奇想黙示劇 『 宮沢賢治の知恵の夢 』という万有引力のメンバーによる特別イベントがあったと、後に知りましたが、
まぁ月末に開催されたので、どちらにせよ行く事は出来ませんでしたが、行きたかったなぁと。
群読 叙事詩劇『一粒の種』に関しては、資料用の映像が残っています。円形のステージという独特なスペースだったので、
演劇の全てを語っているという事はないのですが、それはそれで貴重な資料だと思います。
なお、政府出展報告「日本館」のDVDに映像が収録されているという事で、名古屋市の図書館とかで借りる事が出来るという話ですが、現在はどうなんでしょうね?