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月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.315 今更ながら愛・地球博に関する事

2025-05-05 00:49:17 | アニメ・サントラ系

自分には敷居の高い感じがする関西大阪万博ですが、想定している入場者数には足りないながらも、開催されていますね。

このGWにどれだけ客を集めて今後に繋げていくかですね。最初から敬遠している感じですが、これはというものがあれば、

注目したいのですが、今のところはネガティブな話題ばかりしか聞かないです。

 

それに対して、20年前に愛知県で開催された愛・地球博は、比較的通いやすい場所だったため、何回か足を運んでいます。

別にマンモスを見たいからというわけではなかったのですが。

最初は注目はしていなかったのですが、三井・東芝館のイベントの『グランオデッセイ』はなかなか楽しめたかなと。

 

 

近未来の映像のイベントで、その場で撮影した自分の顔写真を取り入れて、映像に登場させるという試みは面白かったなと。

ただ、どこに自分のキャラが登場したのかは、よくわからなかったように覚えています。

15分程度のイベントですが、驚いたことに千住明さんによるサウンドトラックが作製されていて、会場で販売されていました。

千住さんは、『家なき子』や『高校教師』といったドラマや、他にもアニメ等のサントラを担当したりしている人ですね。

フル・オーケストラのサウンドは迫力がありました。

 

 

そしてメインテーマのボーカルは、大貫妙子さんでした。オーケストラをバックに歌うのは感動的でした。

 

 

『グランオデッセイ』は、愛・地球博終了後は、ハウステンボスに施設を移動して公開していたといいます。

 

そして、自分が是非見たいと思っていたイベントが、瀬戸日本館で開催されていた、群読 叙事詩劇『一粒の種』です。

美術・音楽・演出等を担当していたのが、J.Aシーザーだったからというのもありましたが。シーザーの神髄とも言える、独特の世界。

今の日本から消えつつある、日本の情景。童謡、祭り囃子、商いの掛け声等。特にストーリーとかは無いのですが、

言葉の持つ力と日本だけに存在するような独特の存在感とが混ざり合い、何とも言えないような不思議な空間が作られた、そんな感じです。

15分程度の演劇を会期中、毎日20回ほど上映されていました。勿論、2つの組(赤組青組)が交互に上演していましたが。

これを目当てに何度も見に行ったわけです。途中には特別な公演もありましたが、残念ながら都合はつかず。

シーザーに関しては、奇想黙示劇 『 宮沢賢治の知恵の夢 』という万有引力のメンバーによる特別イベントがあったと、後に知りましたが、

まぁ月末に開催されたので、どちらにせよ行く事は出来ませんでしたが、行きたかったなぁと。

群読 叙事詩劇『一粒の種』に関しては、資料用の映像が残っています。円形のステージという独特なスペースだったので、

演劇の全てを語っているという事はないのですが、それはそれで貴重な資料だと思います。

なお、政府出展報告「日本館」のDVDに映像が収録されているという事で、名古屋市の図書館とかで借りる事が出来るという話ですが、現在はどうなんでしょうね?

 

 


NO.314 アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』に今更ながら注目

2025-04-30 08:47:21 | アニメ・サントラ系

全くのノーマークだったのですが、今期の春アニメでこういったものが現在、放送されています。

ロックは淑女の嗜みでして

原作を読んでいませんでしたので、てっきり、お嬢様が単にロックに興味を持つようなアニメとばかり思っていましたが、かなり斜め上をいっていました。

主人公は、淑女たちが通う女学校で注目される存在でしたが、実は人には言えない秘密を持っていたりします。

話が進むにつれ、徐々に明らかになっていますが、予想だにしない展開になっていきます。第1話の後半部分には、呆気にとられるようなシーンも。

まぁ、あまりにアクが強いので、試聴する人を選ぶアニメでしょうね。確かに万人にはお勧めできませんが、演奏シーンには気合が入っています。

まずオープニングは、BAND-MAIDが担当しています。メイド姿のガールズバンドなだけと思っていましたが、

予想を裏切るような激しい曲を演奏していて驚きました。最近のバンドには殆ど興味は無いのですが、これは素直にカッコいい演奏だなと。

 

 

そして恥ずかしながら今更気が付いたのですが、冬アニメの『全修。』のオープニングもやっていたのですね。

改めて聴くと、この曲もなかなかカッコよかったりします。(オープニング飛ばして見てたのが勿体なかったなと)

 

 

そんな第1話の演奏シーンですが、これが非常に気合が入った熱い演奏で、度肝を抜かれたというか、呆気にとられたというか、

つい見入ってしまったわけです。消される可能性が高いですが、こんな感じで。

因みに『 Ghost Dance』という曲の元ネタは、こんな感じです。

 

 

そして第3話のセッションは、こんな感じで。互いに罵倒したりしますが、(こういったシーンがあるから、勧めづらいですが)やっぱり気が合うんでしょうね。

因みに元ネタの『YOUTH』はこんな感じです。

 


この気合の入った演奏シーンですが、実はBAND-MAIDのメンバーが、モーションキャプチャーで撮影して協力していたんですね。

 

 

臨場感があるシーンなのは納得です。今後の話の演奏シーンも期待出来そうです。メンバーが揃ってからの演奏シーンが楽しみです。

ただ、登場人物が影を持っているような人ばかりなので、どうなるかは気になります。原作を読んだ方がいいのかな?

 

余談ですが、BAND-MAIDは5月にツアーを行うのですが、地元のライブハウスにも来るみたいです。比較的規模が小さいライブハウスですので、

早々にsoldoutになっていましたが。

BAND-MAID公式

 


NO.313 NEON GENESIS EVANGELION(TVサントラ1)

2025-04-27 11:13:18 | アニメ・サントラ系

NO.308でも紹介していますが、4月20日から公開されている、浜松市役所に展示の、エヴァンゲリオン初号機の立像を見学しに行ってきました。

 

まだ公開して間もないのですが、平日の夕方とはいえ、思っていたよりは見学者は少なかったですね。みんな、コナンの映画を見にいったのでしょうか?

今年はエヴァの放送30周年記念だし、浜松市合併20周年でもありますので、こういった企画が行われていますが、もうちょっと宣伝をしてほしいとは思いますね。

一応、ポスターも飾ってはありました。

 

 

パンフレットはこんな感じです。

 

 

 

この路線図は、スタンプラリーで回る事になる場所の説明も兼ねていますが、一日で回るのは大変なので、何回かに分けて回りたいですね。

しかしながら、遠方から来られる方には厳しい仕様になっていますね。20か所のうち、10か所を回ればいいのですが、

どこでも10か所ではなく、それぞれのポイントには指定された場所がある仕様ですね。

 

 

浜松駅からかなり離れた場所にあるのが、天竜二俣駅、西鹿島駅、新所原駅、舘山寺、龍潭寺といったところですか。

浜松城も、駅からは結構な距離を歩く事になりますね。浜松市役所も同様ですが、バスで移動した方がいいかも。

これだけ苦労しても、報酬は限定ステッカーだけなので、せめてもうちょっと、記念になるようなアイテムを用意してほしいなと。

因みに、市役所で初号機の立像を見学した時に、アンケートに答えるともらえるステッカーは、こんな感じです。

 

 

やる気のなさが感じられるのは気のせいですかね。

 

そんなわけで、久しぶりにエヴァのサントラの一番最初に発売されたものを引っ張り出してみました。これも発売されて30年近くなるのですね。

当時は、初回盤のケース付きのものを中古で探して入手しています。

30年前に発売されたものとはいえ、今現在も、ニュースやバラエティ等のBGMによく使われていますので、懐かしさとかは感じないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

有名な曲の大半は、このサントラ1に入っていますね。シリーズの後半になると、クラシックの曲を効果的に使っています。劇場版にもそれは引き継がれます。

勿論、歌ものも、『残酷な天使のテーゼ』を筆頭に、名曲が揃っています。まぁ、パチンコやスロットでもヒットしましたので、

全世代の人が知っているのではないかと。そういった意味では、稀有な存在なんでしょうね。


NO.231 交響組曲 機動戦士ガンダムSEED

2024-02-02 00:56:12 | アニメ・サントラ系

最近公開された「機動戦士ガンダムSEED」の劇場版、

行こうかどうか迷っています。

SEEDは一応、全話には目を通していますが、

段々、ガンダムが殺戮兵器のように思えてきて、

う~ん、どうかなぁとは昔から思っていました。

話としては、アムロとシャアの物語の正当な後継作と思っていましたが、

それは「ユニコーン」の方じゃないかなと今は思っています。

 

とはいえ放送終了から20年近くなって、作られると言われ続けてきていた

劇場版が、今になって公開されるとは思いませんでした。

今回は以前のものとは変更されている部分があるとは聞いているので、

ネタバレには注意しています。さて落ち着いたら見るかな?どうしようかな?

 

「SEED」関連のサントラは持っていなくて、

ベスト盤をレンタルしたぐらいですね。それでも一つ持っているのが、

ロンドン交響楽団が参加した「交響組曲 機動戦士ガンダムSEED」です。

まぁ偶然見つけたものではありますが、

関わっているのが佐橋俊彦さんですので、これは迷わず購入しました。

 

佐橋さんは、特撮とか戦隊ものの音楽を手掛けてきた人ですが、

実は日本のプログレグループのKENSOのメンバーだった事もある人です。

まさかここまで出世するとは思いませんでした。

 

元々、オーケストラは得意としていたので、交響組曲になっても

違和感はあまり感じませんね。これはこれでいいかと。

 

 

意外にも、ガンダムにはバロックの要素があるのではと感じられて、

意表をついたアレンジになった曲も。「あんなに一緒だったのに」も

バロックになって違う表情を見せています。これはこれでありかなと。

SEEDの楽曲にも参加した梶浦由記さんの影響もあったのではないかと。

 

 

 

久しぶりに聴いてみましたが、サントラとはまた違った魅力を

改めて感じましたね。やっぱり、いいものはいいです。

 

余談ですが、佐橋さんが昔所属していたKENSOのライブも上げておきます。

KENSOを紹介するのは、まだかなり先の事になりそうですので。

 


NO.194 梶浦由記「空色の椅子」

2023-09-25 01:01:39 | アニメ・サントラ系

今回はCDとかではなく、書籍の話です。

 

梶浦由記さんは、アニメを中心に色々な楽曲を作り上げています。

有名な所では、「魔法少女まどか☆マギカ」「ソード・アート・オンライン」

といったところで音楽を担当しています。また「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」

での主題歌、LiSAさんの「炎」の製作にも関わっています。

 

 

活動30周年を記念して製作されたこの書籍は、全230編の詞を収録し、

更に語り下ろしエッセイ等も収録したボリュームのある本です。

サイトで一部試し読みが出来ますが、最初は、やはりビートルズの詞に

興味を持ったそうです。しかしながら楽曲にはそれほど興味を

持たなかったとか、興味深いエピソードも掲載されています。

しかし3500円するんですよね。今月使いすぎているから

購入は来月以降になりそうです。

「空色の椅子」梶浦由記・著 飛鳥新社

 

自分が初めて梶浦さんを知ったのは、「NOIR」というアニメでした。

作中に使われた曲が、日本語でも英語でもない言葉で、

強い印象を残しています。

 

 

 

放送は2001年ですので、もう20年以上前の作品になりますが、

バックに流れる梶浦さんの音楽のインパクトが強かったのを覚えています。

 

「魔法少女まどか☆マギカ」は、リアルタイムで見ていて、

最終回は一体どうなるのか等、当時からかなり盛り上がっていたのを

思い出します。エンディングのkalafinaによる「MAGIA」も

何度となく聴きいってましたね。

 

 

作中で使われる音楽も心に残るものばかりです。

切なくなってくるこの曲は特に好きですね。

 

 

また梶浦さんはアニメ以外でも音楽を担当していて、

NHKで放送されていた「歴史秘話ヒストリア」でも提供しています。

kalafinaが歌うオープニングテーマは、

聴いた事がある人も多いのではないかと。

 

 

梶浦さん自身もFictionJunctionの一員としてキーボードで演奏に参加する事も

 

 

本来なら、梶浦さんの詞の素晴らしさを紹介しなきゃいけないのに、

曲の良さばかり語ってしまい、すみません。