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月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.336 昨今の盆踊り事情 変わり種盆踊り編

2025-09-06 11:03:32 | 音楽雑学

前回、書ききれなかった部分の続きです。まずは神田明神のアニソン盆踊りですね。

 

 

神田明神納涼祭のアニソン盆踊りは、2016年から開催ということで、来年は10周年ですね。盆踊りと言えるかはわかりませんが、

思い切り楽しんでいるのが感じられて、まぁこれはこれでいいのかもしれません。

今回、映像を初めてじっくりと見たのですが、『クックロビン音頭』で盛り上がっていたのには驚きました。かなり昔にアニメ放送されていたものなのに。

 

 

因みに放送されていた時はこんな感じです。

 

 

演奏していたのは、曾我部和恭さん、古谷徹さん、古川登志夫さん等がメンバーだった声優ユニット、スラップスティックでした。

 

変わり種盆踊りと言えば、やはり『ダンシングヒーロー』ですね。最初は愛知で使用されたといいますが、次第に東海地方に広がっていったといいます。

確かに盛り上がりますね。すっかり市民権を得た感じです。

 

 

最近は色々な曲が使用されていますが、アルフィーの『メリーアン音頭』は、アルフィー50周年を記念して作られたのだとか。

 

 

最近では、洋楽さえも盆踊りになっているので驚きです。有名なのは、中野の『盆ジョビ』。もはやライブイベントのような感じですが、

盛り上がりとしては凄いものがあります。

 

 

こういった新しい試みもいいですが、やはり伝統的なものにも良さはありますね。例えば『八木節』とかも、こうして盆踊りで踊ると盛り上がりますね。

 

 

またフランスで阿波踊りが披露された際は、非常に好意的に受け入れられたようですね。

 

 

大阪関西万博の会場でも、大規模な盆踊りが開催されました。久しぶりに河内家菊水丸さんの姿も見る事が出来ました。相変わらずいい声ですね。

 

 

そしてこの記事を書いている中、橋幸夫さんが亡くなられたとの訃報が入りました。自分は演歌の世代ではないですが、

大御所の一人が亡くなられた事は悲しく思います。ご冥福をお祈りします。色々な音頭も歌っていますので、いくつか上げておきます。

 

 

 

 

そして清水アキラさんのものまねがインパクトがあった『恋のメキシカンロック』。この時は大らかな時代だったなぁと。

 


NO.335 昨今の盆踊り事情。ナイアガラ盆踊り編

2025-08-31 22:59:27 | 音楽雑学

今年はナイアガラレコードが50周年という事で、大瀧詠一さん関連の復刻アナログ盤が色々と発売されています。

自分としては、どうも大瀧詠一さんとは合わない感じがして、今まで敬遠していたのですが、岡林信康さんのバックバンドをやっていた時代の

演奏を聴いたりしてから、これはこれで悪くないんじゃないと思いはじめてきました。

そんな中、近年、『ナイアガラ盆踊り』なるイベントが開催されているのを知りました。布谷文夫さんが歌う『ナイアガラ音頭』は昔から知っていたのですが、

『LET'S ONDO AGAIN』なるパロディ的な曲や音頭を集めた作品もある事も、今更ながら知りました。

 

 

その中に収録されている『禁煙音頭』は、ダウンタウンブギウギバンドの『スモーキン・ブギ』のパロディだったりします。

そしてその曲には、シャネルズ時代の鈴木雅之さんも参加していたんですね。ボーカルで参加しています。

 

 

タイトル曲の『LET'S ONDO AGAIN』は、チャビー・チェッカーの『Let's Twist Again』のパロディだったりします。

シャネルズがライブでカバーしたりもしていました。

 

 

『LET'S ONDO AGAIN』は、後に細川たかしさんがカバーして、CMソングにも使われました。

 

 

大瀧詠一さんと言えば、金沢明子さんが歌った『イエローサブマリン音頭』のプロデュースもしていました。

調べてみたら、編曲を担当していたのが萩原哲晶さん。クレージーキャッツの編曲をしていた人です。これが遺作となったとか。

色々な曲のモチーフが入って楽しい感じは、実はクレイジーキャッツ好きの大瀧さんの意向だとか。

日本語詞は松本隆さん、歌うのは民謡歌手の金沢明子さん。おちゃらけの様に見えて、実は大真面目にやっていたのがわかります。

 

 

そういった曲が流れる『ナイアガラ盆踊り』。盆踊りとしてはどうかなと思いますが、まぁなかなか楽しそうでいいですね。

 

 

第2部では、クレイジー・ケン・バンドの横山剣さんもゲストで参加しています。

 

 

昔ながらの盆踊りだけでなく、昨今は色々な曲が盆踊りとなって盛り上がっています。次回は、また違うスタイルのものを紹介しようかと思います。

 

 


NO.310 気分を変えてお祭り騒ぎ

2025-04-15 23:31:03 | 音楽雑学

goo blogが11月18日でサービス終了のお知らせが届いたのは、青天の霹靂というか、寝耳に水というか。

ここでブログを書き始めて3年程度。途中、休止状態もあったとはいえ、楽しんで書いてきました。

マニアックな音楽を多々扱ってきましたが、それでも目を通してくださった方々には、感謝したいです。

サービス終了まで付き合うつもりですので、もう暫くのお付き合いをお願いします。その間に、移住先も決めないとなぁ。

このままだと湿っぽいままですので、こんな時は気分を変えて、お祭りみたいなセッションを見て楽しもうかなと。

 

1. ロックンロールウィドウ

リアルタイムで見て、凄い迫力でずっと印象に残っていたものです。宇崎竜童さんが、『夜のヒットスタジオ 』で歌った時のものです。

参加アーチストがまた凄いです。内田裕也さんを筆頭に、ジョー山中さん、桑名正博さん、石橋凌さん、竹田和夫さん、白竜といった、

凄いメンバーが良く集まったものです。何回か消されているみたいですので、いつまで残っているかはわかりませんが、一度は見るべきかと。

 

 

2. ロフト23時

これも日本武道館まで見に行った思い出のライブ。1997年に行われた新宿ロフト20周年のライブで、最後に出演者が集まって演奏されたものです。

この時は色々なアーチストが集まり、のべ6時間にわたるイベントでした。まだ元気だったPANTAがカッコいいんですよね。

 

 

3. テレグラムサム

昔のテレビの映像で画質は悪いですが、信じられないようなメンバーが集まっています。

アン・ルイスさん、桑田佳祐さん、吉川晃司さんらに加えて、何とBOØWYが一緒に演奏しています。選曲のTレックスもいいセンスです。

今では絶対共演は無理でしょうね。

 

 

4. 夢の中へ

1991年の福岡でのロックイベントでのスペシャルバンドである『ハバロフスク&マフィア』。

メンバーは、井上陽水さん、忌野清志郎さん、高中正義さん、細野晴臣さん、チト河内さん。

陽水さんと清志郎さんは、その昔、モップスの前座として一緒に行動する事が多かったのだとか。

楽しそうに歌う姿が印象的です。

 

 

5. 本多工務店のテーマ

会場によってメンバーの人数が変わる、セッション的なグループである『渋さ知らズ』。

時にはダンサーを含めて50人近い人数になる事も。野外でのライブ出演も多いです。

代表曲の一つであるこの曲のエネルギーは、とてつもないものです。

 

 

6.We Are The World

海外では、嘗てチャリティーコンサートでの豪華共演が多々ありました。

やはり代表的なのは『ライブ・エイド』。有名過ぎる曲ですが、忘れる事は出来ませんね。

 

 

7.Dancing In The Street

その『ライブ・エイド』で共演する話もあったのですが、結局、実現しなかったのが、ミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイ。

チャリティソングとして『Dancing In The Street』の発売はありましたが、まさかの共演がありました。

1986年9月20日のプリンストラストコンサート。トリのポール・マッカートニーのライブの途中で、サプライズゲストとして2人が登場。

元々、ポールの演奏には、エルトン・ジョンを始めとした豪華なアーチストが集まっていましたが、この二人の登場で最高潮に。

『Dancing In The Street』を歌って去っていきましたが、当然、販売された映像には収録されていません。

 

 

8. Layla

最後は、1983年9月20日にロイヤル・アルバート・ホールで行われたARMSコンサートから。

エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの3人が共演したライブとして有名ですね。

他にも、スティーブ・ウィンウッドやチャーリー・ワッツも参加しています。3大ギタリストが揃うだけでも絵になります。

 

 

この手のお祭り要素の強い演奏は、探せばまだあるとは思います。ブログの終演までには、続きが出来るといいなと。


NO.296 最近のAI事情について

2025-02-17 00:30:51 | 音楽雑学

これまで何度かAIについての記事を書きましたが、最近のAIを使った音楽ソフトの性能が凄かったりします。

SUNOというソフトですが、機能制限があるものの、無料版なら1日5回まで曲を作ることが出来ます。詞は自分で用意しなければなりませんが、

一応、AIにて作ってもらえることも可能です。詞とどのような感じで作ってほしいかを入力すると、曲がすぐに出来上がります。

無料版なら5分弱のものしか作れませんが。まだ課題もありますが、凄い勢いで進化していますね。

 

最近は、こういったソフトを使って色々なものが作られています。以前紹介したのは、アーチストのデータを勉強させて、新曲を作るというのがありましたが、

今回紹介するのは、あり得ないアレンジで作ってもらうというものです。例えば、レッド・ツェッペリンが50年代に作品を出していたらというものです。

 

 

メロディが別物で作られているので、違和感はあるかもしれませんが、成程、雰囲気は出ていますね。これはこれでアリかも知れません。

こちらは、ビックバンド風のツェッペリン。まぁ意表はついていますね。後は好みの問題ですね。モータウン風とかジャズ風もありました。

 

 

絶対あり得ないと思えるのが、レゲェ風のドアーズ。他にもカントリー風のメタリカもありましたが、ここまで来ると一発芸に近いものが……。

 

 

 

ただここにきて、生成AIに関する規制をどうするのか、日本でも動きは出て来ています。ただ、まだ日本は海外と比べると

大きな問題化とはなっていない感じです。AI法案とかの議論はありますが、罰則とかないような感じですので。

自民 AIによる権利や利益侵害発生で国指導など法案 会議で了承

 

最近、話題になっているのは、中国の「ディープシーク」というAIに関する問題とか。

ディープシークの何が危険なのか 使う前に知っておきたい注意点

 

生成AIに関する問題点としては、著作権で保護されたものを使って学習しているのでは?といったものもあります。

どのようなものを使って学習しているかなんて事はわからないですので、むやみに生成AIを使うべきではないという考えの人も

いるというのも事実です。こういった点の議論も進んでいくとは思いますが、なかなか難しい問題です。

 

また、イーロン・マスク氏の動きにも注目が集まりました。

イーロン・マスク氏 オープンAIに買収提案 米紙が報道

 

この辺りの問題も、一筋縄ではいかない気がします。オープンAI側も営利目的へと方向転換との事もありますので。

自分としても、オープンAIがどのような組織なのか、まだしっかり理解していないので、この辺りはもう少し調べていきたいです。

 

AIに関しては、精度も高くなっていることも事実ですね。実際、この前のアメリカ大統領選挙でも、AIによるフェイク映像や音声での

妨害活動も報道されています。

生成AIによる偽動画、選挙前に日米で拡散…「欲まみれの落選必須議員」「トランプ票破棄」

 

日本でも、災害発生時等に偽情報も出回った事もありますし、こういった事が続く事で、大きな規制が出来る事になるのでしょうね。

そして、今のAIがどのくらい精度が高いのか、ちょっとした例を挙げておきます。今後は見れなくなるかもしれませんが……。

AIに、実際には絶対あり得ない事をさせるというのが、一番面白い使い方かもしれません。

最近見た中で一番インパクトがあったのが、クィーンのフレディ・マーキュリーの声を使ったものですね。

フレディの特徴のある声は、AIとの相性がいいからだと思います。

例えば、井上陽水さんの「少年時代」を歌ったもの。違和感がないのに驚きました。

 

 

そしてこれは凄いと思ったのが、某日本のアニメの主題歌を歌ったもの。組み合わされた映像とのシンクロ率も高く、

AIの表示がなければ本物と信じてしまいそうです。絶対、演奏することがあり得ないものですけどね。

 

 

ちなみに昔は、そっくりさんが歌って合成したりしてましたね。こんなCMもありました。

 

 

とはいえ、AIの精度がここまで上がって来ると、声優さんやイラストレーターさんの仕事が奪われるんじゃないかっていう危惧が出てくるというのも

納得出来る話ですね。今後の動向にも注視していきたいと思います。

 

最後に、AIとは関係ないですが、AIを使用しなくても工夫次第ではインパクトのあるものが作れるという話も。

雅楽の東儀秀樹さんによる、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」のカバー。

流石に雅楽の楽器のみでの演奏は無理でギター等も使用していますが、全て一人で演奏の多重録音。

AIに頼らなくても、こういった素晴らしいものがありますので、探すのが面白いんですよね。

 

 


NO.280「コカ・コーラCMソング集 1962-89」

2024-09-20 07:58:19 | 音楽雑学

諸事情により、ここ暫く碌にインさえ出来ていませんでした。

ぼちぼち復帰したいと思います。

 

少し前になりますが、テレビから流れるのを偶然見たCMで気になったものが。

流れているのは、80年代に使われていたコカ・コーラのCMソングの

「I FEEL COKE」ですが、実はマクドナルドのビックマックのCM。

それも80年代のコカ・コーラのCMを意識した感じの作りでした。

これは一本取られたなと思いました。

 

 

そしてこちらがオリジナルのコカ・コーラのCM。いいCMだと思います。

 

 

コカ・コーラのCMが気になって色々調べたりしましたが、昔から

色々なアーチストが参加していてちょっとびっくりしました。

古くはワイルドワンズ等のグループサウンズ勢も。当時としては凝ったCMです。

 

 

そして加山雄三さんも出演していましたね。まだ若い時期です。

 

 

それ以外でもピンキーとキラーズとか、フォーリーブスとかも出演、

当時からCMに力を入れていたのがわかります。

 

色々検索してみて、コカ・コーラのCMを集めたCDがある事を知りました。

しかしながら現在廃盤状態で、なかなか入手は難しそうでした。

近所の中古屋等を探して見ても当然見つからず。

最後に何とかオフに行ってみたところ、何と見つかってびっくりしました。

 

2枚組で50曲以上収録。CMバージョンでの収録は貴重なものです。

これでも全てのCMソングを収録しているのではないですが、

こんなアーチストも演奏しているのかと、新たな発見がありますね。

 

 

個人的に好きなのは、70年代後期のトランザム。トランザムと言えば、

「ロッテ・イタリアーノ」とか「ハウス・とんがりコーン」とかの

印象が強く、頭に浮かんで来ます。

 

 

後は、80年代初期の矢沢永吉さん、早見優さんですか。この辺りも

頭に浮かんで来ますね。

 

 

 

それ以外でも印象の強いものが沢山あります。

流石、コカ・コーラのCMといえますね。

好評だったようで、続編も発売されましたが、

こちらはまだ入手出来ていません。沢田研二さんとか、クリスタルキングの

CMソングも収録されていますので、是非、探してみたいです。

 

それでも収録されていないものもありまして、山下達郎さんのものは

聴けないですね。やはり許可が下りないのでしょうか?

 

 

う~ん、こうして見ると映像を集めたものも欲しくなってきます。