パイロット養成講座

多くの機長、副操縦士を育てた坂井優基が、パイロットになろうとする人や訓練生に送るアドバイス

積乱雲の避け方

2012-08-27 | 気象
KVKさんの質問に答えて
坂井キャプテンのブログや書籍等で、積乱雲は避けるものと言うことを知りましたが、最低限どのぐらいの距離を空けると影響を受けないものでしょうか。大きさにもよると思いますが。

またレーダーでは、積乱雲など雲の種類まで識別出来るものなのでしょうか。雲の粒子や密度で応答速度が違うのでしょうか。素人質問で申し訳ありません。

一般に言われている目安は20NM(20海里 約37km)は離れなさいというものです。
積乱雲の側を飛ぶだけで、雷が落ちることがありますし、雹が周りに飛ばされてくることもあります。

レーダーでは雲の種類まではわかりません。
またレーダーは雨粒や水滴はよく映るのですが、それが凍った氷晶(ひょうしょう)は映りません。
目の前に巨大な積乱雲が見えているのにレーダーでは全く映らないこともあります。

目で見える時は目視で避けます。


1 コメント

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Unknown (KVK)
2012-08-28 23:28:29
坂井キャプテン
お忙しいところご回答ありがとうございました。
よくわかりました。

夜間だと目視も難しそうですね。
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