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新試験制度(修了試験)について

2005年12月04日 | 就職活動・新試験
新試験制度の枠組みでは、二次試験に合格した後に、二年の実務従事を経て、「修了試験」に合格する必要があります。

従来の三次試験に相当する、修了試験の試験時間、問題数、配点について、詳細が決まりつつあるようです。

試験は次の5科目について筆記の方法により行う。
①(科目)会計に関する理論及び実務
(試験時間) 3時間
(問題数) 大問2問(小問等を設けることができる。)
(配点) 300点

②(科目)監査に関する理論及び実務
(試験時間) 3時間
(問題数) 大問2問(小問等を設けることができる。)
(配点) 300点

③(科目)税務に関する理論及び実務
(試験時間) 3時間
(問題数) 大問2問(小問等を設けることができる。)
(配点) 300点

④(科目)経営に関する理論及び実務
(試験時間) 2時間
(問題数) 大問2問(小問等を設けることができる。)
(配点) 200点

⑤(科目)公認会計士の業務に関する法規及び職業倫理
(試験時間) 1時間
(問題数) 大問2問(小問等を設けることができる。)
(配点) 100点

従来の三次試験と違うのは、ウエイトの低かった税務の時間が他の科目と同等になっており、逆に、分析実務に相当する、経営実務のウエイトが下がっています。
また、選抜を目的とした現行三次試験とは異なり、実務補習のすべての課程の習熟度を確認するために行われるらしく、三次試験より高い合格率を想定しているのではないかと思われます。

修了試験の出題量や形式などは、従来の三次試験の筆記試験の出題量や形式などが参考となるので、何れにせよTACなどの専門学校が対策口座を開催するのではないかと。

監査法人採用準備室
管理人 あかさか


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