ライトフロウズ ノウト:Lightflowz-Note

音の和 彩の波 響き合う
五感豊かなひとときを♪ 

【 五月の音の詩: 時渡りの声 】

2020-06-01 | 十二か月の月の詩
ライトフロウズノウト 今日の一ページにようこそ♪
 
 
六月にはいり近隣の学校再開で
朝には子供たちの登校するすがたが見られました
 
ひとまずの安心 本当の終息はまだ先、現場のご尽力続いており 
何もできない私も日々の用心は忘れなように心掛けたいですが 
とにかくも公に自粛期間は一旦、概ねの地域で終了が通達されて
 
季節も移り梅雨の季節から夏へ、今は確かに次へのステップに進む、
あるいはその対策を練る時期ではあると感じます
 
コロナ明け… は最近時おりキーワードのひとつで、
↑これについては色々微妙な部分ありますが
 
普段は「○○明け」という言葉には個人的に
好もしい印象を感じることが多いです
 
あけ(明け)
 ①夜が明けること。明け方。 ⇔ 暮れ 「 -の明星」
 ②他の語と複合して用いられる。
  ㋐ある期間が終わること。また、終わった直後。「連休-」「梅雨-」
  ㋑新しい年、新しい日に替わること。「 -四歳の馬」
 
↑ Wiblio辞書
「明」の漢字が入っていることから、その先に進もうとする希望や意思、
前向きな心が感じられて良い日本語だなと時々思うのです
 
 
お話変わりますが
 
日常何げなく聞いていた小鳥たちの声のことで
最近気づいたことあり もしかしたら 
いつもより長い時間家ですごしたので見つけた
 
小さな不思議かも? なのは
 
”小鳥のからだはあんなに小さいのにその声はどうして
こんなによく響いて聞こえてくるのだろう?”
 
ということでした。
 
多分緑地が近いおかげで、平地の住宅街のなかでは
小鳥の声が色々聞こえるほうだと思いますが
 
小鳥たちがいるのは一番近くて家の前の電線、そして近所のお庭
多いのは家何軒分か離れた街路樹の中 そしてもっと離れた緑地の森(林)
 
小鳥たちの種類、そんなに多くはない(5~6種類?)ですがそれぞれの声、
また 同じのでもどの子なのか、個々の個性のわかる節回し、
鳥の種類に全然詳しくない私でも聞き分けができます♪
 
けれど 小鳥たちの姿は 家の前の電線にいるとき以外は
たいてい見えない見えても「点」のような距離、
 
… ふと感じた疑問は、
同じ距離で私が誰かに何か話しかけたとしても普通の大きさお声では
聞こえない…大きな声で叫んでも何か言ってるな という程度で
言葉はおそらく伝わらない、のではないかなと。
 
小鳥たちは毎日いつでも自然にそれぞれ思い思いに
さえずっています 疲れも知らずに半日~日中ずっと。
 
とても気持ちのいい良いお天気の日には
今日はなんだか喜んで張り切っているな^^と感じるときは
ありますけれど 体中に力を入れて、声を振り絞って。ということは
まずありません
 
・・・楽器でも声でも力んで固くなった体や意識・心では
良い響きが鳴らない、そのことは音楽他 音に関わるかたには
よく知られていることで 私もピアノの先生に教わったりもしましたが
 
それにしても、ひとと比べると本当に小さな生き物…片手の乗るほどの…で
喉・声帯も響かせる体もごく小さい小鳥たちのよく通る囀り、歌声は
 
もし、生物学的にあるいは物理的に(両方苦手科目)説明を聞いても
私の中では 自然の不思議 の位置づけはきっと同じで
 
日々の幸せ、気分を整えてくれる 音・音楽の贈り物で
あることは変わらないと思います
 
小さなからだで とてもよく響く鳴き声の不思議、という点は 
ここ数日聞こえてきた 草のあいだの虫の声…コオロギとかコオロギ・・
他の名前が浮かばない(・・;) や、蛙さんたちも同じです
蛙は合唱するので個体の声の大きさがわからない時あり、
 
そして 前置きが少し長くなっていますが
 
十二か月の詩~五月の音の詩
そんな音たちの中でできたように思います
昨日9割ほどできていましたが 更新しそこねて
今日はもう六月 ですが もしよければお付き合いくださると
嬉しいです
 
 
 
【 五月の音の詩: 時渡りの声 】
 
 
 
 
優しい夕空
皐月の終わり

棚引く雲に
行く春が映る

暦を知らず
誰にも聞かずに

夏の始めの
その時を知り

生まれる命の
声が聞こえる


明るい日のあと
薄墨の宵

窓の外には
夜風の運ぶ
小さな蛙 虫たちの声

夜気に冷まされた
心の澱が

消えていくとき
聞こえる鼓動


ひとつの命は
一つの星だと

言う人がいた

もしそのことが
本当ならば

この世界中
煌めく色に
満ちていようか


儚い夢の
ひと幕の中?

そうではなくて

ただのひとつも
同じものがない

図案が連なる
果てない織物

星のモチーフは
見えない糸で
繋がれている


春から夏への
ひと夜が明ける

朝の挨拶
小鳥たちの歌

昨日と同じ
メロディは無い

風の楽譜は
毎日変わる

千里眼でも
見透かしきれない
新しい時間
 
そこから聞こえる
時渡りの声
 
 
 
*ライラックニシブッポウソウ
 
*イカル(斑鳩の地名の所縁の鳥)
 
*オオルリ
 
 

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